統合失調症患者では尿中にふじ色物質(クリプトピロール:KP)が見られる。
KPは、酸化ストレスにより生じる。
KPは、末期ガンのような重病患者にもよく見られる。
つまり、ガン患者においても、統合失調患者と同じように、ナイアシン+Cが有効で、自然回復も可能。
ガンに対しては多くの抗酸化物質が効果がある。
83歳の腎臓ガン患者
腹膜転移があり、ガン病変は大動脈の周りに達し、手術不能。
以下のような指示を与えた。
1)精製糖質を可能な限り減らす。
2)C2g*6(合計12g)。
3)ナイアシン100mg*3。
4)Bコンプレックス、100mg相当。
5)葉酸5mg。
6)セレン200mcg。
3ヶ月間の上記治療で元気を取り戻し、6年後にはすっかり回復してしまった。
ガンに対するオーソモレキュラー治療
ガン患者では栄養飢餓状態にあるため、栄養を改善させることが病気の改善につながる。
砂糖、小麦、白米、などをまず止める必要がある。
オーソモレキュラー治療により患者自身のガンに対する抵抗力を回復させる。
ビタミンC点滴
C10g以上の内服、下痢する直前の量まで。
さらに、60~100gのCの点滴を週2~3回、2ヶ月間。
Cは結合組織を強くしてガンの浸潤を抑え、免疫力を高め、疼痛軽減作用がある。
C血中濃度を高めることにより、ガン細胞を殺すことができる。
リオルダンらは40年以上、ガンに対してC点滴を行ってきた。
彼は、”ガンの治療においてはC点滴は第一選択薬だ”と述べている。
ガン細胞はカタラーゼの不足があり、Cによる過酸化水素によりガン細胞を殺すことができる。
ガン治療における他の栄養素
ナイアシンは抗がん物質である。
強力なBコンプレックスも必要。
D3は10000IU。
セレンは1000mcgまで。
(*、安全なの?大丈夫?)
ω3脂肪酸、植物フラボノイド。
(*、日本人はω3は欧米人より多いので、優先度は低い)
(*、メグビーSは良いと思う)
栄養を改善することにより寿命を延長でき、QOLも改善する。
最も悪性度が高い肉腫はC治療にもっとも良く反応する。
ガン治療のまとめ
1)精製糖質、ジャンクフード、乳製品を止める。
(*、日本人では鉄タンパク不足の解消が最優先される)
(*、ケトン体2000~4000のケトン食)
2)C、経口で15~100g、点滴で60~100g。
(*、ケトン食+高濃度Bを併用すれは10~20gで十分)
3)A、50000IUまで、加えてβカロチン30000IU。
4)E、d-αートコフェロールで800IU。
(*、2000~4000IU必要)
5)ナイアシン、1000mg*3。
6)Bコンプレックス、50mg*3。
(*、日本人ではB1不足があるのでベンフォチアミンも必要)
(*、C点滴と同時に高濃度Bの点滴も必要)。
7)Zn、30~50mg。
8)Mg、500mg。
9)セレン、400~500mcg。
10)D3、10000IU。
骨軟骨腫患者に対して
C、4g*4。
ナイアシン、500mg*3。
セレン、1000mcg。
Bコンプレックス、100mg。
Zn、50mg。
E、800IU。