鉄欠乏性貧血と氷食症                      吉冨 信長


「無性に氷が食べたい。」夏の暑い時期は誰しもが冷たいものを体に入れたくなります。

しかし、気づいたら、毎日こういう思いにさらされている人は、単に氷で体を冷やしたいのではなく、実は鉄欠乏性貧血の可能性があります。

 

ある栄養素が欠乏すると、体はその欠乏した栄養素が含まれている食品を本能的に欲するものですが、時には全く関係のない非栄養なものを強迫的に食べたくなる「異食行動」を起こすことがあります。

こうした異食症状は紀元前5世紀の医師ヒポクラテスの報告から既にあります。

 

そして、いわゆる氷食症がある人は多くが鉄欠乏です。

氷を欲するのであれば、水でもいいはずです。

氷だけでなく、氷と成分の変わらない水も飲みたくなるのが普通でしょう。

しかし、体の嗜好は水ではなく、氷の方を選びます。

これはなぜでしょうか。

水と氷の違いは「温度」です。

 

鉄欠乏に陥ると酸素を全身に運ぶ赤血球ヘモグロビンが十分に生産されないため、脳や他の重要な臓器への酸素供給が弱くなります。

こうして貧血症状が起きるわけです。

 

ところが、ここで冷たいものと接触すると「反射 (reflex)」によって心拍数を低下させ、腕や脚などの血管を収縮させます。

これによって、体の末梢部への酸素供給が減少し、脳やほかの重要な内臓の酸素供給量を優先して送り込むことができるのです。

 

こうした「反射」は常温や温かい水では誘発されず、氷のように冷たいものと接触することで誘発されます。

つまり、氷を噛むことで「冷たさ」を感じると反射が誘発され、末梢の血管に収縮が起き、脳をはじめとした重要な器官に酸素がたっぷり入った血液の増加をもたらします。

こうして、貧血の人は認知機能の正常化をはかっている可能性があるのです。

 

これは野生動物でも見られます。

たとえば、クジラやイルカがよくダイブしているのは、刺激的に冷たい水にあたることで「反射」がおき、これによって末梢の血管が収縮し、全身の血液が内部の重要な器官や脳に分断されるからです。

 

実際に、ヒト実験によっても同様の結果を得ています。

鉄欠乏症グループは、健常者グループよりも有意に、氷を食べた後の血液や酸素灌流が増加しました。

氷食刺激による反射によって、脳の血管の血流変化を誘発し、酸素供給の量を増加させたと結論づけています。

 

しかし、このような行動は人間の本能の中で行われている一時的な凌ぎに過ぎません。

氷食の習慣化は体温を低下させ、免疫力を弱めてしまう可能性があるため、とても危険です。

 

よって、当然ではありますが、栄養療法や食事改善によって鉄欠乏を克服する必要があります。

鉄欠乏が改善すれば、ほとんどの人はこうした異食行動がなくなります。

 

鉄欠乏と氷食症の間には、私たち動物が脳に血液を送り込むための、こうした本能的な一時しのぎの背景があるのです。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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