様々な化学物質がたっぷり入った食品、食材、モドキ食品などを食べることで病気になっているのも事実だと思います。
それ故、化学物質の入っていない食べ物、本物の食材、食品、短期間で生産、飼育されたものではない食材、加工食品、野生あるいはそれに近い方法で生育された食材を使うことで、現代病の多くが改善するというのは当然のことだと思います。
ギリシャの有名な医師のヒポクラテスが紀元前4世紀に「病気は神が引き起こしているのではなく、環境、食事、生活習慣が影響しているのだ」と述べているのは驚くべきことです。
マクロビオティックは桜沢如一氏による陰陽の理論を交えた日本の食事法です。
アーユルヴェーダは5千年の歴史を持つインド・スリランカ発祥の伝統医療で、その中に食事を改善することで病気を治す方法があります。
ドイツの医学博士マックス・ゲルソンが開発したゲルソン療法は何千人もの癌患者さんを治していると言われる食事療法です。
このように、食事療法によって病気を治すということは目新しいことではないのですが、何故か日本では病気は薬で治すことが善であり、それ以外の方法はすべて胡散臭いというようなとんでもないことが多方面から常識化された為、日本人の大多数がそれを支持し、医療機関以外の療法は単なる気休め程度と位置づけてしまった。
その結果、国民の多くが食事を軽んじる習慣が拡がり、何故、病気になったのかを全く反省せず、病気に罹ったことは不幸なことだ、或いは犠牲者のような者と錯覚し、自分の生活習慣を変えないまま、化学物質の薬剤を長いこと摂取されることで、病気は一向に良くならず、むしろ、悪化したり、別の病気が発生するなどから、病気になった人の多くは病気をどう治していいのかわからない、閉塞状態に陥っているのが、我が病態大国ニッポンの現状ではないかと思うのです。
薬以外で病気が治っても国が薬剤を保護する薬事法を作っているので、治ったといったら、法律に触れてしまうのです。
だから、食事で○○の病気が治りますなどと軽々には言えない世の中ができてしまいました。
よく聞く話ですが、癌患者本人は、手術や抗癌剤、放射線治療は嫌だと言っても、家族がどうして医者の勧める医療をしないのだと無理矢理、現代医療をさせて、その結果、不幸な事態を招いてしまったということは今のニッポンでは日常茶飯事のことです。
これは敵は外にいるのではなく、身内が一番怖いというのが現状ではないでしょうか。
但し、食事療法は直ぐに効果を示すものではないので、時間がかかります。
当たり前のことでは何年もかかって病気は作られるのですから、体を変えるのにも時間がかかるのは仕方のないことです。
ところが、病人は食事療法を始めても直ぐにはよくならないので、やっぱり薬しかないのかと、又、薬に頼ってしまいます。
化学物質で体を治すというのは無理で、正統化されません。
でも、これで治したい方はそれをすればいいと思います。
しかし、その薬剤で免疫力が低下したり、蛋白質が壊されたり、造血機能や体の様々な機能に障害が起こるようなものは、私からみたら、それは体を治すものではなく、壊しているものと判断せざると得ないものと考えます。
例えば、コレステロールを下げる薬を飲んで、どんどんコレステロール値が下がり、目的が達成されたのですから、通常はここで、薬の摂取を止めます。
しかし、それでも摂取を続けさせるのです。
何故かというとやめると又、値が高くなる恐れがあるからです。
そして、遂に、血管が壊れる卒中が生じてしまった。このようなものは一時的に下げるにはいいかも知れませんが、医療機関はこうした薬を長く続ける場合、しっかりと血液・生化学検査のデータを把握していないと命獲りになりかねません。
自然の生物、又はそれに近い方法で育成された食材を使って料理されたものを食べることで、体は徐々に自然界に生育する生物に近くなっていきますので、時間と共に免役力が高まれば病気は自然と克服できることになるでしょう。