炭の類まれな性質                         ZuYu


私たち日本人の周りには実に様々な形で炭が活用されています。

石鹸、洗顔、消臭剤、浄水機のろ過材、暖房器具、マイナスイオン発生材料、農業、畜産にまで使用されており、その活用法はまさに「発想次第」と言えるのかもしれません。

 

しかし、炭が持つ素晴らしい効果については、実はまだあまり知られていない面もあるのです。

確かに、炭は様々なシチュエーションで活躍するものであり、最近でも放射性物質の除去などに良いのではという話が出ていたのは皆さんもご存じではないかと思います。

 

では、「炭が病気の治療に活用されているという事実」についてはご存じでしょうか。

身の回りで気軽に手に入るものが、一体どのような効果を持っているのかと考えてみると、なんだか気になってきませんか

 

そこで、今回は「炭が人を健康体へと導く驚異のメカニズム」や「今、日本人が知っておくべき備長炭にまつわる大切なお話」について、ご紹介したいと思います。

 

医師が炭を治療に利用しているって本当、本当です。

炭(いわゆる活性炭)を利用した療法は、実は海外ではチャコール療法と呼ばれています。

また、その数々の事例等については、アガサ・スラッシュ医学博士が「チャコール療法」という自著の中で、記載しています。

 

同医師が提言する具体的な使用方法とは

①炭粉末を服用することで毒素となる物質を吸着・排出させる

②湿布状にすることで皮膚を通じ毒素を吸着させていく

と、2通りのものがあります。

 

これは、患者さまの症状・状態に合わせて、より高い効果が期待できるものを選択していくということでしょう。

 

一方、日本ではいわゆる「薬用炭」と呼ばれる活性炭を、医師が患者さまに処方することもあります。

腸内環境を整える効果が期待できることから、下痢止めや整腸剤として、あるいは治療の難しい慢性腎不全の方へ投与することもあります。

 

また、救急医療の現場においても、劇物等を排出させるために使用されています。

余談ですが、日本の医療現場で使用されているものは「正式な医薬品」として認められており、その原料は炭素に高温を加えて作られた活性炭となります。

 

驚きの記録。致死量の薬剤を炭で排出する実験とは

先ほど紹介した書籍「チャコール療法」にも記載がありますが、1831年に、薬剤師P.F.トゥエリーがフランス医学アカデミーにて、あるデモンストレーションを行いました。

それは致死量の10倍にもなるストリキニーネ(日本では劇薬に指定されています)と、全く同量のチャコールを同時に飲むことによって、死を免れるというもので、もちろん成功を果たしています。

 

炭の吸着力に関しては話題として取り上げら事が多いようですが、まさかここまでの効果があるとは、私自身も最近までは全く知りませんでした。

なお、同書籍には「炭は何十種類もの化学物質や毒素(発ガン物質やガソリン、殺虫剤、ニコチン、ヒ素、放射性物質など)を吸着することが可能」と記載されていることを、改めて付け加えておきます。

 

「炭が持つ本来の力」、ご存じですか

チャコール療法を実践した医師による具体的事例。

では、医師が実践してきた中で、具体的にどのような実績が出ていたのか。

その内容の一部をお伝えしたいと思います。

 

・血液の消化管経由での透析

近年の実験によると、炭は胃や小腸、結腸等より毒性のあるものを取り除くこと、また、血液中の毒物を消化管へ引き戻し、非活性化させる。

 

 

つまり消化管透析ができることが解明されています。

 

・コレステロール値の低下

イギリスのランセット誌に掲載された研究報告によれば、炭は肝臓や心臓、脳など様々な部位に影響を与え、コレステロール及び血糖値を低下さるとのこと。

その際、患者さまは大さじ1杯の炭を、1日3回ずつ飲用されていました。

また、フィンランド公衆国立衛生研究所の研究報告によれば、炭が“ロバスタチン”という薬剤と同等のレベルでコレステロール値を減少させる効果がみられたと示唆しています。

 

・毒物や薬物の吸着

毒性のある薬物(殺虫剤その他)などを飲みこんだ場合には、飲んでしまった薬物の約2倍量の炭を飲ませることにより、体内での毒性を弱める働きがあります。

 

大腸癌、腸閉塞の症状を治めた体験に学ぶ「炭の使用例」

私の周りでは、炭粉末を利用することで腸の状態を改善させた方がいらっしゃいます。

その方は、少し前から大腸がん・腸閉塞の症状を抱えておられました。

血便、ご飯が少量しか食べられない、お腹が張るといった状態でしたが、炭の飲用開始から僅か1-2週間程度で症状が改善し始め、後の検査では癌が消えていました。

 

これは顕著な例であり、にわかには信じがたいことです。

しかし、身の回りで起きた一つの事例として、皆さまにお伝えしておきたいと思います。

 

ちなみに、その方の場合は紀州備長炭の粉末を小さじ1杯程度、コップ1杯の水に溶かし、朝晩1回ずつ飲んでいたとのことです。

 

炭の飲用について、気をつけるべきポイント。

・竹炭や備長炭、麻炭など、様々な種類があります。

ご自身の好みに合わせてお試しください。ただ、安全の為、食用として認められた活性炭を用いてください。

 

・水分をしっかり摂ることは大切です。

炭の吸着力は高く、水分まで吸着します。

そのため、飲み始めた際に少し便秘気味になる方もいらっしゃいます。

炭を飲用するときは、できるだけ水分をしっかり摂るようにしてください。

 

・飲用する量に気を付けること。基本的には飲み過ぎても有害性のあるものではないと考えられています。

しかし、良いからといって飲み過ぎると下痢や便秘など、何らかの不調を感じる可能性がありますので、少量から試されることをお勧めします。

 

・飲用するタイミングは大切です。食事、お薬、サプリメントなどの効果を薄めてしまう可能性があるため、飲用する際には前後2時間程度の間を空けた方がよいでしょう。

 

・飲み始めから2日前後で炭を含んだ黒い便が出始めますが、これは特に異常ではありません。

 

・炭にも色々な種類、品質のものがあります。

できるだけ、原材料や加工に関する情報が明確に分かるものを使用してください。

また、タブレットやカプセルタイプになっているものは、吸着効果が落ちると言われています。

粉末を水に溶かして飲む方法が、もっとも高い効果が得られるそうです(著書、チャコール療法に記載されています)。

 

ちなみに、私はこうやって飲んでいます。

 

小さじ1程度の量。木製スプーンの方が個人的に好みですが、炭がなかなか取れないので注意が必要です。

 

粉末が水に浮くので、浮いた分が少なくなるまで、ゆっくりと混ぜます。

炭粉末はコップにつくので、できるだけ内側が洗いやすいものを使用してください。

 

備長炭にまつわる話。

墨焼き職人は、なぜ健康的に生きることが出来たのか

昔から「炭焼き職人は長生きする」という話が伝わっているのですが、実はこの話に関しては、「炭焼き職人は炭を削って食べる習慣があった為ではないか」とも言われているのです。

 

 

チャコール(活性炭)療法

チャコールの広範囲な利用法

 

福島原発の問題が生じると間もなく、政府は東京都の水道局に、活性炭を通常の4倍の量を投入するように命じました。

この対策からもわかるように、活性炭は放射性物質を取り除く作用があることがわかっています。

このコーナーでは、活性炭がその他どのようなことに役立つのかをご紹介いたします。

 

本文は、米国で最初に活性炭の著書を現わし、また自らの療養所でも多くの患者さんに活性炭を治療に用いている、アガサ・スラッシュ医師の「チャコール」という本から抜粋、要約をしました。

チャコールがこれほど多くの場面で、役立つ事に驚くことでしょう! 

それぞれの項目は、簡単な要約ですので、詳しくお知りになりたい方は、アガサ・スラッシュ著「チャコール」をご覧ください。

 

 

チャコール(炭)の特性

チャコール粒子には多くの割れ目があって表面積が大きく(縦横5㎜のチャコールのかたまりに含まれるチャコール粉末粒子の表面積は1,000㎡にも及びます)、様々な物質、ガス、異物、老廃物、その他の化学物質や薬物などを吸着し、体の浄化器官の強力な物質です。

しかも完全無害です。

 

 

特に活性炭は吸着力が倍増

木や骨を調節しながら燃やした後高温の酸化ガス―蒸気や空気―で処理したものが活性炭です。。

この処理過程で粒子の内側に細かい孔を更に大がかりな網の目状にすることでチャコールの吸着力が倍増する。

20世紀に入った頃に発明されました。

 

驚異的なチャコールの吸着力 ストリキニーネを飲んでデモンストレーション

1831年に、15グラムのストリキニーネ(致死的な服用量の10倍)と同量のチャコール - およそ大さじ3杯 - を飲み込んで死を免れるというチャコールの効力のデモンストレーションを、薬剤師 P.F.トゥエリーが、フランス医学アカデミーを前にして行ったという記録があります。 

 

※ 本文の(  )内の章は、著書「チャコール」に記載されている章です。

チャコール粉末は、コップ1杯の水に溶いて飲みます。本文中ではチャコールを飲むという略記載になっています。

 

毒物や薬物の吸着

子供が誤って毒性のある薬物(害虫駆除剤など)を飲みこんだ場合、薬物の量の約2倍のチャコールを飲ませることで、体内で毒性が弱まります。(5章) 

 

きのこ中毒など

きのこ中毒や重金属中毒、あるいは灯油や軽油、除草剤などを誤飲した場合、チャコールを飲ませます。

上記の毒物が皮膚に着いた場合は、チャコールを水に溶いたものをスプレーします。

毒性が緩和されて、皮膚や体内での有害作用が防げます。(6章) 

 

コレラなどの急性感染症による下痢

成人には大さじ山盛り一杯を飲ませます。

子供には年齢に応じて減量して下さい。

排便の都度チャコールも排出されるので、その度チャコールを飲んで下さい。(7章) 

 

吐き気と嘔吐

成人の服用量は、1回に粉末大さじに山盛り1~2杯です。

子供には年齢に応じて減量します。嘔吐するたびにチャコールを飲みます。

もしチャコールが吐き出されたら、すぐに最初と同じだけの量を飲みます。

たいていは、吐いた直後は吐かないので、そのすきにチャコールを飲んで下さい。(7章) 

 

発ガン性物質

チャコールはメチルコラントリンやベンツピレンなどの発ガン性物質を吸着し非活性化させます。

これらの発ガン性物質は、牛肉ステーキを網で焼くときに、脂肪が焦げるためにできるものです。(7章) 

 

ガンによる貧血

ガン細胞が出す有毒物質は骨髄の機能を低下させます。

その結果貧血になりますが、チャコールは骨髄から有毒物質を吸着し、骨髄の機能が再び活性化して貧血が治ることがあります。(7章) 

 

糖尿病

チャコールは腸内でブドウ糖を吸着するので、血糖降下剤やインシュリンの量を減らすことが可能になることがあります。

また、糖尿病によって生じる血管障害からくる「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」などの合併症の症状を弱める効果があります。(7章) 

 

チャコールによる皮膚への酸素供給

チャコール湿布をすることにより、皮膚から酸素を取り入れる事ができます。

糖尿病患者の壊疽部において、皮膚から直接組織に酸素を供給し、周辺細胞に再生のチャンスを与えることが出来ます。(8章) 

 

腸のガス

腹部にガスが生じて不快感を覚える時にはチャコールは最良の治療法です。

腹部の痛みは大サジ1杯のチャコールを飲むと数分で治まることがよくあります。(9章) 

 

 チャコールの脱臭効果

・冷蔵庫、押入れ、タンスの引出し、ペットの居場所、その他悪臭が発生する場所に、粉末チャコールをカップ半分くらい入れた瓶に、たくさん穴を開けた蓋をして置いておくと、脱臭効果が期待できます。(8章)

 

・口臭:

口臭の9割は口内で生ずるので、チャコール粉末または錠剤を口に含むか、口内でチャコール水を回すとすぐに口臭が消えます。(8章)

 

・腸の悪臭

人工肛門や失禁による悪臭は、チャコール小さじ半分程度を、一日に2~3回、浣腸あるいは経口服用することにより解消できます。(8章)

 

・子宮頸ガンの悪臭

子宮頚部を、500ccの水に大さじ2杯のチャコール粉末を混ぜたものを使って洗浄すると、臭いが容易に和らげられます。(8章)

 

・潰瘍のバクテリア感染の脱臭 

皮膚の各種の潰瘍がバクテリア感染により化膿すると耐えがたい悪臭を出します。

チャコールを穴の開いた容器に入れてふりかけるか、チャコール湿布を施すと、かなりの長時間脱臭できます。(8章)

 

・潜水艦内空気の脱臭やガスマスクのフィルターとしての活用

チャコールは空気中や水中の脱臭にも効果があります。

二酸化炭素を空気中から除去するので潜水艦内の空気清浄化に使用されたり、毒ガス用マスクのフィルターに使用されたりしています。(8章)

 

 血液の消化管経由での透析

チャコールは胃、小腸、結腸から毒物を取り除きます。

そればかりか、血液から毒物を消化管へ引き戻して非活性化する、いわゆる消化管透析ができることが近年の実験から解明されています。(9章) 

 

蚊、蟻、蜂、毒蜘蛛、蛇に噛まれたとき

毒虫などに刺された場合には、即座にチャコールを使用して下さい。

蚊や普通の蟻などに刺された場合には、ガーゼ付絆創膏(バンドエイドなど)にチャコールをつけて貼ります。

毒蟻、蜂、蜘蛛、毒蛇などに噛まれたり、刺し傷が出来た場合には、ガーゼにたっぷりの固練りのチャコールをつけて貼ります。

毒が強いほど頻繁に取り換えます。

また、蜂の大群によって広い範囲が刺され、全身に毒が回る恐れがある時には、すぐに水を張った浴槽にチャコール粉末を入れて全身をチャコール風呂に浸します。(14章) 

 

目、耳、脳膜炎、脳炎の治療

・目の炎症、脳膜炎や脳炎のような症状にはチャコール湿布その他の治療を目に施すことで幾分か好反応を期待する事ができます。

目は脳と密接に関連している組織なので、目の治療は実質的に脳の治療に効果をもたらします。(14章)

 

・顔、まぶた、耳の小胞炎はチャコールの湿布で手当すると効果があります。

耳の痛み( 中耳炎あるいは外耳炎)は耳の外側に合うように形を整えたチャコール湿布で治療することができます。(14章)