関節リウマチは身体が自己破壊を始める自己免疫性疾患です。健康を蝕み尽す致死的病気になることもあります。
当然のことですが、「健康」をケアする制度は薬剤や手術を主な処置の手段として使用することに焦点を当てる制度になってしまいました。
この制度は急性外傷など一部の病気には例外的にうまく機能していますが、その他の病気となると、関節リウマチなど特に自己免疫性疾患については測り知れない失策です。
私は3,000人以上の関節リウマチ患者を自分の手で処置してきましたが、これは平均的な家庭主治医が一生のうちに診察する患者数の10倍以上に当たります。
従ってこの分野においてはかなりの経験を積んできました。
私が使用してきた処置記録はあらゆる方の参考になるように公開されています。
これは以下のものに纏められています:
Dr. Brown's Antibiotic Protocol(ブラウン医師の抗生剤治療記録)改訂版
◇ライフスタイルの変化
私の栄養ガイドラインを組み合わせてご自分の食餌を改善すること。
あらゆる栄養摂取のパターンに当てはまると思われるいくつかの一般的原則が存在します。これには:
◇糖分と大部分の穀類を省くこと
未加工の高品質の食品、有機の、地元で栽培されたものをできるだけ摂りましょう。
できるだけ生に近い状態の食べ物を摂りましょう。
オキアミ油など高品質の動物由来オメガ3脂肪をたっぷりと摂る。
あなたの毎日のスケジュールに規則的な運動を組み込みましょう。
◇感情的心的外傷への対応
RAをはじめとするほぼすべての自己免疫性疾患に存在する、ほとんど普遍的といえるその根底にある感情的落ち込みに対して効果的方法を取ることです。
感情的心的外傷は通常の場合自意識形成前段階の年齢に発生し、通常は5~6歳前後ですが、人生を通して随時発生しえるものです。
特定の感情的侮辱に効果的な処置方法で対処しておかないと、根底に横たわる感情的起爆剤は解消されず、破壊的プロセスが進むばかりとなります。
一部の症例において、RAは感染に起因しているようですが、私の経験から言うと、この感染は通常の場合身体の生体電気回路の障害を引き起こすストレスを感じさせる出来事に遭遇すると罹り、これが免疫系不全につながります。
こうした障害が初期感染が発現しやすい体質に変え、感染を効果的に撃退する能力が比較的減ることにつながっています。
従って、根底に横たわる感情的外傷に対処する効果的ツールを手にすることが極めて大切です。
私のクリニックで最もよく使用している処置形態はメリディアン タッピング テクニック(MTT)と呼ばれます。
すでにRAでお悩みなら、情緒的心的外傷はプロの処置を受けるのが最適です。
◇ビタミンD欠乏の解消
ビタミンD濃度を検査してもらい、毎日日光に当たる機会がない場合など必要ならサプリを飲んでください。
私が診てきた数千人の患者の場合、重大なビタミンD欠乏がないことがごく稀でした。
私の著作の中で、関節リウマチ患者治療時に、ビタミンDの濃度を積極的に監視して、55~65ng/ml の治療目的の範囲内であることを確認していない場合は、事実上犯罪的ミスを犯しています。
◇その他すべき考慮事項
新たに記録に追加されたものはRA患者なら誰でも試すようにお勧めの低用量ナルトレキソンです。
低用量ナルトレキソンは高価ではなく、無毒であり、多くの医師が危険な関節炎に信じられないほどの効果が上がったことを文書の中で報告してきました。