健康とは、病気とは                 THE SHARP INSIGHT


これまで誰からも教えられたことがなかった「体の素晴らしい機能と働き」について知った時、「自分の体に与えるべき食べ物とは何か」を正しく理解できるようになります。そうすれば、大人も子供も、「超健康」という人生最高の恩恵にあずかることができるのです。

 

1. 健康な状態こそが人間の正常な状態である

2. 健康は健康的な生活から生まれる

3. 病気のときも健康なときも、体は同じものを求めている

4. 病気とは、体が行う体内の大掃除である

5. 症状を抑えてしまう行為は、体の自然治癒機能を妨げるだけである 

6. 体の各部は、すべて連動して機能している

7. 原因と結果を知れば、病気は必ず克服できる

 

 

1. 健康な状態こそが人間の正常な状態である

私たちの体は、常に健康であるように創られています。

汚染物質を取り除き、体の中を自ら浄化する力(自然浄化力)と悪いところを治していく力(自然治癒力)という「潜在的な能力(機能維持力、恒常性維持能力)」を備えています。そして、これ以上ないほどのベストの状態を保つ努力を常にしてくれているのです。

 

体は「超健康」を維持していく方法を、生まれながらにして心得ています。

胃の細胞は四日毎に新しく創り変えられ、肝臓は六週間毎に新しい肝臓に生まれ変わっていきます。大抵の人が「骨は硬くて永久に変わらない」と思っているようですが、すべての骨とその接続組織は、七年毎に入れ替わっているのです。

体は常に、傷ついたり古くなった組織を創り変え、悪いところは修復しています。

 

驚いたことに、毎日3,000億から8,0000億もの細胞が、新しく入れ替わっていくのです。体の成長は、子宮の中での小さな細胞の結合から始まり、大人の体になるまで、ずっと必要不可欠なことを行ない続けているのです。細胞を創り、外の気温に関係なく体温を37度前後に保ち、睡眠中も休まず心臓を動かし、走る時には呼吸を早めたりと、これらのことを体は自動的に行なっているのです。

 

傷をこしらえたり、骨折してしまった時には、傷口をふさぐことや骨をつなぐことも心得ています。目にゴミが入れば、誰から教わらなくとも、まばたきをしたり涙を出したりして、ゴミを外へ流し出してくれます。

勉強をする、仕事をする、遊ぶ、スポーツをする、テレビを見る、Eメールを送るなど、こうした多くのことを、あなたの体は昼となく夜となく、夏もなく、大した援助も必要とせず、ずっと行なってきています。要するに私たちの体にとって、健康とは実に単純なことなのです。

 

私たちがしなければならないことは、体が行なっている健康維持のための作業を邪魔をせず、体からのサインに注意を払い、「体が求めているものを体に与えてやること」ただそれだけで良いのです。

 

2. 健康は健康的な生活から生まれる

言葉にしてしまえばごく当たり前のことのように思われるでしょうが、あらためていえば、健康は「健康的な生活習慣」の結果、生まれるものです。病気を予防し健康でいるためには、健康を維持してゆくために必要な条件を、体に与える必要があります。

 

セントポーリアの花を育てたことがあるでしょうか。初めてセントポーリアを育てる人は、「正しい肥料は何か」「適切な水遣りの量はどれくらいか」「どれだけ日光に当てたらよいか」「どんなことを避けるべきか」など、本を読んだり、実際に育てている人に色々話を聞いたりして、失敗しないセントポーリアの育て方に関する情報を集めるはずです。そしてセントポーリアが必要としている環境や条件を整え、花を駄目にしてしまうようなことは極力しないように、気を配るはずです。

 

エネルギーに満ち溢れ、健康で聡明な子供を育てるのもセントポーリアと同じですし、健康に自信を持てなくなっている多くの大人たちのヘルスケアも、まったく同様なのです。健康な体づくりにとって、「最も相応しい環境や条件は何か」「体を傷つけてしまうようなものは何か」ついて学び、それに沿った行動を実践し、健康のために必要な条件を満たしていけば、病気になるようなことはありません。それは次の通りです。

 

【健康な体づくりのための7つの条件】

1. 新鮮な空気を吸うこと

2. 純粋な水を飲むこと

3. 体の生理機能・構造上最も相応しい食べ物をとること

4. 毎日適度な運動をすること

5. 十分な休養と睡眠をとること

6. 日光を豊富にとり入れること

7. 心の平静を保ち、ストレスを溜め込まない様に自己管理すること

 

ヘルスケアは、あくまでも「自分自身で行なうプロセス」です。誰もあなたの代わりはしてくれません。あなたの代わりに食べてくれる人も、運動してくれる人も、眠ってくれる人もいないのです。あなたの体からストレスをとり除くのは、あなたにしかできません。どんな優れた名医にかかっても、健康に必要な条件をあなたに代わって、あなたの体に与えることは出来ないのです。

 

元アメリカ医師会会長、リチャード・パルマーは次のように述べています。「患者の健康状態を決定する上で医者に出来ることは10%に過ぎない。残りの90%は医者には全くコントロール出来ない要因か、もしくはほんの少ししかコントロール出来ない要因によって決定される」tと。コーネル大学のキャンベル博士は、「ガンでさえ、遺伝が作用するのはわずか2~3%に過ぎない」と述べています。

 

私たちは、自分自身が選択した食事や生活習慣によって健康にもなれば、病気にもなります。必要な条件を与えてさえいれば、私たちは病気になることもなく、痛みや苦痛や不安を感じて不快な人生を送るようなことにはなりません。

 

私たちは自分自身で健康な体を選ぶことが出来るのです。ところが大抵の人々は、体に必要なものを学んでこないため、中年を過ぎると、病気に対する不安や恐れと背中合わせの日々を送ることになってしまいます。医者はそのことを教えてはくれません。何故なら、医者は病気の専門家であって、健康の専門家ではないからです。医者がそんなことを患者に教えてしまったら、患者がいなくなってします。患者がいなければ病院経営は成り立ちません。

 

大学の医学部に「健康学」という授業がないのも納得できます。医者が学ぶのは、病理学、薬理学、毒物学など、病気とその治療に関する学問です。すなわち、およそ二万といわれる病気とその治療法に関することであり、健康を維持していくための勉強はしないのです。医者になるためには、「そうした健康学は必要ない」というのが、今日の近代医学のヘルスケア・システムのようです。

 

そうした社会に暮らす私たちが、「超健康」を獲得・維持したければ、その方法を自ら学び修得し、「自分の体は自分で守る」ようにしていかなければなりません。体に必要な条件を子供に幼いうちから教えていくことの重要性は、ここにあるのです。

 

3.病気のときも健康なときも、体は同じものを求めている

日本人は大の薬好きのようです。ちょっと風邪気味だ、やれ頭痛がする、胃が痛いなどというとすぐ家庭の常備薬を飲んで不快感をしのぐというのが普通です。アメリカの医科大では「薬は毒である」とまず教えるそうです。

 

薬は表面に見える症状をなくしたり軽減したりするのに役立つことはあるけれども、『症状がないこと = 健康』ではありません。いくら薬を与えられても、病気の根本原因は取り除かれることはなく、薬という体にとっては異物の侵入がもたらす弊害は、体の組織を徐々に傷つけていくことを促進させるばかりです。

 

健康のときも、病気のときも、体には同じ「生理学の法則」が支配しています。病人が健康を取り戻すために必要なものは、健康な人が健康を維持していくのに必要としているものと同じです。

 

健康なときに必要としていないものは、病気のときにも必要ではありません。健康のときに使わないもの(薬など)を、病気のときに使うのは、賢明な選択ではないのです。

病気のときに体が必要としているのもは、健康のために要素の中でもとりわけ休養(消化器官も含めてすべての活動を一時的に休むこと)、睡眠、水です。

 

病気や体調不良になったら、食事の量を控えるか、あるいは気分が良くなるまで1~2食抜くことが薦められます。自然界の動物たちはみんなそうしています。

 

病気のとき彼らは、目の前にどんな大好物の食べ物があっても食べようとはしません。そのとき体が必要としているものは、食べ物ではなく、体の組織のすべての休養であることを、本能的に知っているのです。

子供もまた、本能的にそのことを知っています。それは人類が何百万年にもわたる経験から体得してきたものです。ですから熱が出たり、気分が悪いときには食べ物をとろうとはしません。親が無理して食べさせようとしても、吐いてしまいます。

 

それは体が、不良個所を修理するためにエネルギーを使っているから、「食べ物を食べても、消化に振り向けてやるエネルギーはありません。だから今は食べないでいて下さい」という体からの警告サインなのです。この法則は、赤ちゃんから高齢者まで、すべての人に当てはまります。

 

「ナチュラル・ハイジーン」のパイオニアの一人、ジョン・ティルデン博士は次ぎのように述べています。

「賢い親は、病気の子供には決して食事を与えるようなことはしない。子供にファスト(断食)をさせることを恐れてはいけない。病気になったときの断食は病気を軽くし、その危険を少なくするが、食事を与えると、病状は一層ひどくなり、そして長びくことになる」

 

「ナチュラル・ハイジーン」の理論の世界的普及に貢献したハーバート・シェルトン博士も次ぎのように同意見を述べています。

「動物たちは病気になると、大人も子供も本能的に食べるのをやめる。彼らが望むのは、静かな暖かいところで、少量の水をとって断食することだけだ。人間の赤ちゃんも同様である。病気のとき必要なのは、暖かくて静かな環境と、断食、そして幾らかの水だけである」

 

ピポクラテスはすでに二千年以上も前にそのことに気付いており、

「病人に食事を与えると、病気を養うことになる。一方、食事を控えれば、病気は早く治る」と教えていました。 ところが今日の大人たちは、「食べなければ病気と闘うためのスタミナつかない」という誤った知識に毒されてしまっています。

 

そのため、このような「体から警告」(人間の本能ともいうべき基本的な力、祖先から受け継いできた素晴らしい能力)を感じとることが出来なくなってしまっているのです。非常に敏感で生命力が活発な子供の体は、大抵の場合、食事を一度か二度抜くだけで、ノーマルな状態を取り戻し、元気になります。

 

4.病気とは、体が行なう体内の大掃除である

「病気とは一つしかない」とナチュラル・ハイジーンによって教えられ、頭がガーンと来ました。

私は沢山の病気が存在しているように思っていました。現代医学は進歩しているように見えても、私たちが患う病気もドンドン増えてきているそんな感じを持っていました。しかし、「病気とは一つしかない」のです。病気とは、体が恒常性を保つために、体が行なう体の大掃除(有害物質の緊急排泄)なのです。有害物質の排泄場所、排泄のされ方によって、色々な病気が現れるように見えるのです。

 

対処療法に終始することが多い現代西洋医学では、私たちが真の心身の健康を取り戻し、維持・増進させていくことはかなり無理があるようです。

 

「健康とは、体がノーマルに機能している状態である」ということを思い出して下さい。反対に、「病気とは、体の機能がノーマル以下の状態」を指します。

体の機能が低下して、恒常性を失ってしまった状態が病気です。英語では病気のことを「disease」と言いますが、この言葉は「ease = 楽」な状態の否定形であり、即ち「楽が行なわれていない」という意味です。

病気には二種類あります。それは急性病と慢性病です。

 

急性病は、体がノーマルな状態を妨げているもの、毒素を(規則正しいペースで毎日排泄されずに組織の中に溜め込まれた有害な物質)緊急手段を用いて排泄し、体の機能をノーマルな状態に戻すために、体が行なう解毒作業のことです。平たく言えば、体が恒常性を保つために、体内の大掃除(解毒と浄化)を行なってる状態が急性病の症状なのです。

 

そのとき、体の持ち主は、クシャミ、咳、発熱、痛み、下痢、嘔吐、粘液の排泄(鼻水、喀痰、大腸や子宮口からの粘液の排泄)、膿などといった不快な症状を経験することになります。一般にはこれらの症状を風邪とか、突発性発疹、副鼻腔炎、胃炎、大腸炎ほか様々な病名をつけて「病気」と呼んでいるのです。

病気自体は一つしかありません。それは体の大掃除(有害物質の緊急排泄)なのです。

 

ピポクラテスは次のように述べています。

「病気とは、浄化のクライシス、つまり体の毒素の排泄を行っている重大局面だ、ということに私は気付いた。症状は体が引き起こす防衛手段である。数々の病気が存在しているように思われるが、実は病気は一つしかない。それは、異なったところにことなった状態で現れる」それから二千年以上経っているにもかかわらず、医師たちの殆どはそのことに気付いていません。

 

病気という緊急プロセスが、薬の使用などによって人工的に抑えられてしまったり、生活習慣病の誤りを繰り返し続けていくと、急性病は永久になくならず、ついには、体内の毒素に体が反応できなくなり、組織、器官が傷つけられていくことになります。それが慢性病です。

 

ブライド病(タンパク尿と浮腫を伴う腎炎)、心臓病、糖尿病、腎臓病、慢性肝炎、喘息、慢性関節リウマチ、ガンなどはその典型です。

 

5. 症状を抑えてしまう行為は、体の自然治癒機能を妨げるだけである

私たちは病気というものについて大きな勘違い、思い込み違いをしているようです。ちょっと頭が痛いとか、ちょっと熱があるとか、ちょっと胃が痛いとか、胸焼けがする…など等の不快な症状に見舞われると、私たちはすぐ頭痛薬、解熱剤、胃薬など等に頼り、不愉快な気分や症状を抑えようとします。

 

不愉快な気分や症状が治れば、「ああ良かった、あの薬が効いたんだ」で一安心です。何故、頭が痛いのか、熱があるのが、胃が痛いのか、胸焼けがするのか日頃の生活を見直すことは滅多にありません。

 

痛みや熱を出した根本原因には封がされ、体内環境は益々悪化し、組織を傷つけ、慢性病へと導いていくことになるのです。病気に伴う痛みや苦痛、不快感は、体からの貴重なメッセージなのです。

 

シェルトン博士はまた、次のように述べています。「病気とは、組織を浄化し、正常な状態を取り戻すためのプロセスである。体内の毒素を取り除き、ダメージを回復するため、体がすべてのエネルギーをつぎ込んで必死に努力している状態のことである。この体の努力は決して抑えつけてはならず、むしろ助けてあげなければならない」

 

今日、非常に多くの人々が、体に痛みや不愉快感を感じると、薬を飲んで、症状を抑えてしまいます。そして、症状がなくなると、「病気は治った、あの薬が効いたからだ」と思い込んでいます。このような考え方をするのはむしろ危険なことと言えます。何故なら、症状は消え、問題は解決したように見えても、病気を引き起こした根本原因はまだ取り除かれていないからです。

 

それは、車のダッシュボードにエンジンの異常を知らせる赤いランプがついたのに、目障りだからといってテープで隠して運転し続けるのと同様の危険な行為なのです。

 

薬で症状を抑えると、一定期間苦痛の症状はなくなりますが、体に痛みを引き起こしていた根本原因である毒血症の状態が(様々な毒素が血液に入って生ずる全身的な中毒症状)取り除かれた訳ではありません。そればかりか、痛みを隠すために用いられた物質(薬)の毒も加わって、体内環境は益々悪化し、組織を傷つけ、慢性病へと導いていくことになるのです。

 

病気に伴う痛みや苦痛、不快感は、体からの貴重なメッセージなのです。人体機能のどこかがうまく行われていないので、それを正すために、体が浄化とヒーリングを行っているというサインです。

 

例えば、扁桃腺の痛みは、リンパ組織が有毒物質を解毒しているというサインです。頭痛は、体が有害物質を取り除き、血液循環を経て、体の四大排泄器官(大腸、腎臓、肺、皮膚)から排泄させる作業を行っているというサインです。この時、老廃物が脳の神経を刺激するので、頭に痛みを感じるのです。

 

胃痛や胸焼け、胃もたれは、食べ物が完全に消化されずに胃の中で腐敗・発酵しているというサインです。鼻水が流れるのは、有毒物質を包み込んだ粘液を排泄してるからです。発熱は、有害物質を処理するために酵素やマイクロファージ(体の異物処理系)の活動を活発にさせる目的で、体が引き起こしているものです。

 

しかし、多くの人は、こうした体から送られてくるサインやメッセージについて、一瞬たりとも深く考えるようなことはしません。大抵、薬を飲んで体を麻痺させ、メッセージの発信箇所に蓋をしてしまいます。

 

薬大好きの日本人の私たちにとっては大ショックな言葉です。私たちの体が病気から良くなるのは、私たちの体に内在する治癒力によるものであって、薬のお蔭ではありません。私たちは体の調子が悪くなると、医者に駆けつけますが、医者って、本当の処は体が良くなろうとしているのを邪魔していることが非常に多いのかも知れません。

 

医療費が膨れ上がって、国家財政の危機ですが、私たちの体の中には素晴らしい自然治癒力が備わっているのです。もっと私たちに内在する素晴らしい自然治癒力を引き出して、薬やお医者さんとバイバイしようではありませんか。

どんな薬にも病気を治す力はありません。ヒーリング(治癒)は、体に内在している力によって行なわれるものです。