がんになると、ある種のパニックになって混乱し豹変する・・・
人ばかりではないと思いますが、平静を装っている方のほうが、夜中の病室でさめざめと泣いていた・・・
のような話をよく聞きます。
「がん」は、今では、ありきたりの病気だけれど、自分には縁がないと感じている人がほとんどなので、突然自分のことになると受け入れにくい場合もあると思います。
わめいたり、泣いたり、怒ったり、とにかく怖い感情を爆発させる方が健全な反応・・・
くらいに心得て、本人が落ち着くまで見守ってあげることが大切ではと思います。
徹底的に大騒ぎすると、案外落ち着きますから。
泣きわめくことは、ストレス解消の最善の方法なんです。
落ち着いたら、家族が味方であり寄り添っていること、何よりも「死なない病気」になってきたからちゃんと治るよ・・・
と、前向きに、治すことを一緒に考えて進みたいという気持ちを伝えることだと思います。
西洋医学的に末期症状でも、代替療法などを同時に行うことで完治する方が増えているのが事実ですから。
例えば、糖尿病は、一度なってしまうと「完治」という言葉が消え「現状維持の期間」をいかに長くして延命するかが治療の基本になります。
治せない病気です。
それを思えば「完治」という言葉があり、実際に完治して元気に暮らしているたくさんの方がいるがんは、希望にあふれた病気です。
しかも、世間体などら脱してその人らしい生き方を見つけられる方が多いのですから!!!
患者本人よりも先に、家族が希望を持つことこそ、患者にも希望が伝わることではないかと思います。
家族が絶望すると、患者の希望も消えますから。
「怖い病気」トラウマから、まずは家族が抜け出して欲しいと、いつも願っています。