<<にがりを選ぶ時のポイント>>
●塩化マグネシウムの含有量が多いこと
●塩化ナトリウム(塩分)の含有量が少ないこと
●ダイオキシン・重金属などが除去され、安全に使えること
●天然であること
にがりは海水を濃縮して作られますが、現在の海水は汚染が進み、様々な問題を抱えます。
特にダイオキシン、重金属(水銀、鉛、ヒ素、アルミなど)などが体に与える影響は大きく、これらを完全に除去しなければ同時に吸収することになります。
国産の海水をイオン交換膜透析法にて、ダイオキシン・重金属などを完全に除去しております。
現在の製法の中でダイオキシンや重金属などを除去できるのは、イオン交換膜透析法による『にがり』だけだと言われています。
『にがり』は安心を第一に考えたミネラル豊富な『にがり』です。
粉末のにがりを水に溶かしてにがりとして販売されている商品もありますが、粉末のにがりは塩化マグネシウムのみになっております。
にがりは様々なミネラルがバランスよく含まれていることが大切です。
海水には3%の塩分、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムのようなプラス電気をもったイオンと、塩化物、硫酸などのマイナス電気をもったイオンからできています。
この海水を汲み上げ砂ろ過を行った後、イオン交換幕のブロックに入れ電流を流すと、海水中にある塩化ナトリウム(NaCl)はナトリウムイオン(Na+)と塩素イオン(Cl-)に分かれ、ナトリウムイオン(Na+)はマイナスの電極に引きつけられて陽膜を通りますが、次の陰膜は通れません。
逆に海水中にある塩化物(塩素)イオン(Cl-)は、プラスの電極に引きつけられて陰膜を通りますが、次の陽膜は通れません。
イオン交換膜透析法では、このイオンになっているものだけを通す膜を使って、23%ほどの濃い塩水(かん水)を作ります。
このかん水を汲み上げ「塩化ナトリウム」を取り除いた液体が「にがり」です。
イオン交換膜には超微細な孔100分の1mm(001ミクロン)が空いており、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどを通しますが、PCB(ダイオキシン)や重金属(水銀、砒素)など大きな分子は通さないという、大変都合の良い優れた性質があります。
また海水を原料としてイオン交換膜透析装置でとるかん水には、にが味が強い硫酸イオンがほとんど含まれず、硫酸カルシウム(石膏)や硫酸マグネシウムなどが析出しないので、飲みやすくなっています。
こうしてできた「かん水」は、真空式蒸発缶で煮詰められ塩の結晶となります。
その結晶が塩化ナトリウムで、この塩化ナトリウムを取り除いた液体が亀山堂のにがりなのです。
このように膜濃縮製塩法は、かん水を取り出す際に電気の力を借りますが、海水をそのまま使用し、環境に影響を及ぼす物質が混入しにくい、日本独自の製法と言えます。
この製法以外でのダイオキシン、重金属処理は今のところないと言われています。
亀山堂にがりの塩分組織
・天然にがり (100mlあたり)
・塩化マグネシウム 24.2g
・塩化カリウム 4.7g
・塩化ナトリウム 3.6g
・カルシウム 3.61g
・亜鉛 0.2mg
http://www.kameyamado.com/content/nigari/index.html#akanigari