ブドウ糖が血液中に入ってくると、インスリンの働きで細胞内に取り込みエネルギーに変換します。
また余剰分をグリコーゲンへと変換し、必要に応じて消費します。
しかしインスリンの働きが弱まった場合、これらを正常に行えなくなります。
インスリンの働きを弱まらせる原因は多岐にわたります。
その1つに、細胞内にブドウ糖が過剰にある状態があります。
こうなると細胞内に突っ込めませんから、血中に糖が溢れます。
これがインスリン抵抗性です。
高血糖の状態では人は生きてられません。
したがって、そのような場合は今度は中性脂肪へと合成するようにまわります。
この段階では脂肪細胞も余裕があります。
しかし細胞内の中性脂肪が多くなると、やはり働かなくなります。従って、脂肪細胞は分裂をしていきます。
さらにその分裂はやがて限界を迎えます。
そうすると、どんどん中性脂肪をため込みます。すると脂肪細胞は全く働かなくなり、どんどん肥大化します。
これが脂肪細胞の炎症です。
高血糖では生きてられません。
死ぬくらいなら、肥大化させた方がましなんです。
この一連の働きをコントロールするのはインスリンです。
やがてすい臓が疲弊し、インスリン抵抗性+インスリン分泌能が低下すると、糖尿病となります。
この能力には個人差が存在し、いかなる段階でこのような状況になるかは判断がつきません。
しかし確実にその作用は働きます。あなたが生きている以上は。
したがって、ブドウ糖を過剰にする、という事態を避けるのはベターな選択となります。
急激な血糖上昇を引き起こす精製白糖を避けるのは当然です。