スイーツビュッフェやケーキバイキングが近年いろいろなところで増えてきています。
これは女性を中心に甘いものに目がない人をターゲットにし需要があるため企画できるものですが、一方でお店の利益も大きくなるからこそ提供できるものなのです。
本来のケーキは、卵、グラニュー糖、薄力粉、バター、生クリームなどが使われます。
この場合、原価はどうしても高くつきますので、ビュッフェスタイルやバイキングで提供するのはとても困難でしょう。
しかし、近年ケーキが安く生産できるようになりました。
その理由に、油成分が動物性から植物性に代替できるようになったからです。
バターの代わりにショートニングやマーガリンが使用されるようになり、はるかにコストが下がりました。
また、本来の生クリームは動物性ですが、これを植物性のホイップクリームに代用するようになりました。
ショートニング、マーガリン、ホイップクリーム、これらはいずれも植物油を部分水素添加したもので、トランス脂肪酸とジヒドロ型ビタミンK1という2つの有害物質が含まれ、人体に悪影響を及ぼすものです。
そして、環境ホルモン作用や炎症作用なども考えられます。
さらに、使用されるグラニュー糖は言わずもがな精製糖の代表的なもので、摂取すると急激に血糖値を上げ、低血糖症、血液に酸化ストレス、AGEの連鎖的発症などを多く引き起こしてしまいます。
さらに、そのほとんどが余分な脂肪に変わっていくことでしょう。
近年では、よりコストの低い人工甘味料(アスパルテームなど)に代替されることも多いです。
人工甘味料の弊害は避妊性、脳障害、味覚障害、肝臓障害、免疫力低下などがあります。
ビュッフェやバイキングにはソフトクリームもつきものになっていますが、これも本来の乳脂肪(動物性ミルクの油脂)を使用せず、ほとんどが100%の植物性油脂を使用しています。
これらは当然トランス脂肪酸系油脂です。
現在の市販されているケーキやスイーツの多くが、自然界に存在しない人工的な油脂や代替甘味料を使用しています。
多くの消費者がお得だと勘違いし、多量な毒を摂取しているのが現状です。
これでは将来2人に1人がガンになるとか、医療費がさらに上がってくると言われても、ある意味仕方がないことですね。