がん治療をしていた真っ只中で、私も「ありがとうございます」を唱えることをしていました。
「100万回」なんてすごい目標は立てなかったけど
毎朝10回ぐらい「ありがとうございます」とゆっくり、無意味に唱えてみると、不思議なくらい、なんとなくありがたくなるものてす。
誰かに聞かれるのは嫌だったから、トイレの中とか、外で洗濯物を干している時とか、お風呂の中とか、とにかくプライベートな空間を確保できる瞬間に「ありがとうございます」と声に出して言っていました。
嬉しいことがあったり、空がきれいで感動したら、心の中で「ありがとうございます」と言っていました。
何かありがたいかわからなくても「ありがとうございます」という言霊が持っている優しいエネルギーで癒されるような感じでした。
毎日何回と決めるのもいいのですが、それに縛られるのは本末転倒なように私は感じたので、気付いた時、唱えたい時が潮時とゆるいルールで一年くらい続けていました。
なぜやめたのかというと、
生かされている今がありがたい・・・と自然に思えるようになったら、不思議なことに、あえて唱える「ありがとうございます」が消えたんです。
やめたというよりも、心の中に「ありがとうございます」がいつもある感覚で、唱える意味がなくなったという感じです。
「ありがとう」が適合しない人はいないと思うので、簡単なことですから、実践してみたら、何かが変わるかもしれませんよ。