生活習慣病は、じわじわと忍び寄る慢性疾患です。
日常生活で不規則かつ偏った食生活、運動不足、過度な飲酒、喫煙、ストレスなどが、長年積り積もって肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症(これら4つを称して「死の四重奏」ともいいます!)、他に心疾患・脳血管疾患・がんなどの病気を発症するのです。
アメリカのペンシルべニア州のペンシルベニア大学の卒業生が43歳になった時点で調査開始し、2年ごと生活習慣の影響を調査し続けた結果、驚くべき結果が出たのです。
その結果とは、「喫煙せず肥満がなく定期的運動をしているグループと、喫煙し肥満で運動しないグループとを比較した結果、明らかに自立度に差があり、高齢になるほど顕著な差が出る」という報告が出されました。
1.ファーストフードなどの高カロリー・高脂質食品
ハンバーガーチェーン店、牛丼店、ラーメン店などを毎日利用している人は、高カロリー・高脂質の食べ物を摂取しているので、成人病になる可能性がとても高いのです。少なくとも毎日を一日おき、さらには週1回ほどに減らすのが理想です。
高カロリー・高脂質食品を多く摂ったときは、後でも良いので食物繊維・ビタミン豊富な野菜類を多く摂取してうち消すようにしましょう。
2.高塩分食品の過剰摂取
塩分の摂りすぎは生活習慣病の原因となる血圧上昇につながります。厚生労働省の最近の塩分摂取指針は6g/日と大変厳しい数値になっています。この指針通りの塩分だと味気ないと思う人が多いですよね。
でも頻繁に外食、市販総菜を利用すると、塩分摂取指針の10g/日を簡単に超えてしまいます。
よく食塩が少ない、あるいは薄味だと食べた気がしないといった意見がありますが、コツは本物のダシ(昆布・鰹節・煮干しなど)に置き換えることと、慣れなのです。そういった観点からも和食を非常にお勧めいたします。
3.過剰な加工食品摂取
市販の加工食品は、ご飯が進むように、どうしても味が濃く作られています。
また市販パスタなども主食として若者が好んで食べるメニューですが、ソースによっては塩分・カロリーが非常に高く、内臓に大きな負担をかけます。特にクリームパスタなどに使われるソースは、高カロリーです!
毎日加工食品を摂取すると塩分・カロリーの過剰摂取になり、生活習慣病を誘発する原因になります。
4.「外食づけ」の食生活
牛丼、ラーメンなどの外食料理には野菜がほとんどなく、決してバランスのとれた食品ではありません。
またコンビニやスーパーの総菜を買って自宅で毎日食べると、ご飯は進みますが味が濃い(塩分多め)ので、塩分過剰摂取でカロリーオーバーになりやすくなります。生活習慣病予防の観点から良い食生活とはいえませんね。
外食が続くときは別途野菜類・食物繊維をジュース・場合によってはサプリメントなどで補うことを頭にいれておきましょう。
5.肉類中心の食事
日本人の昔からの食事には肉はほとんど口に入らず、ぜいたく品でした。しかし現代では安価な輸入肉が店頭に並ぶようになりました。簡単に外食・内食いずれでも簡単に調理でき、魚と違って廃棄部位がないので好まれます。
しかし肉の脂は融点が高く、生活習慣病の原因である血中コレステロールを上げる原因となります。
肉類を摂るときは必ず後でも良いので食物繊維・ビタミン豊富な野菜類を多く摂取することを心掛けねばなりません。
また40代を過ぎたら「成長よりは現状を維持する」ことに重点を置いて、肉類より魚、特に赤身・青魚を摂るように心掛けましょう。
6.スナック菓子・甘味菓子類・人口甘味飲料の過剰摂取
食事代わりにスナック菓子・人口甘味飲料でお腹を満腹にする若者が大勢います。これを長期間に渡って続けると間違いなく生活習慣病(肥満)になります。
またバタークリームたっぷりのケーキ・アイス類は高カロリー食品なので肥満に繋がります。40代という高齢になってもこの種の習慣が抜けない人は、若い時より体の代謝力(エネルギーの消費力・消化力)が落ちていることに気づかねばなりません。
7.肝臓に負担をかける過度の飲酒
40代は会社勤めをされている方にとっては最もストレスの多い年代ではないでしょうか。
ストレス発散を飲酒に求め、毎日深酒で飲みつぶれるようですと、生活習慣病になっていきます。さらに過剰なアルコールは肝臓に大きな負荷をかけてしまい肝臓がんにつながる恐れがあります。
最悪なのは飲酒時に喫煙を繰り返す40代の男性が多く見られることです。喫煙はたばこを吸う本数と肺がん発症率が比例するともいわれるくらいで、生活習慣病発症の最悪のパターンです。
生活習慣病は、働き盛りでストレスの多い40歳を過ぎたころから注意しなければなりませんよ!
コレステロールや血圧や糖尿病や尿酸の薬を飲んではいけません。
こんなものは食事で治すしか方法は存在しないモノであり、そもそも治す必要がない=基準値が間違っているということをまだまだほとんどの人が知りません。
コレステロールは副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの原料になる重要栄養素、これをわざわざ下げるとか病気になりたいと公言しているようなものです。
このコレステロールが悪役というのは医学界と製薬業界とマスメディアによる嘘丸出しのマーケティングに過ぎません。
コレステロールが上がっても動脈硬化リスクはほとんど上がりません。
まったく変わらないというデータもあります。
ではなにが問題かというとコレステロールが下がれば下がるほど、癌、感染症、老人の自立度低下などがおこるのです。
一番癌にならないのは無制限にコレステロールが高い人々であり、総合的にいうと年齢により上がっていくこと、240~280程度の人が最長寿と推測されること、85歳以上の高齢者で一番長生きしたのはコレステロール値が高い人たちであることがわかっています。
つまり現行の220以下が正常というのは?であり、一番死にやすい数字であるとさえいえるかもしれません。しかもコレステロールのクスリ自体が非常に発ガン性が高い毒物です。
血圧も同じです。
以前は高血圧の基準は160/95でこれでも要注意でしたが、こっちが本当の意味でよい基準でした。
血圧も同様で年齢が上がるにつれて上がるのが正常であり、血圧を下げて良かったことは心筋梗塞が少し下がったことくらい、血圧が下がると癌、感染症、老人の自立度低下などがおこります。
昔は年齢に90を足せと教えたそうですが、私は年齢に100を足せとよく指導します。東海大学の元教授で日本総合検診医学会評議員でもあった大櫛陽一氏は性別、年齢別の正常値を設定しています。
私はこの表をよく参考にさせてもらっていますが、これでいうと血圧は170くらいまでOK、コレステロールも260~280くらいまでOKなのです。
また代表的な降圧薬はカルシウム拮抗薬とARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)も、癌の発生率を増します。
またカルシウム拮抗薬が長期的には心不全を増やすこと、ARBが心不全に使われた場合も突然死が起きることも分かっています。
尿酸なんてますます食事療法すれば済むものの代表格であり、糖尿病は糖質制限、もしくは断糖するに勝るものはありません。
粥状動脈硬化の主たる原因はコレステロールではなく、糖とトランス脂肪酸と塩素になると思われます。
飲料に多く含まれるフルクトース(果糖)は約10倍グルコースより糖化反応を起こしやすいこともわかっています。
ただ、もし糖尿の薬を飲んでいる方がいてもいきなりやめないで、相談できる治療家などと徐々にやめていく必要はあります。
これはインスリン注射でさえもそうであり、内服糖尿病薬の弊害とインスリンの弊害についてこれから説明します。
糖尿病のクスリにはいくつか種類があり、基本は血糖降下剤、血糖吸収抑制剤、インスリン抵抗改善剤、インスリン注射などに分かれます。
血糖吸収抑制剤はもっともマイルドな作用ですが、これなどちょっと食事を変えるだけでよくなるレベルなので、まったく飲む必要がないものです。
SU剤はもっとも使われてしまっている血糖降下剤ですが、低血糖症やアシドーシスなどの副作用は添付文書にも掲載されていますし、ほかの弊害もたらします。
たとえばある研究ではSU剤を使用したグループと使用しないグループで、前者で心筋梗塞が増えるという皮肉な結果になりました。
またビグアナイド薬はインスリンを出すβ細胞の働きを抑える作用があり、とてもお勧めできる薬ではありません。
このような血糖降下剤はインスリンを無理やり出したり無理やり抑えたりしているのであり、原因(糖質過剰、炭水化物過剰)を除去せず対症療法していれば、一時的に良くなっても必ずますます悪くなってしまうのです。
グリタゾン剤は抵抗改善剤に属しますが、代表格のクスリであるアクトスは心不全や心筋梗塞が増えることが判明しており、骨折しやすくなる事や膀胱癌が増えることがわかっています。
とてもではないが使えるクスリではないのです。
インスリン注射については全否定は難しいところがあります。
よく糖尿病には二種類があり、1型糖尿病と2型糖尿病があるといわれます。
1型とは膵臓のβ細胞が破壊された糖尿病をさし、以前はインスリン依存型糖尿病などといわれていました。
こちらはなかなかインスリンなしでは難しいのですが、2型糖尿病の場合はインスリンを使う必要はまずありません。
インスリンを使うタイミングがあるとすれば、高血糖でこん睡している救急疾患の方たちなどになると思います。
非常に悪い糖尿病の数値の方でもインスリンを使わず改善させることは可能です。
それには断糖が必要ですが自分だけでは行わず、必ず分子整合栄養学などを学んだ方とともに行ってください。
なぜインスリンを使わないほうがいいかというと、これはあらゆるホルモン全体に言えるのですが、インスリンを打ってしまうことで身体がインスリンを産生しなくなってしまうからです。
これは脳ホルモンでも甲状腺ホルモンでも性ホルモンでも同じことが言えます。
それだけでなくインスリンは劇薬のため、低血糖やアシドーシスや昏睡ももたらしやすいクスリであり、やはり糖尿に代表される生活習慣病は食生活の改善でよくすることが重要なのです。
日本人の男性の62%、女性の46%が、がんになります。年間85万人ががんに罹り、年間36万人以上ががんで亡くなるというデータは皆さんご存知のこと。
言い方を変えればほとんどの人ががんにってしまうということです。
薬は体温を下げ、免疫力を低下させます。
ですから、免疫力が何より必要ながん対策に、薬を使用するというのは、賢い選択とはいえません。
例えば抗がん剤というのは、4週間でがん細胞が小さくなったら「効く」と定められています。確かにがん細胞だけを見れば、小さくなったかもしれませんが、その他の正常細胞がどうなっているのかについては、見ていないのです。
腫瘍の消失が4週間以上続いた場合を「完全奏効」といいますが、目に見える範囲での腫瘍の消失ということで、目に見えないがん細胞が残っている可能性はあります。 完全奏効という判定になっても、その後もその状態が保証されるわけではありません。
また、胃のすぐ後には免疫工場の腸が控えています。強い薬を服薬すれば、腸で吸収される際に大切な免疫細胞を破壊していくことでしょう。
抗がん剤治療は薬剤が全身に行き渡るため、画像検査などで確認されていない微小な病変に対しても、効果を発揮してくれるという長所があります。しかし、抗がん剤を投与する必要のない臓器までがダメージを受け、全身の副作用となって現れるというデメリットもあるのです。
抗がん剤の主な目的は「がん細胞の増殖を抑える」ことです。やはり薬の目的は「抑える」がメイン。
「治す」ではないのです。大抵の場合は成果を上げるために、手術や放射線治療と併用することになります。
がん細胞だけに働く薬の開発がさかんですが、現在のところ副作用のない薬はありません。
がん細胞だけを攻撃してくれればいいのですが、薬は正常な細胞も同じように攻撃してしまいます。
そのため「体力が弱っている」と抗がん剤を使いにくい、というのは、なんだか皮肉な話です。
薬は身体中の免疫を抑制し、さまざまな副作用を起こします。吐き気や痛みが原因で食事がとれなくなり、さらに免疫力が低下するという悪循環に。
実際にがんそのもので亡くなる人は少なく、抗がん剤の使用による免疫力低下が原因となって「肺炎」や「多臓器不全」を起こして亡くなる人が多いのです。
あるいは、ただの風邪で亡くなる方も。それほど、抗がん剤というのは強力なのです。
代表的な抗がん剤がどんなものであるかを覚えておきましょう。
使用するかしないかについて冷静な判断をするためには、薬そのものについての知識が必要だからです。
免疫抑制剤
がん治療だけでなく臓器移植の場合にも、拒絶反応を防ぐために投与されるのが免疫抑制剤です。実はこの免疫抑制効果により、がんの再発率が数十倍、高くなるのです。
分子標的薬
分子標的薬とは、がん細胞に特徴的に発現しているタンパク分子を標的とし、これらの作用を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制する抗がん剤です。
これまでの抗がん剤と異なる点は、標的となる分子が明確になっていること。がん細胞を選択的に攻撃すると考えられています。
副作用が少ないと期待されていましたが、標的分子は正常細胞にも一部存在するため、従来型の抗がん剤とは異なる薬剤性肺炎などの重大な副作用もみられます。
ホルモン剤
人間の生殖器にできるがんは、性ホルモンを受け取って増殖する場合があります。このようながんには乳がん、子宮がん、卵巣がんのほか、前立腺がんなどがあります。
ホルモン剤は、性ホルモンの働きを妨げるなどによってがん細胞の増殖を抑制する抗がん剤です。
ホルモン剤はがんの増殖に関係するホルモンを抑制する働きのため、がんを殺すというよりはがんの増殖をとめる抗がん剤といえます。
したがってホルモン剤のみでがんが完全に治癒する可能性はありません。
しかし、病状を改善し、がんの進行を停止させたり遅らせたりすることができるようになります。また、他の抗がん剤のような強い副作用もありません。そこで、ホルモン剤は、手術前や手術後の補助療法として、しばしば用いられています。
ホルモン剤は性ホルモンのはたらきを抑えるため、女性では更年期障害の症状が現れます。また男性には精力や性欲の減退などがみられます。
手術、放射線療法にも副作用がある
健康保険が適用になる標準治療(外科手術、放射線療法、抗がん剤)は、「がんを攻撃する」ことを目的としています。
目に見えるものを取り除いたり、叩けばいい。それが、がん治療の基本的な考え方でした。
ところが、生き残った目に見えないがんはあっという間に勢いを取り戻し、全身に広がります。
がんを叩いても、体内でがんを抑える免疫システムにも打撃を与えてしまったら、結局がんの勢いをとめることはできないのです。
外科手術は分散してしまった微小がんには対応できません。放射線も全身照射はできません。
手術は正常組織も取り除く
手術では、がんとその周囲のリンパ腺を、その周囲の正常組織を含めて切り取るのが通です。
がんの取り残しを防ぐためです。正常な組織までとってしまうので、当然身体は弱ります。
高齢者のがんの場合、手術が避けられる傾向にあるのはそのためです。また、転移しているかどうかは、完全にはわからないので、手術をしても再発することはもちろ んあります。
放射線療法
放射線療法は、放射線を照射した部位に対してしか効果を期待できないものの、副作用もまた局所に限定されることが多いというメリットがあります。
しかし放射線療法では、活性酸素を発生させてがんのDNAを破壊するため、呼吸が浅く酸素供給ができない、血流が悪く酸素を循環できないなどの低酸素の環境では、がん細胞を十分に破壊することができません。
手術、放射線療法いずれの場合も、再発や遠隔転移となれば、基本的な治療法として抗がん剤を使うしかありません。
ところが伝統的な抗がん剤である化学療法剤は、薬剤耐性を招き、効果がなくなるときがきます。
さらに免疫系に打撃を与え、結果的には、がんの増殖を加速させることになります。
手術をしても、放射線治療をしても、がんは再発する
手術をしても、放射線治療をしても、生活習慣を改めない限りがんは再発します。
なぜなら、がんは「自分の細胞が変化」したものだからです。がんの元は、自分が持っているのです。
がんになったのは、今までの生活習慣ががんを発生させるものだったからです。
ですから、手術や放射線で百パーセント腫瘍を取り除けたとしても、また新たながん細胞が生まれてしまいます。生活を変えない限り、がんから逃れることはできないのです。
末期がんで見放された方が助かることがあるのはなぜか
テレビや本、周りの人たちなどから、「末期がんが治った」という話を聞いたことはありませんか。実際にそういうことは、よく起こります。
なぜなら、末期がんでお医者さんから見放された人々のうち、一定数が薬を使わずに、自宅で好きなことをして余生を楽しむ生活を選ぶからです。
そのため、抗がん剤や手術による免疫力や体力の低下をまぬがれることができるだけでなく、残された時間を存分に生きようという気力が免疫力をアップさせるのです。 これらの相乗効果が「末期がんからの生還」というストーリーにつながるのだと思います。
若いお医者さんに、年配の人が「助けてください」とすがりつく。がんのときにはよく見られる光景ですが、あなたのがんを治すのは、他人ではなく自分自身。
医師に頼っているうちは、本当の意味でがんを克服することはできません。
自分の命は自分で救うことができます。なぜならがんを本当の意味でやっつけてくれるのは、ご自身の免疫力だからです。
生活習慣病の大敵がストレスであるように、がんの大敵もストレスです。
ストレスは自律神経と深く関係しています。私たちの脳には「脳幹」という蛇やトカゲも持っている原始的な脳があり、ここが自律神経を司っています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、これらが作用しながら私たちの生活を支えています。
交感神経はいわば車のアクセル
緊張が必要な昼間はこの交感神経が優位なため、私たちはバリバリ仕事をしたり、子育てを頑張ったりできるのです。
この状態のときには、リンパ球は少なくなります。
夕方から夜になると、ブレーキにあたる副交感神経が優位になり、私たちを眠りへと導いてくれます。
この時、リンパ球は増えてくれるのです。
ストレスは緊張にあたりますから、ストレスがあるということは交感神経が優位な状態です。
夜中2時まで仕事をしているといったようなことが続けば、私たちの身体はいつも交感神経に支配されることに。免疫細胞リンパ球もずっと低いままというわけです。
生活習慣病は薬を飲んでも完治しない病と言われています。
患者自身が生活習慣を変えて治すしかない不治の病と言われています。
癌・高血圧症・糖尿病・動脈硬化症・心筋梗塞・脳卒中等の生活習慣病は治癒のための治療法がありません。
今や、世界の先進国の死因の8割以上を占めるようになりました。
生活習慣病予防のため、
「運動しなさい」
「塩分や脂肪やコレステロールの摂り過ぎに気を付けましょう」
等の提言が、マスメディアを通して広報されています。
それにもかかわらず、生活習慣病患者は爆発的に増えています。
生活習慣病を増やしている原因については諸説がありますが、最近では「原因は主食の糖質の摂取にある。糖質依存症にさせて更に糖質を摂取をさせるという悪循環に原因がある」という説が主張されているようです。
生活習慣病は名前の通り、生活習慣を変えなければ治りません。
「先生、なんとかしてください」
「すべてを先生にお任せします」
そんなお任せ医療では生活習慣病は治りません。
・薬で血圧をコントロールする。
・薬で血糖値を下げる。
・薬でコレステロール値を下げる。
・薬で癌を縮小させる。
これらは可能です。
しかし、生活習慣病は完治しません。
生活習慣を見直して、病気の原因となっている生活習慣を変えない限り、薬で症状を抑え、対症療法で延命させることはできても、完治はしないと言われています。
生活習慣病と呼ばれるのは、原因が生活習慣にあるからです。
ストレス・食事・運動・考え方・家庭や職場での人間関係・・・
患者の生活そのものに病気の原因があるからです。
すべての物事には原因があって結果があります。
患者の生活習慣に原因があって、生活習慣病という結果があります。
生活習慣という原因に手をつけず、薬を服用するだけでは、治癒という結果は得られません。
生活習慣病を治すために、医療従事者ができることはそれほど多くないと言われています。
患者や家族にできることが95%で、医療従事者にできることは5%に過ぎないと言われています。
そこで、以下の提言がなされています。
① ストレス・食事・運動等について学習しなさい。
② 生活習慣病は医療機関で治すものではありません。
③ 生活習慣病はお医者さんに治してもらうものではありません。
④ 生活習慣病は薬で治すものではありません。
⑤ 生活習慣病は自らが生活習慣を変えることによって治すものです。
⑥ 今までの常識から離れなさい。
生活習慣病で高脂血症や高血圧や糖尿病などのクスリを飲んでいる人は、ほとんどすべて無駄どころか有害であり、死にたがりです。
高脂血症。
そもそもコレステロールは悪ではなく、ホルモンや細胞の源になる最も重要な栄養素です。コレステロール=悪というのは単なるプロパガンダで、コレステロールが上がっても心筋梗塞や脳梗塞は増えないというデータは数多くあります。
では何が問題かというと、コレステロールは減れば減るほどガンや感染症や認知症になりやすいのです。低いほうが死亡率も増え、年齢にもよりますが180以下の人は220~260の人の2.7倍に増え、40%が癌で死亡します。これは血圧などでも似たような傾向があり、血圧が低い方が同じくガンや感染症や認知症になりやすいです。年齢が高くなるにしたがって血圧は上がる方が、自立性も高くリスクも減ります。
コレステロールに善玉も悪玉もありません。
ではなぜコレステロールがドロドロの動脈硬化のようなイメージがあるかというと、糖分と組み合わさるからです。コレステロールが悪だというより精製された糖分や糖質過剰が悪なのです。それに水道水の塩素なども動脈硬化を助長します。
またコレステロールの薬も高血圧の薬も、それを飲むことで癌の発生率を増し、長期的には心不全を増したりすることもあります。
糖尿病
現代でいう糖尿病の治療薬にはほとんどが価値はありません。
なんと血糖降下薬の一つSU剤は、米国の長期臨床試験で、使用した群の方が心筋梗塞死を増すという結果が出ています。α―グルコシダーゼ薬に関しても、合併症や寿命延長効果を認めた長期試験はなく、はっきりいって無駄と呼んで差支えないです。
そしてグリタゾン剤のアクトスなどは心不全、心筋梗塞、骨粗鬆症、膀胱がんなどが増加します。
ではそのようなクスリを今日からやめればいいかというとそうではありません。
対症療法の生活習慣病薬をやめるとリバウンドで悪くなります。リバウンドのことを伏せて説明するので、血圧やコレステロールのクスリは一生飲まなきゃいけないという嘘が出てきたのです。
だから病院のインチキ食事法など一切信じず、本当の食事療法や根治療法を導入して、それらのクスリをやめるのが一番良いです。
*NPO法人 薬害研究センター 理事長、Tokyo DD Clinic 院長、NPO法人 薬害研究センター 理事長