皮膚は内臓の鏡                                森下敬一


皮膚は「内臓の鏡」と、昔からよく言われてきました。

血液をきれいにし、特に腸、肝臓、腎臓機能を高め、大敵である便秘を無くすことで、若々しい肌が保たれ、快適な毎日を送ることが出来るのです。

 

<皮膚は内臓の鏡である>

人が美容に強い関心をよせるようになるのは思春期の頃からだろう。

だが、皮肉なことに、この時期には、ニキビや吹き出物が出やすいのは、内分泌腺の活動が旺盛になり、皮膚分泌腺の機能も昂進するから、と一般にはいわれている。

確かに皮脂の分泌が過度になれば、皮脂にホコリや剥離した上皮、汗などが混ざって皮膚を汚したり、細菌の繁殖を促したり、脂腺の口をふさいで皮膚の代謝を阻害することも大いに起こり得る。

が他に、もっと根本的な原因がある。つまり、腸内の腐敗や便秘などによって生じた毒素が血液を汚しているということである。

 

皮膚は内臓の鏡といわれるように皮膚障害の根底には、内臓、ことに腸、肝臓・腎臓機能の障害を認めることが多い。

そのうちでもとくに問題となるのは便秘だ。

ハダのきたない人、ハダにつやのない人、ハダの荒れやすい人、ひどいニキビが中々治らない人などは、必ずといってよいほど、みな便秘症状を呈している。

 

この便秘を治さなければ、ハダの障害を治すことはできない。便秘をすると、腸内に停滞した糞便は、細菌の繁殖の絶好の温床となる。繁殖した細菌は毒素を分泌するが、これは腸壁から血管に送り込まれて、血液を汚し、神経を刺激し、細胞の新陳代謝を阻害して、ニキビや吹き出物をはびこらせる原因をつくる。

緩下剤は、やむを得ない場合以外は使用しないで、便秘などを引き起こさないような体につくりかえなければならない。胃腸障害も美容上、大きなマイナスとなる。暴飲暴食、甘いものや冷たいものの取り過ぎ、腹部の冷やし過ぎなどによって、胃腸機能を弱めると、栄養分とくにビタミンの合成および吸収が不十分になり、ハダが脂性に傾いたり、その逆の乾性になったりする。

 

さらに、肝臓機能も美容と密接な関係がある。肝臓に障害があると、皮膚炎や湿疹、ジンマシン、シミなどができやすくなる。

これは、肝臓の解毒作用が弱められて、汚れた血液が全身を回る事によるのである。

この他、血液性状に悪影響がおよぶので、腎臓や膵臓などに障害があっても、多かれ少なかれ皮膚障害をおこすこととなる。このように血液と美容とは深い関わりあいをもっているものだ。その中でも一般に多くみられる血行障害に基づく美容障害についてみてみよう。

 

<血液と美容とのかかわりあい>

第一にあげられるのが冷え症による美容障害である。

皮膚の色が青白く、手や足が氷のように冷たくなり、夜ふとんに入ってからいつまでも足が温まらず寝つかれない、夏でも腰が冷える、などという悩みをもっている人は、たいてい冷え症である。

 

冷え症というのは正式な病名ではなく、虚弱体質者や神経質者、および種々の病氣の際にあらわれる一つの症状である。その原因としては、心臓などに障害があり、全身の血液循環が悪くなっている場合、局部にうっ血がある場合、内分泌系に異常がある場合、さらに、内臓に欠陥がある場合などが考えられる。

冷え症で何らかの美容障害のある人は、保温に十分注意するとともに、冷え症自体を根本的に治してしまわなければならない。

 

第二に赤ら顔。これもやはり血行障害によるものである。

ドス赤い顔は、とくに皮膚にきている血管の末梢部分に、血行の渋滞が起こっているものである。紫がかった赤ら顔は静脈のうっ血が原因。

これらは皮膚面だけの血行をよくしようとしても効果はない。赤ら顔の人は、一般に内臓とくに心臓が弱く、虚弱体質者のことが多い。

顔全体ではなく、頬、鼻など部分的に赤くなる人もある。

頬が一時的にではなく、常に紅をさしたようになる、いわゆるりんごのほっぺをした人がいるが、これは喜ばしい現象ではない。皮膚の毛細血管を流れる血液の色が透けてみえるためで、血液のながれがスムーズでないときなどに起こる病的症状なのだ。

 

鼻の部分だけ赤くなる「赤鼻」は、軽度の場合は血管がうすく浮いてみえる程度だが、症状が進むと毛穴は開き、皮脂の分泌も多くなり、毛細血管が大きくうねって見えるようになる。

さらに症状が進むと、血管の小さなコブができたり、鼻の形が変わるようなことにもなる。いずれにしても根本原因は、胃腸障害、生理不順、便秘などによって血行が妨げられるところにある。

その他、毛細血管が浮き出て紫や青みがかった色をし、その部分がはれぼったくなっていたり、冷たくなっていたりするなどの症状の場合は、いずれも皮膚の血行が悪いために起こるのである。

 

保温、マッサージを心がけるとともに、全身の血行をスムーズにし、新陳代謝を促す、根本的な療法をほどこさなければならない。

 

<ほんとうの美容食とは>

一般に「美容食」というと、白米少量に生野菜をたっぷりとること、と誤解している人もいるが、このような食事内容では、一時的にはともかく、遅かれ早かれ必ず健康障害を起こす。

健康美を生み出すためには、胚芽成分が不可欠だから、胚芽の含まれた穀物(玄米、玄麦など)を主食としなければならない。また、生野菜は必ずしも美容効果をあらわすとは限らない。体質に合わせた副食の摂り方を工夫することが重要だ。

もちろん血液を汚す動蛋食品(肉、卵、牛乳)は、美容の大敵である。

肉食を多くしている人は、皮膚のキメが荒く、脂ぎってうすぎたないハダをしている。

肉類は、想像をはるかに上回る多量の老廃物や毒素を含んでいる。動物は、屠殺されると意識を失うが、全組織が完全に死んでしまうのは、それから数時間あるいは数十時間たってからのこと、つまり、その間には代謝をおこなっている組織もあるわけで、当然、代謝産物(老廃物・毒素)も生じる。

 

だが、生きている時なら体外に排出されるはずの、この老廃物や毒素は、すべて体内(血液、筋肉)にそのまま残されてしまう。肉の「うま味」といっているのは、ほかならぬこの毒素、老廃物なのである。

そのうえ、肉の蛋白質自体も、我々の消化管ではうまく処理できない。

それで、尿酸、硫酸など各種の有害な酸類を生じる。それが血中に入って全身を巡り、筋肉や血管を硬化させたり、肝臓の解毒作用及び腎臓の排泄作用を減弱させたりする。

これらはすべて、美容上のマイナスとなってあらわれることはいうまでもない。

 

筋肉をつくっているのも蛋白質、皮膚をつくっているのも蛋白質、したがって美しいプロポーションづくり、魅力的な素肌づくりには、良質蛋白を十分に補給する必要がある..などという、根本的に誤っている現代栄養学式美容論に惑わされてはならない。

本当の美しさを生み出してくれる食物は何かということは、生理機能を正常化させる原理をふまえてこそ初めてわかるものだ。

 

すべての臓器器官が正常に機能するのに不可欠なものは何かといえば、きれいな血液である。きれいな血液をつくる、すなわち血液性状を正常化するために必須不可欠なことは「玄米・菜食」中心の食生活をおこなうことである。

玄米・菜食の原則は、玄米を主食として野菜、海藻、魚貝を主とした副食を摂ること。

それに加えて白米・肉食による血液の汚れや、内臓の疲れを解消する健康食品(胚芽・葉緑素・酵素など)及び薬草茶(ドクダミ、ハトムギなど)もぜひ活用したい。

 

ともあれ美容効果をあげるためには、浄血作用の強い食品を積極的に利用することが大切だ。具体的にいうと便秘を解消し、腸内細菌叢の正常化をはかって、ビタミンの合成作用を高める食品、血液中の老廃物の排泄を促し、血液を正常な弱アルカリ性にする食品、色素の代謝をよりよくする食品などだ。

このような観点からみた美容食品をいくつかあげてみよう。ただし極力、季節季節に出回る自然の食品を利用することだ。

 

<浄血作用の強い美容食品>

ソバ......

成分中のシスチンは、硫黄の入ったアミノ酸で、肌につやと活氣を与える。

 

ニンジン......

ニンジンにリンゴを加えたミックスジュースは美肌づくりに効果的である。ハチミツで適当に甘味をつけてもよい。

副腎皮質ホルモンの働きを活発にして皮膚を寒さから守り、シミや肌荒れ、ヒビなどを防ぎ、肌をきれいにしたり、毛髪のツヤをよくする働きがある。

 

トマト......

肌荒れ、シワ、皮膚に適度な水分を与え、うるおいのある肌にする。

有機酸(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸など)を多く含み、これと、ビタミンA、ビタミンCなどが相まって、皮膚の新陳代謝を促し、シミやシワを治す。また、トマトの汁で洗顔すると肌がきれいになる。

 

キュウリ......

カリウムが多く含まれる。カリウムは体内にある過剰のナトリウムを排出する。

それと同時に、体内の老廃物も排出するので、血液はきれいになる。

また、キュウリは皮膚の水分を保ち、肌荒れやシワなどを防いで、肌をなめらかにする。

おろし汁は化粧水として用いるとよい。

 

キャベツ......

クエン酸、コハク酸、リンゴ酸などの有機酸が含まれる上に、各種の酵素も多く含まれている。そのため、消化作用を盛んにし、老廃物の分解を促し、血液をきれいにする。

シミ、吹き出物なども取り除かれる。

 

ホウレンソウ......

ビタミンAを豊富に含んでいるので、皮膚の抵抗性を強化する。

皮膚の過敏性を治し、肌荒れやニキビをなくす。

繊維は腸の蠕動を盛んにする。

 

レンコン......

血管の弾力性を強くし、末梢への血行をスムーズにして、皮膚の新陳代謝を盛んにする。

そのため、吹き出物やシワの解消に著効をあらわす。

また鎮静作用があるので、イライラは治まり、安眠でき、疲れもとれ、肌にハリがでて、若々しくなる。

 

シイタケ......

ビタミンBを含んでおり、腸をととのえ、便秘を治すので、肌をきれいにする。

シイタケに多く含まれるナイアシンは、肌荒れを防ぐ効果が大である。

 

ゴマ......

リノール酸、ビタミンEを含んでいるため健康と美容のキメ手である「玄米・菜食」の効用を、いっそう確実なものにする。

とくに黒ゴマには毛髪を豊かに、ツヤをよくする効果もある。

 

クルミ......

昔から「貴族の美容食」といわれてきた食品。

果肉の約パーセントが脂肪で、そのパーセントがリノール酸。

リノール酸は新陳代謝のアンバランスを正し、血液を浄化する作用をもっているので、常食していると、皮膚はつやつやしてくる。

 

他に、トウモロコシ、ピーマン、ゴボウ、フキ、セロリ、シソ、セリ、カボチャ、海藻などが有効である。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

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