食欲がない
なんとなくお腹がおかしい
頭痛がする
これは身体からのSOS。
「ちょっとお休みしたい」という身体からのメッセージではないでしょうか。
そんな時にぴったりの万能ドリンクをご紹介します。
玄米スープはあらゆる不調を解消してくれる、生命のエキス
玄米スープとは、炒った玄米を煮出して漉しただけの簡単なもの。
これが弱った身体にスーッと染み込み、あらゆる不調を改善してくれる優れものです。
どんなに玄米が優れていても、噛めなかったり胃腸が弱っていると上手く吸収できません。
吸収できないものはいくら摂っても身体の負担でしかないのです。
母乳さえ受け付けない身体が吸収した魔法のスープ
玄米スープの凄さを初めて知ったのはもう30年以上も前のこと。
知人の子供が口にしたものを全て吐いてしまい、病院でも原因不明と言われて点滴しかしてもらえず途方に暮れて相談にやってきました。
母乳を飲んでも吐いてしまうのでいつもは丸々として元気いっぱいだった子が痩せてげっそりしています。
唯一胃が受け入れた玄米スープ
子供は味がないと飲んでくれないので苦肉の策として味付けのためにほんの少しの粉ミルクを玄米スープで溶き冷まして哺乳瓶で与えてみました。
すると、母乳さえ受け付けなかったのにこの玄米スープだけは吐かずに収まったのです。
これには皆びっくり。
改めて玄米の威力を知った出来事です。
玄米スープこそ飲む点滴 万能ドリンクとしておすすめ。
健康な時には消化良く炊いた玄米を食べれば問題ありません。
ですが、身体が弱った時には玄米を噛んでも吸収できないのです。
噛むことさえ出来ないほど弱ってしまうとどうしても点滴に頼るしかないと思ってしまうものですね。
そんな時、玄米スープにすれば無理なく吸収でき、身体がみるみる生きる力を蘇らせます。
玄米スープこそ飲む点滴にふさわしい万能ドリンクなのです。
作り方はとても簡単。
炒り玄米さえ用意しておけば、すぐに煮出して飲むことが出来ます。
玄米スープの作り方 約1カップ分
<材料>
・無農薬の玄米 大さじ1
・水 1カップ
・塩 少々
<作り方>
1.玄米を弱火で香ばしくきつね色になるまでゆっくり炒る。
2.鍋に炒り玄米と水を入れ中火にかける。
3.沸騰したら弱火にし、10分煮出して塩を加えすぐに濾す。
炒り玄米はある程度の量をまとめて作って保存しておくと便利です。
煮出した後はすぐに濾さないと玄米が水分を吸ってお粥になってしまうので気をつけましょう。
体調不良の時ばかりではなく、母乳が足りない時の補いとしてまた子猫や子犬のミルクも玄米スープで溶いてあげると元気に育ちます。
また炒り玄米は保存が効き、そのまま食べることが出来るのでおやつや非常食としても役立ちます。
白米と一緒に炊き込めば、香ばしい炒り玄米ご飯の出来上がり。
玄米ご飯が苦手な方にも抵抗なく召し上がっていただけます。
スープを取った後の玄米は、捨てずに利用しましょう。
パンやクッキーに混ぜたり、お好み焼きなどに加えてもいいですね。
炒り玄米パンの作り方 2個分
<材料>
スープを煮出した後の玄米 1回分(30g)
玄米甘酒 30g
強力粉 100g
アルミフリーのBP 小さじ1
自然塩 ふたつまみ
水 1/4カップ
刻みくるみ(ロースト) 10g
<作り方>
1.ボールにくるみ以外の材料を全て入れてよく混ぜ、なめらかになるまでこねる。
2.なめらかになったらくるみを加えて混ぜ、2等分する。
3.それぞれ丸めて調理バサミで切り込みを入れ、天板に並べる。
4.180℃に予熱したオーブンに入れ、12分焼く。
<玄米スープの効用>
・食欲不振
・栄養補給
・利尿
・解熱
・吐き気
・胃腸虚弱
・母乳の補いに
・疲労回復
・病中病後の保健飲料として
その他、身体のあらゆる症状におすすめします。
子供は玄米スープそのままだと飲みにくいので、無農薬のりんごジュースと混ぜてもいいですね。
吐き気を止める時には
・常温または冷やす
・塩気を強くしない
これがとても大事です。
温かいものや塩気は吐き気を誘発しますので、気をつけましょう。
これは飲んでもらう方に聞いて冷たいのがいいか常温がいいか判断してくださいね。
ご本人が身体に必要なものをちゃんとわかっているので聞くのが一番です。
くれぐれも嫌がるものを無理に飲ませることのないようにしましょう。
利尿にも塩気を強くしないことがポイントです。
最後に
疲れが一気に出て体調を崩すこともあるかと思います。
そんな時にはお薬や病院に頼る前にぜひ玄米スープをお試しくださいね。