ー原材料ー
● ココナッツオイル 大さじ2杯
● ベーキングソーダ(重曹)小さじ1~2杯(入れるほど塩辛くなる)
● (お好みで)ステビア 適量 (お子様用などに甘くしたい方に)
● ペパーミントオイル 5~10滴
● (お好みで)シナモンオイルかクローブオイル 数滴
● 小さな小皿か瓶
① ココナッツオイルを、ボールに入れて湯銭溶かす。
② すべての材料をココナッツオイルに投入してよくかき混ぜる。
③ 小さな瓶か小皿に移して、歯磨きの度に歯ブラシをこすりつけるようにして、掬い取って磨く。(口の中ですぐに溶ける)
これは、新鮮さのために少量にしましたが、一回に2倍量つくって保存しておいてもいいです。
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【各原材料をなぜ入れるか?】
● ココナッツオイル -- この地球で最も万能なオイルは、抗菌、抗真菌特性があるため、口腔内のカンジダや虫歯菌をやっつける。(そのため、アーユルヴェーダのオイルプリングにも使われている) また、すべての原材料をくっつけて、歯磨きの後にも歯のつるつるしてさっぱりした感じを残す。
● ベーキングソーダ -- マイルドな研磨剤になる。アルカリ性なので、酸性に傾きがちな口腔内を、アルカリ性に戻してくれる。
● エッセンシャルオイル -- 歯磨き粉にフレーバーを添える。また、クローブとシナモンは抗菌作用、ペパーミントは清涼感で元気を出させる。
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~ 歯磨き粉の進化形 ~
これを、さらに進めた歯磨き粉があります。それは、驚くなかれーー 「プロバイオティクス・歯磨き粉」です。
ここで、歯が虫歯になるのは、甘いものの食べすぎと、歯磨きをちゃんとやっていなかったからだ、と皆さん自分を責めると思いますがーーそれは半分しか合っていません。実際、ちゃんと磨いているのに、虫歯になってばかりの人もいますね。
実は、砂糖食品、精製穀物の食べすぎで、口腔内のエコ・システムが崩れて悪玉菌が増えすぎているために虫歯になるのであって、歯磨きはそれを磨いた後だけ一時的に抑えているにすぎません。実際、食生活に精製糖質のほとんどない奥地の部族を調査すると、歯を全然磨いていないにもかかわらず、虫歯がほとんどないそうです!
口は、肛門までつながった一つの長~~~い管(約9m)のうちの、最初の消化器官だと考えてください。 腸内細菌叢が悪くなると、身体の調子が悪くなると皆さん分かりますが、口腔内細菌叢もそれと同じことなのです。そして、一つの管ですから、腸内細菌叢の悪い人で、口腔内細菌叢だけ良い、という人は存在せず、やはりどうしても似通った環境になります。 ですから、ここでもカギはやはりーー食生活なのです。
そこで、歯磨きの画期的なレシピができました。口腔内細菌叢が悪いなら、そこに善玉菌と善玉菌のエサも投入してやれ、という考え方で、原材料にプロバイオティクスのカプセルを加えます。これで、歯磨きで一時的に悪玉菌を減らすだけでなく、安定した良い口腔内細菌叢を構築し、歯垢(=悪玉菌のバイオフィルム)を減らしたり、口臭もなくなっていきます。
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ー プロバイオティクス歯磨きの原材料 ー
(先ほどの材料に、以下のものを加える)
● プロバイオティクス(室温でも大丈夫なタイプのもの) 1カプセル
● FOS(フラクトオリゴ糖)かイヌリンのプレバイオティクス(これもサプリメント) 1カプセル
● 珪藻土(またはベントナイト・クレイでも可) 小さじ1
【作り方】 冷ましたココナッツオイルの混ぜ物に、プロバイオティクスとプレバイオティクスのカプセルを開けて、中身を振りかけ、よく混ぜる。
※ 珪藻土は、ミクロでギザギザの形をしたサンゴ礁の化石なので、歯の良い研磨剤になります。また、微量ミネラルも含みます。
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さて、どうでしょうか? 口腔内の世界も、腸同様深そうですよね。口腔内と体全体の健康との関連性の研究はまだ日が浅いので、これからもっといろいろ分かってくることでしょう。
ともあれ、ホームメイド歯磨き粉、ご家庭で出来る範囲でいいので、作ってみてくださいね♪
市販の歯磨き粉にはどんなものが入っているか、なぜあまり使わないほうがいいのか、知りたい人は以下を参考に見てくださいね。
● 人工着色料 -- ガン、皮膚湿疹、行動問題に関連あり。ともあれ、歯磨き粉にカラフルな色は必要ないですよね(^^;
● フッ素 -- 虫歯を防ぐというが・・最近の研究では、その反対ということが証明されている。その他、多くの副作用あり。
● グリセリン -- この天然の食品副産物は、滑らかな歯の感じのために添加されている。おそらく安全でしょうが、歯のミネラル化を邪魔しかねないので、必要ない。
● 過酸化水素 -- 歯のホワイトニングのために入れられているが、長期間でないと、歯磨きの時間ぐらいでその効果は出ない。また、口腔内の柔らかい粘膜にはきつすぎる。
● プロピレン・グリコール -- 歯の滑らかな感じのために使用されている。副産物を加工したこの化石燃料は、不凍剤などに使われている。元々口には必要ないもの。
● サッカリンやその他の人工甘味料 -- 絶対要らないw
● ラウリル硫酸ナトリウム -- 発泡剤。口内炎を発症させるリスクを上げているのでは、と言われている。これも要らない。
● 二酸化チタン -- 歯磨き粉を真っ白にするために使われている。最近の研究では、これと腸内環境の悪化が関連付けられている。歯磨き粉は、オフホワイトでいいですよね。(by宮迫)
● トリクロサン -- これが、最も悪い! この抗菌化学物質は、さまざまな健康問題や環境問題と結びつけられている。これが入っている歯磨き粉は、使用しないで!