ゆるすことは愛すること

「ゆるすことは、愛することなのです」
それは中国の思想家・孔子が人倫の基本としてあげた「恕」に通じます。

「あなた」を意味する「恕」と、「心」の、2文字からなる「恕」は、自分のことのように相手を思い、その存在を尊重する心のことです。

相手ばかりが憎むべき醜さをもっているのではなく、自分も同様に弱さも醜い根性をももった人間ではないか。
その自分がこうしてゆるされて生きていることを顧みれば、相手もまたゆるされるべきだ、と感じることのできる心です。

そうした「恕」の心をもって憎しみをゆるしに変えることができたとき、その人には本当の安堵と喜びが与えられるのだと思います。
仏教の開祖・釈迦もこのようなことばを遺されています。

「恨みに報いるに怨みをもってしたならばついに息むことがない。怨みを捨ててこそ息む」と。

ゆるすという行動は、妥協やあきらめや後退ではありません。
また、単に勘弁してやるとか、水に流すとか、大目に見るというレベルにとどまるものでもありません。

憎い相手もまた自分と同じように、この世にただ一度きりの生を与えられた価値ある存在であることに気づき、それを尊重することです。
ともに生きている意味を知ることです。
 
ゆるすという、最も人間らしく、最も難しく、そして最も勇気ある行動を選びとる力をどうか私たちに与えてください。
そう私は絶えず心のなかで祈りを唱えています。  


「日野原重明 続生きかた上手」より







          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
  たきがみ博士






☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

☆幸せだから感謝するのではなく、

  感謝するから幸せを感じる 

☆孤独を知らなければ、

  本当の繋がりが分からない 

☆内側から生まれてくる至福は、

  失うことがない


天城流湯治法の天健躰操 【始動法】

寝る前、起きた時 3ポーズで5分間

肩こり、腰痛・しびれから解放