気血水のつまり                        山口 りりこ


PMSの方が聞きなれた言葉かもしれませんが、生理の1~7日前にでる不快な症状を月経前症候群といいます。

一般的な病気よりも様々症状がでたり、生理がくるとよくなっていくのが特徴ですね。

 

イライラしたり鬱っぽくなる心の症状や、便秘、頭痛、むくみなど体にでることもあります。

女性の漢方カウンセリングをしていると、症状の強弱はあれど大半の女性にPMS症状がみられます。

 

体の症状はケアできそうでもイライラや鬱っぽさなどはコントロールできないと思っていませんか

 

体質を理解し、自分にあったケアをすることでいつもの生理も楽になります。

今日はいつもカウンセリングでお伝えしているアドバイスをもりこんでお話します。

 

 

西洋医学で考えるPMS

 

薬 

PMSはエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの変動によっておこります。

そのため治療は女性ホルモンのバランスを整える低用量ピルを用いることが大半です。

 

ピルは「避妊薬」イメージが強いかもしれませんが、

ホルモンバランスをコントロールすることで、排卵を抑制し子宮内膜の増殖を抑える目的なので子宮内膜症など婦人科の疾患には多く使われています。

つまり妊娠したような状態に脳をだますことで、排卵をさせないのです。

 

しかしピルを飲んで子宮を休めても、そうなった生活や体質を見直さないといづれ歪みがでてくることが予測できます。

 

またピルにはリスクもありますので、一時的な対処に頼らず根本的に改善することが重要です。

一生付き合っていく自分の身体ですから目の前だけを見ず、長い目でケアしてあげましょう。

 

 

東洋医学で考えるPMS

 

薬草 

生理前の症状は基本的に気血水のつまりです。

 

経血がでると行き場を失っていた気血水が巡ることによりスッキリします。

治療方法は何がつまっているのか?を理解してから始まります。

東洋医学はやはり自分自身の《体質》をわかってあげることからがスタートなのです。

 

まずは自分の体質を知ろう!

チェック 

気滞・血・水滞・気血不足4つの体質に分けています。

自分自身がどのタイプなのかチェックしてみてください

 

気滞(きたい)

精神症状によって体調の変化が激しい

ストレスが多い

お腹の張り(ため息、げっぷやおならをすると楽になる)

胸が張って痛い

下痢と便秘を繰り返す

 

 

血(おけつ)

生理痛・頭痛など痛みが強い

頑固な便秘

経血にドロッとした塊がある

下半身は冷えて上半身はのぼせる

あざや傷が残りやすい

 

水滞(すいたい)

むくみやすい

アレルギーが多い

回転性のめまい

車よいしやすい

雨の日、湿度が高い日に体調が悪い

 

気血不足

疲れやすい

不安感が強い

顔色が青白い

経血の量が少ない

無気力、ぼーっとする

 

自分の体質がわかりましたか。

この体質をもとに解決法を探していきましょう!

 

体質別PMSを少しでも楽にする漢方薬・生活法・おすすめ食材

 

自由 

それぞれチェックが多い、または1番気になる症状の体質をみてみましょう。

気滞(きたい)

気の巡りが悪い状態です。

気とは目には見えませんが、身体に最も必要なエネルギーのことです。

 

通常だと、気は循環してリラックスできているのですが、気がつまって熱をおびるとイライラなど怒りの症状に。

気がつまって下におちてしまうと鬱っぽい症状になります。

 

おすすめ漢方

・加味逍遙散(かみしょうようさん)

気を巡らせるだけでなく、血にもはたらくバランスのよい漢方で、婦人科にてよく使われます。

 

・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

紫蘇が入っていて身体を温め巡りをよくします。特にのどのつまりや鬱っぽい症状におすすめです。

 

・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

イライラや充血、便秘など熱の症状が強い方におすすめ

 

 

生活

精神的にリラックスできることしましょう。

好きな場所にいったり、音楽を聞いたり。すっきりしたハーブティーもおすすめです。

 

おすすめ食材

ミントティー2 

ミント・ジャスミン・陳皮・うこん・香草

このタイプにオススメ:ハーブティー

 

血(おけつ)

血の巡りが悪い状態です。

血流が悪いと、渋滞をひきおこし痛みにつながります。血行が悪いので末端だけ冷えやすくなります。

 

おすすめ漢方

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血の代表処方。

特に下半身の血流をよくするので、生理痛や静脈瘤によく使われます。シナモンの香りが特徴的。

 

・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

血に熱をおびている状態でのぼせや強い便秘があるときに使います。

ダイオウ、ボウショウといった下剤が入っているので、長期の服用は専門家に相談してください。

 

生活

運動をして身体を動かしましょう。

不規則な生活は?血のもとです。生活習慣も見直してみましょう。

 

おすすめ食材

バラ 

玉ねぎ、シナモン、黒きくらげ、よもぎ、ローズ

このタイプにオススメ:よもぎ入り野草茶

 

水滞(すいたい)

水の巡りが悪い状態。水毒ともいわれます。

身体の約60%は水からできています。

そのため少し水分をとったくらいで体調に影響するのは水はけの悪い状態です。

お水は下に落ちていくので、下半身がむくみやすくなります。

 

おすすめ漢方

・五苓散(ごれいさん)

胃腸炎、二日酔い、乗り物よいなどシンプルな処方なので多くの症状に使える漢方です。下痢や気持ち悪さがある方におすすめ

 

・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

めまい、ずしっと重いような頭痛がある方におすすめです。

 

 

生活

水分のとりすぎ注意。

冷えると胃腸の働きが鈍くなるため、水分を体に吸収できにくくなります。

トイレの回数やおしっこの量で体調変化もみましょう。

半身浴などしてじんわり汗をかきましょう。

 

おすすめ食材

豆 

生姜、ハトムギ、あずき、黒豆

このタイプにオススメ:そば粉パン

 

気血不足

川の水が少ないと流れにくいように、体に必要な気や血がないと巡りも悪くなります。

つまりやすい体質というよりは、不足しているので補うことで勝手に巡りがよくなります。

 

おすすめ漢方

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

胃腸の働きが悪かったり胃下垂している人でエネルギー不足の方におすすめ。気を上に持ち上げる漢方です。

 

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血を補う生薬と水の巡りをよくする生薬がシンプルにバランスされています。貧血のようなめまいやむくみが気になる方におすすめ。

 

・十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

気血どちらも足りず、冷えが気になる人におすすめです。手術をしたあとの回復を早めるときにも使われます。

 

生活

しっかり睡眠をとること。

食べたものから身体にエネルギーをとりこむため、

胃腸をいたわるような消化のよいものを。気が不足していると血もつくることができません。

 

おすすめ食材

さつまいも 

お米、さつまいも、きのこ、鶏肉、なつめ

このタイプにオススメ:農薬不使用の玄米

 

イライラとおさらば!

ご自身の体質がわかりましたか?

イライラしているのって自分も嫌だし、周りも気を使っていいことがないですよね!

 

PMSとは別の理由で漢方を飲んでいたお客さまから「主人が漢方飲むことを応援してくれます。

生理前にやつあたりされなくて、ありがたいらしいです」と報告しれくてました。

それまでご自身はイライラしている自覚がなかったようです。

 

自覚のない方でも、ご家族や友人に確認してみるのもよいかもしれませんね。

巡りをよくして、病気にならない身体にしましょう。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
  たきがみ博士


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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

☆幸せだから感謝するのではなく、

  感謝するから幸せを感じる 

☆孤独を知らなければ、

  本当の繋がりが分からない 

☆内側から生まれてくる至福は、

  失うことがない


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