精神障害に関して人々が最も騙されていることの一つに「精神病の原因は脳にある」というものでしょう。
精神医学はこれまで常に脳を標的にしてきました。
彼らは脳神経を切り刻みました
彼らは脳に直接劇薬を流し込みました
彼らは脳に高電圧の電流を流します
彼らは脳に作用する化学物質(精神薬)を投与します
彼らは脳に電磁波を当てています
彼らは脳に電極を埋め込んでいます
しかし、どうでしょう?
これまでこれらの実践が一度たりとも患者の治癒につながったことがあったでしょうか?
脳は実在する器官であり、確かに神経や内分泌系を統括する重要な働きをしていますが、思考や記憶、行動と脳の構造との関係はほぼ相関性がありません。
ポジティブなな思考の脳、ネガティブな思考の脳
記憶力の悪い脳、良い脳
躁の脳、うつの脳
落ち着かない脳、のろまな脳
…
そんなものはどこにもありません。
よく認知症は脳の萎縮が認められる…と言いますが、では脳が委縮している人は全て認知症(…と言われる状態)になっているでしょうか?
セロトニンが…
ドーパミンが…
ノルアドレナリンが…
などと言いますが、確かにこれらの物質が内分泌系にあってそれ相応の働きをしていることは確かですが、ではセロトニンが少ない人は皆「うつ」の状態になるのでしょうか?
なんでもかんでも「脳のせい」にしてしまうというのは実に愚かなことです。
自分の悪行を吐露し、それに対して謝罪や償いをして周囲の人の信頼を取り戻した人が、あっという間に晴れ晴れとした顔つきになることもしばしばです。
もしセロトニンが…というなら、セロトニンはそうした思考や行動の後に分泌が変わったとのです。セロトニンの分泌が高まったから吐露したわけではありません。
精神病=脳の病気 実に滑稽な考え方ですし、ここに基本を置く限り1万年経っても人間は精神病を克服することができないでしょう。
◇精神科と一般医療の違い
精神科に一度入院すると平均300日以上出てこれない
精神科では死ぬはずのない病気で年間25,000人ほど死んで退院している
精神科では「治療に成功した事実」がほぼない
精神科の病名は「投票」で承認される
精神科では「検査」がない
精神科には「検査機器」は必要ない
精神科には「客観的診断」がない
精神科は「憶測・推測・口から出まかせ」で診断できる
精神科では自分たちが扱う「病名を定義できない」
精神科に於ける治療には「拷問」が含まれる
精神科は自分たちが「扱うべき存在(つまり精神や心)」がなんなのか知らない。
精神科には「治癒基準」がない
精神科は自分の思い一つで人々を「患者にできる」
精神科は「強制的に入院」させることができる