食物アレルギーは、原因物質に含まれる特有のたんぱく質を、腸内でアミノ酸に分解できずに、タンパク質のまま吸収することで、身体に抗体が出来てしまい、反応症状を起こす問題です。
僕の古くからの知人も、大好きだった牡蠣が、全く食べられなくなっていますが、腸内環境が悪化していたり、腸内が、便秘や下痢で荒れている時に、そうした原因物質を食べたコトをきっかけに、その物質特有のたんぱく質抗体ができ、それ以降、同じ反応を起こすようになっているワケです。
乳幼児の場合は、充分な母乳生活によって免疫システムが整う前に、早過ぎる離乳食が、腸内を荒らした結果であり、腸が未発達の状態における、離乳食の危険性を教えてくれています。
こんな食物アレルギーをリセットするためには、断食が最も効果があります。
とにかく、腸に休養を与えるコトが大切で、休養を与えつつ、腸内の善玉菌が増え、弱アルカリ性に傾くように養生すれば、多くの食物アレルギーは、回避する、克服することが可能です。
もっとも、人間にとって相応しくないモノ、例えば、海老や蟹などの、深海に生息する生物は、本来、深海とは無縁の人間に、それらのタンパク質を、分解させるコトが間違っていますし、本来、牛の子供の飲み物である牛乳のタンパク質を、人間の腸で分解させるコトが間違っていますので、これらは、はじめから飲食すべきではありません。
それに対して、人間にとって相応しいはずのモノ、例えば、蕎麦や大豆、ナッツ等の木の実、バナナやキウイ等の果物アレルギー等は、ぜひ克服すべきで、前述の、海老や蟹、牛乳などのアレルギーとは、別次元の問題として、取り組むべきでしょう。
僕のように、純菜食や少食を日課にすれば、腸内環境の良い状態が自然と保たれ、自身の波動を高く保つ、精神レベルの恩恵以外にも、色々な意味でメリットがあるようです。