病気はお金がかかります。 保険で何とか・・・甘いです。
親しい人が癌で入院した場合、貴方はお見舞いに行きますか。
行くと答えた人は心無い人です。行かないと答えた人は賢明な人です。
入院している人を見舞ってはいけません。
特に見舞ってはいけないのが癌患者です。
行って良いのは配偶者や親子関係で看病目的だけ!お友達や会社の仲良しさんのところは見舞ってはいけません。
何故かと言うと、保険金がもらえなくなるリスクが高いからです。
癌の場合、治療は殆どの場合3大療法です。3大療法と言うのは、手術・放射線療法・抗癌剤。これらの特徴は、体がとても衰弱する点で、免疫力低下は必至。
免疫力が低下すると、感染症などになりやすい。
それが故に抗生物質やステロイドなどの二次的治療もされます。感染の疑いがあれば抗生物質と抗炎症薬。発疹ができればステロイド。
体の抵抗力はどんどん落ちて気力をなくします。
抗癌剤をやると食欲もなくなりますし、免疫力が落ちて生ものさえ食べられなくなりますから、更に免疫力が落ちてしまいます。
そんな状態で入院している癌患者を見舞いに行くと間違いなく色々なバイ菌やウィルスを運んで行きます。良かれと思って菓子折りもって、病原菌やウィルスを運んでます。
免疫力が著しく低下した癌治療中の人には脅威です。
癌死亡保障はまず満額貰えません。
癌死亡保障というのは、癌で死亡したした場合に支払われる保険。文字通りですね。
ここで言う癌死亡とは、癌を直接の死因とする場合です。
癌で死亡する人なんて殆どいません!
癌で入院してした患者で、癌を直接の死因として死亡する人は全体の約1/4だそうです。
(25%ですね)
じゃあ何が原因で死ぬのか。
【心不全】【臓器不全】【肺炎】
癌は誘因として死亡診断書に書かれます。
そうなると、保険会社に癌死亡保険金を請求してもコマーシャルで言ってる額は絶対に出ない。
保険会社も意図しているので、余計な争いにならないようにします。
一部のお金を払いだして、セールスレディーが菓子折りを持ってきます。『申し訳ありませんが死因が心不全なので…お気の毒ですが。』
強気の保険会社とか決算前だとビタ一文でないことも。癌専門保険のイメージのあるアヒル保険では10万円くらいでしょうか。
『先生!お願いだから死亡原因を癌だと書いてください』 駄目元で主治医にお願い。
怒って訴訟を起こしても、100%成立しませんね。約款で細かく定義されています。
最初から勝負ありです。その為の約款です。
『癌と診断されたら○○○万円』もし、そういう特約付きでしたら、癌検診は受けないように。
早期発見すると、一切お金出ませんからね。
早期で発見されると、診断書に『上皮内新生物』と書かれます。
癌診断給付金で定義されるのは【悪性新生物】です。つまり、ある程度進行した癌じゃなきゃいけない。
手元の保険約款をもう一回見てください。『上皮内新生物を除く』と書いてありませんか。
他にも除外項目が無いか確認してください。皮膚癌とかは大概は除外されていると思いますよ。
どうしても保険をかけたい人は、共済などを利用することをお勧めします。
掛け捨てですが、加入条件も優しいですし、大概は病名は関係ないです。
本当の万が一をよく考えてください。ちょっとした手元預金を置いて、短期の入院に備えてください。しっかりと安定運用できるようにライフプランを見直してください。要はお金に困らないようにすればいいだけです。
ちょっとした病気での入院は手元の預金と高額医療制度で乗り切れます。
病気の人(特に癌)を見舞ってはいけません。その人の家族が保険を当てにしているなら特に。
弱っている人へ元気を贈りたいなら、その家族に託してください。