①「グルテンフリー」を実践すれば、結果として「小麦粉」の摂取を控えることになるが「米」を代わりにたくさん食べれば「低糖質食」にはならない。
② 日本人には「グルテン不耐症」が米国人に比べ少ないと言われている。
しかし「患者」に対して「小麦粉断ち」を指示すれば「グルテンの遅延型アレルギー」によって起こっていると言われている「偏頭痛・平衡障害・逆流性食道炎・過敏性腸症候群・関節炎」などの症状が二週間前後で消失することが多いところから見て「かなりの潜在患者」がいると推定している。
③ 一方「グルテンアレルギーのない人のグルテンフリー食は、かえって心臓病のリスクを高める可能性があり、すすめるべきではない」との論文がある。
つまり、日本人を含め、グルテンアレルギーのない人にはグルテンフリー食はすすめられないというのだ。
④ しかし「グリーン革命」を機に「古代小麦粉」から「現代小麦粉」にシフトする過程の中で「米国人」に「肥満」と「糖尿病」が激増していった「事実」はある。
「精白された糖質過多」の「原因」の一つが「現代小麦粉」であり、その「主栄養素」である「アミロペクチンAとグルテン」が関与しているとの指摘は無視することはできない。
「日本人の乳がん患者の8割が朝食としてパンを食べている」という事実からしても「現代小麦粉」の「異質性」については注意を払う必要はあると考える。