太古から今日まで、生命は一貫して二つの原理によって存在している。
一は、代謝であり、
二は、コミュニケーションである。
代謝によってエネルギーをつくり、コミュニケーションによって新しい生命を生み出す。
この二つの原理によらなければ、あらゆる生命は存在し得ない。
この生命を生命たらしめている二つの原理は、人間の幸福の原理と対をなしているように思われる。
即ち、あらゆる面で代謝(出と入)をよくすること。
そして、物を含めた他者とのコミュニケーションをよくすること、そこに人間の幸福感は生まれる。
人の脳は、三つの本能を持っている。
一は、生きたい、
二は、知りたい、
三は、仲間になりたいという本能である。
この脳の本能から導き出せる脳が求める生き方は、世の中に貢献しつつ安定して生きたいということである。
脳の本能を満たして具現するこの生き方は、人が幸福に生きる道と重なり合う。
そこに大いなる宇宙意志をみる思いがする。
◇1.強く生きる
強く生きるとは、「主体的に生きる」ということ。
状況に振り回されるのではなく、状況をよりよく変えていく生き方である。
◇2.深く見る
強く生きることで視点が定まり、深く見ることができる。
深く見るとは本質を見抜くこと。
◇3.巧みに表す
分野を問わず、技術、技巧なくしてよいものは作れない。
強く生きる信念、深く見る姿勢があって、初めて技巧は生きてくる。
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