しょうが                                    森下敬一


しょうがは常備薬として、いつも台所においておきたい。突発的におこる体の変調を治すのに即効をあらわすからだ。

 

まず、カゼの場合。

本くず粉を水でといて火にかけ、透明でドロリとなったところで、古しょうがのおろし汁とはちみつを加える。

熱いうちにフーフー吹きながら飲むと、すぐに体が温まってきて、発汗が促される。温かくして、早めに床につけば、軽い風邪なら、これだけで治ってしまう。

 

また、夜のセキにも卓効がある。この場合、しょうが湯を飲めばよい。

古しょうがのおろし汁、大さじ半杯ぐらいに熱湯を注いで、熱い内に吹きながら飲む。好みで、はちみつで甘味をつけたりブランデーで香りづけしてもよい。

 

子供が夜、ゼンソクの発作を起こした場合は、古しょうがのおろし汁を、首や肩、背にすりこんで、マッサージしてやるといい。

 

カニやエビなどを食べた後、急に腹痛や下痢を起こした場合も、生姜湯が有効である。

関節炎や神経痛などの疼痛、および脚気や中風による手足の運動麻痺については古しょうがのおろし汁と同量のごま油をよく混ぜ合わせたものを、患部に強くすりこむとよい。

 

以上のようなしょうがの薬効は、古く奈良時代ごろから知られ、活用されてきたといわれる。

貝原益軒の『養生訓』にも「生姜の生で絞りたる汁は、毒を消し、吐き止め、腹中を温め、風邪を去るの効あり」とある。

 

漢方薬の処方では常用されているもののうち、実に3分の1にしょうがが加えられている。

しょうがが即効をあらわすのは、有効成分が、胃腸粘膜や皮膚から吸収されやすいからだ。

しょうが特有の薬効は、血管を拡張して血液循環を良くし、胃腸を温める作用があるところから生まれる。

 

血液循環の悪い体は、冷たい外気にあたると、体表近くの血管は異常に収縮し、血液は内臓や間接部にうっ滞しやすくなる。

血液の欠乏状態も、うっ血状態も、ともに組織器官の正常な活動を障害する条件で、冷え、痛み、機能減退などの異常をおこしやすくするものなのだ。

 

勿論、しょうがの薬効は救急に用いるだけでなく、普段の食生活においても積極的に活用したい。

常食していると胃腸の調子を整えるのに卓効がある。

ただし、効き目はかなり強いので少量ずつ用いること。

 

特に魚料理や脂っこい料理では、しょうがならではの特性を発揮する。辛味成分は蛋白質や脂肪の消化を促進し香味成分は消臭に有効で、消化液の分泌を促す。

 

「ハジカミ」という別名は、辛くて歯をしかめるところから生まれたものといわれるけれど、とうがらしやカラシ、わさびほどの刺激性はないから安心して用いてよい。

 

■中国風のしょうがモチ

材料(6人分)

・しょうが・・・20g

・グルテンミート・・・80g

・しいたけ・・・中4枚

・たけのこ・・・100g

・だし汁・・・6カップ

・くず粉・・・大さじ2

・自然塩・・・小さじ2

・しょうゆ・・・少々

・ザーサイ・・・適量

・ねぎ・・・少々

・梅花にんじん・・・1人1枚あて

・ごま油・・・大さじ1

・玄米モチ・・・12切れ

 

<作り方>

①材料はそれぞれ千切りにしておきます。

②鍋を熱し、ごま油を加え、しょうが、しいたけを炒め、さらにグルテンミート、たけのこを加えて炒めます。

③ ②にだしを加え、しばらく煮てから、塩で調味し、しょう油を香りづけ程度に落とし、同量の水で溶いたくず粉を入れてとろみをつけます。

④玄米もちをこんがり焼いておきます。

⑤お椀にモチを2切れいれておき③を注ぎ、ザーサイ、ねぎ、梅花にんじんを上に飾ります。

 

 



ショウガの効能                        みんな健康


ショウガの根にはたくさんの効能があるため、様々な地域で古くから利用されてきました。その効果は、冷たい足を温める、更年期の性欲アップ、妊娠中の吐き気予防、新陳代謝を促すなど女性の健康に欠かせないものです。

 

ショウガは東洋で古くから使われており、独特の香りを持っています。ピリッと辛く、すっきりとした味わいです。食べる部分は根茎の部分です。

 

日常的にショウガを食べれば、以下のような効果が得られます。

 

抗炎症作用・天然の鎮痛剤:ショウガには抗炎症作用があり、関節炎、関節症、線維筋痛症、慢性的な倦怠感などに効果があります。

 

消化:消化のトラブル、腸内ガス、胃炎、胃潰瘍、下痢などに効きます。また、お酒や薬で荒れないよう、胃を保護してくれます。

 

喉の感染:喉の感染や炎症に効果がありますので、喉が痛い時、声が出ない時に良いでしょう。歌手など声を使う仕事をしている人にもオススメです。

 

吐き気や嘔吐:母体や胎児への副作用がないので、つわりがひどい妊娠初期にオススメです。またガン治療中のサプリメントとしても良いでしょう。

船酔いの予防になります。

 

熱を与える:ショウガは食べるだけでなく、外用で利用しても体を温める効果があります。特に寒い季節や冷え性の人にオススメです。暑い季節では、発汗を促すことを覚えておきましょう。

 

新陳代謝を活発にする:ショウガは体を温め新陳代謝を活発にします。体重を減らしたい人にオススメです。

 

性欲アップ:ショウガには天然の催淫作用があります。ショウガと粉末シナモン、ハチミツを混ぜたものを大さじ1杯摂りましょう。

 

心血管疾患を予防し、循環を促す:ただし、薬を服用している場合は、必ず医師に相談しましょう。

 

 

ショウガの利用方法

ショウガは様々な方法で利用することができます。

 

生のまま:生のショウガをすりおろし、様々な料理に加えましょう。

 

粉末にして:粉末にしたショウガを使う場合は、使いすぎないように気をつけましょう。

1日2gを超えないようにし、常に主治医の判断を仰いでください。

 

砂糖漬けにして:結晶状になったショウガはハーブ専門店などで販売されています。しかし、砂糖も多く含まれている点を忘れないようにしましょう。

 

お茶にして:ホットジンジャーティーは特に冷え性の方にオススメです。

 

ジュースにして:りんご、パイナップル、ニンジンなどと合わせた新鮮なショウガのジュースは健康に良いものです。ただし、量を入れすぎないよう、限度を守りましょう。

 

エッセンシャルオイルにして:ショウガのエッセンシャルオイルを見つけたら、冷えた足などのマッサージに使いましょう。保湿クリームと混ぜて足をよくマッサージすると、ポカポカと温かくなるのがわかるはずです。

 

ショウガは様々な料理に加えることができます。例えば、ケーキ、クッキー、パウンドケーキなどに入れるとスッキリとした美味しさが味わえます。

 

また、牛乳や植物性ミルクにショウガ、シナモン、スターアニス、ターメリックを加え沸騰させると、体の芯から温まるスパイシーなホットミルクの完成です。

 

身近なところで言うと、お寿司の横に必ずショウガが添えられていますよね。生魚を食べた時の殺菌作用として私たちはショウガを利用しているのです。

 

ショウガの砂糖漬けを溶かしたチョコレートに浸して、冷蔵庫で冷やしたら美味しいデザートの完成です。

 



粉末しょうが


生姜に含まれるポカポカ成分ジンゲロールだけでなく、乾燥することによってジンゲロールの一部がショウガオールという 体を芯から温める成分に変化いたします。

この二つの成分を持つ乾燥生姜はウルトラ生姜とも呼ばれ体をぽかぽかにする事に 関してとても良いと言われています。

寒い時期の冷え対策だけでなく夏の冷房対策など様々なシーンで重宝されることと思われます。

また、体の体温を上げることで基礎代謝力が高まりますので、ダイエットや健康を意識されている方にも良いと思われます。

 

1. 生ショウガを食べると体の中が冷めちゃう

生ショウガに含まれるジンゲロールという成分。これには体の深部の熱を手足の先に広げて、体全体を温かくさせてくれる働きがあります。でも実はこれって、手足が温かくなった分、深部は熱が奪われるので体温はやや下がっているんです。

 

2. 乾燥ショウガなら体の芯から温めてくれる

生姜を乾燥させると、ジンゲロールの一部がショウガオールという成分に変化します。このショウガオールには、血流を高めてくれて深部の熱を作り出すという働きがあるので、乾燥ショウガはこの「ショウガオール+ジンゲロール」で体の中から手足の先まで温めることができるわけです。冷えを改善する目的なら、生ショウガより乾燥ショウガの方が断然効果が高いってことですね。

 

ショウガにはお肌にシワが寄るのを防ぐ働きというのもあるそうです。日頃から食べ続けるといいみたいだけど、日差しが強い真夏なんかは、外出する前に生ショウガの汁を顔に薄く塗るのも、効果的みたいです。

 

ショウガは基礎代謝を上げてくれて、脂肪燃焼を促す効果なんかもあるからダイエットにぴったり。ついでに血の巡りが良くなっていくから、顔も血色がよくなるし毎月の生理を整える意味でも効果ありなんです。

 

生ショウガを食べると身体の深部の温度が下がっていくんだけど、これはつまり体内の熱を取り除く作用があるってことだから風邪のひき初めに効果的。風邪予防に使う場合は、おろしたてやスライスしたての生ショウガが特に効果的ですよ。

 

ショウガを食べることで胃が温まるので、食欲を促してくれて消化を助ける働きもあります。確かにショウガって夏バテで食欲がない時にもよく食べますよね。

 

 

★ とにかく朝一番に食べるのがオススメ

ショウガが生み出す熱というのは、普通の食事と違って食後3時間ぐらいは続きます。なので朝から食べておけばランチの時間ぐらいまで身体ぽかぽかになれますよ。冬場は通勤時間なんかもつらいものだから嬉しい効果ですよね。

 

★一日の摂取量は10gを目安にしよう

10gというとスライスなら6枚ぐらい、おろしたものなら小さじ1杯ぐらいの量ですね。これぐらい食べておくと一日のエネルギー消費量がアップするみたいです。一度に沢山食べると胃腸の粘膜を強く刺激してしまい、逆効果になることもあるので注意しましょう。

 

★乾燥ショウガは薬味には適さないので注意

ショウガは乾燥させると生より風味が落ちちゃうので、薬味としてはイマイチです。ただ調理をするなら生も乾燥も風味は変わらないので、しょうが焼き、生姜スープ、生姜紅茶など、普段と同じように乾燥生姜を使いましょう。

 

★乾燥ショウガの上手な取り入れ方は

紅茶やココア、味噌汁やうどんなどに入れると取り入れやすいです。特にココアはそれだけでも冷えに効果絶大なので、乾燥ショウガと合わせるのはかなりオススメ。朝や寝る前にこれを飲んどけば、体の芯からぽっかぽかでもう冷えに悩むこともなくなるはず!

 


高知県産乾燥粉末しょうが(ウルトラ生姜)パウダー100g 生姜に含まれるポカポカ成分ジンゲロールだけでなく、乾燥することによってジンゲロールの一部がショウガオールという 体を芯から温める成分に変化いたします。
高知県産乾燥粉末しょうが(ウルトラ生姜)パウダー100g 生姜に含まれるポカポカ成分ジンゲロールだけでなく、乾燥することによってジンゲロールの一部がショウガオールという 体を芯から温める成分に変化いたします。


酢ショウガ & 蒸し生姜                    MediaNow


酢に生姜を漬けるだけで簡単に作れて、炒め物の味付けや冷や奴にのせてジンジャー冷や奴にしたりと色々なレシピが楽しめる新調味料「酢しょうが」!

酢ショウガは、そのまま食べて良し、味付けに使って良しで、実も汁も全部使える万能な存在。

みじん切りにしたり、すり下ろしたりしたものを漬けてOK、薄切りの場合は冷蔵庫で2~3週間日持ちします。また、1日に食べる目安はショウガ20gと生姜を漬けていた酢を大さじ2杯程度です。この量を数回に分けて毎日食べれば健康増進効果も期待できます。

 

【材料】

 しょうが  100g

 黒酢    100cc

 はちみつ  20g

 (最も代謝を上げる効果が期待できるのはミネラルやビタミンが豊富な黒酢です。)

 

【作り方】

 ・生姜を丁寧に水洗いし、水気を切る。

 ・皮ごと1mm幅程度に薄くスライス、みじん切りにして保存容器に入れる。

 ・黒酢を100cc加え、最後にはちみつを20g入れて混ぜる。

 ・フタをして冷蔵庫で一晩寝かせれば完成!

 

☆酢ショウガはそのまま食べたりご飯にのせたりするだけでも食べられますが、千切りにしてスープに加えるだけで味に深みが出てスープのコクがUPしたり、かき揚げなど揚げ物とも好相性!

天ぷらの衣を作る時にみじん切りにした酢ショウガを混ぜ込んで衣にするれば、加熱すると酢の酸味は飛び、いい風味だけが残って天ぷらがサッパリと美味しくいただけます。

 

☆酢しょうがマヨネーズ風ドレッシング

酢しょうがの酢 大さじ2、豆乳 大さじ2、白味噌、マスタード各大さじ1を混ぜ合わせるだけ♪ これを刻んだキャベツにかければ、マヨネーズいらずのコールスローです。

 

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酢に刻んだショウガを漬けるだけでも健康効果は期待できるのですが、冷え症の改善に酢生姜を利用しようと考えている人にはさらに効果的な作り方があります。

それが、天日干しや加熱・蒸した生姜を使うということ。

生姜は生のままだとジンゲロールという強い殺菌作用や手先足先など末梢部分に熱を運んでくれる成分を含んでて、風邪やインフルエンザ予防、手先足先の冷えなどにはオススメです。

ジンゲロールでも手足を温めてくれるなら、やっぱり生のままでいいじゃん!と思ってしまいますが、ジンゲロールの温める作用は血流を改善して身体の深部にある熱を各所に届けるというもの。

なので、手足は温かいけど体の中心部分は冷えているから、根本的に冷えを解消できない・・・なんてことも。

 

そこで登場するのが加熱した生姜に含まれるショウガオールという成分!

生姜に熱を加えると細胞壁が壊れてショウガオール(ショウガの辛み成分)という成分が引き出され、そのショウガオールには胃粘膜などを刺激し身体の芯から熱を作りだす作用を促してくれる効果が期待できます。

 

つまり、体全体が冷えて辛い・・・という人には加熱した生姜で作った酢生姜がよりオススメです。

 

ショウガオールを引き出した加熱した生姜でも免疫力アップも期待できますが、その効果は体温を上げることで起きる副産物的な効果なので、直接免疫力アップを期待したい場合は、生のショウガで作る方がオススメです。

 

ショウガオールを引き出すには生姜に熱を加えるのがポイントになります。

一番効果的なのは天日干しと加熱ですが、蒸すことでもショウガオールを増やすことが出来ます。

 

下記のいずれかの方法で作った生姜で酢ショウガを作ると、よりポカポカ効果をアップさせられます。

 ・スライスした生姜を網などにのせて2~3日天日干しする。

 ・オーブンの天板にクッキングシートを敷き、スライスした生姜をのせ1時間加熱する。

  (80℃がオススメですが、設定できない場合は100℃でもOK)

 ・30分蒸す。(80℃)

 

蒸し生姜は作ったら、すり鉢ですったり、ミキサーにかけて粉々にして料理にふりかけて使うだけと手軽です。

1日の摂取量は小さじ1杯以上で、常温で3か月ほど保存が可能。

 

蒸し生姜で酢生姜を作ると体温アップ効果がより期待できるし、もちろんそのまま使うのもいいですね!

 



酢しょうが              石原 新菜・イシハラクリニック副院長


すべての健康のカギは「血流」にあり

 

私たちの身体は、血液が巡ることですみずみまで栄養が届けられる仕組みになっています。身体が冷えていると、血液の流れが悪くなり、脳や臓器など重要な部分に必要な栄養が行き届かず、それがさまざまな不調となって現れます。

 

人間の理想的な体温は36.5~37.1度。これ、思ったよりも高いと思いませんか? 実は最近は、エアコンなどで温度が管理された空間にいることが長いため、自分で体温をコントロールする機能が衰え、慢性的な低体温になってしまっているといわれています。また、デスクワークによる慢性的な運動不足で筋肉が衰えているのも低体温の原因です。

 

体温が1度上がると、免疫力は約5倍、基礎代謝量も12%ほどアップします。体温が上がるほど、病気になりにくく、痩せやすい体になっていきます。

 

「酢しょうが」の成分が体温を上げて代謝を促進!

 

 「酢しょうが」の作り方は簡単です。

①しょうが200g(スーパーで買える袋入りのもの1袋くらいが目安)をみじん切りにする。

②電子レンジで4分ほど加熱する(600Wの電子レンジの場合)。

③しょうがと同じくらいの分量(200ml)の酢と、はちみつ大さじ1を加えて混ぜる。

こうして作った「酢しょうが」を毎日食べることで、体に変化が現れます。しょうがは即効性が高いので、食べてすぐに体がぽかぽかしてくるのを感じるはずです。

 

しょうがに含まれる辛み成分のひとつ“ジンゲロール”には、血流を促進し、体の免疫機能を活性化させる働きがあります。また、加熱・乾燥することで“ショウガオール”という成分に変化。ジンゲロールに備わっていた効果が、さらに強力になります。しょうがをレンジで加熱するのはこのためです。

 

しょうがにはうれしい効能がたくさん

また、しょうがには優れた抗酸化作用があります。老化の原因となる活性酸素を除去して、細胞のダメージを軽減。肌を若々しく保ちます。さらに、血小板の粘りを抑え、血栓を防いで血液サラサラ。免疫細胞を刺激して、体に本来備わっている免疫機能を活性化させ、病気になりにくい体を作ってくれます。

 

しょうがは、生のものを乾燥させたものは生姜(しょうきょう)、加熱して乾燥させたものは乾姜(かんきょう)として、数多くの漢方の薬効成分として利用されています。しょうがの持つ効果は、それほど高いということなのです。

 

また、しょうがは「気剤」と呼ばれ、漢方では古くから気の薬として使われてきました。なんとなくだるい、朝起きられない、寝付けないなど、“心の不調”とされてきたさまざまな症状も、しょうがを摂ることによって改善される場合が多くあります。そして「酢」には、優れた殺菌効果があり、それは腸の中でも発揮されます。腸内の悪玉菌を倒して、腸の動きを活発にしてくれます。免疫細胞のほとんどは腸の中にあるので、腸がキレイになるということは、免疫のアップにもつながります。

 

「酢しょうがで妊娠できた!」

子宮・卵巣の血行がよくなり、働きが改善。同時にしょうがに含まれる“セックスミネラル”と呼ばれる亜鉛が、ホルモンバランスを整えたと思われます。

 

「リウマチの痛みを感じなくなった」

しょうがには、消炎・鎮痛作用があるため、痛みなども楽にしてくれます。

 

「足が冷えて寝付けなかったが、眠れるようになった」

酢しょうがの血行促進作用で、足先まで血が巡り、末端冷え性が改善したと考えられます。

 

「便秘が治った!」

しょうがを食べたことで、血の巡りがよくなり、腸の動きが活発に。同時に酢が腸内の悪い菌を倒して、排出を促したのだと思われます。

 

そのほかにも、「目の疲れが軽くなった」「体重が減った」「高血圧が改善した」など、いろいろな効果報告が寄せられています。

 

料理が得意な人は、「酢しょうが」をレシピに利用するのがいちばんです。お肉の下味として使うと、肉を柔らかくして、味にコクを加えてくれます。

また、煮魚などに入れると、魚の生臭さを取ってくれる効果があります。「酢」由来の酸っぱさは、加熱することで飛んでしまうので、ほとんど気になりません。トマトスープやきんぴらなどの料理から、ドリンクやスイーツまで幅広く毎日の料理に取り入れられます。

あまり料理をしない人は、麺類などのトッピングにするのがおすすめ。特に焼きそばなど濃い味付けの料理によく合います。また、白いごはんにのせるのもアリ。ほかにもドレッシング代わりにサラダにかけたり、お酒のつまみとして、そのまま食べてもおいしいです。紅茶に入れてアクセントにしてもいいでしょう。

 

しょうがは傷みやすい食材ですが、殺菌効果の高い酢と合わせることで腐りにくくなるため、一度作ってしまえば、冷蔵庫で2週間ほど日持ちします。保存は、必ずビンやタッパーなどの密封容器で行ってください。

 

しょうがの効果は、即効性は高いものの、持続性がないのが特徴。そのため、毎日摂る必要があります。その意味でも冷蔵庫に「酢しょうが」を常備しておけば、毎日少しずつ気軽に摂ることができます。また、冒頭でもちょっと触れたように、作る時間すらない!という人は、市販のガリなどで代用することもできます。

 

毎日続けるには、“簡単”、“気軽”ということも重要なので、その点でも「酢しょうが」は優れた栄養食品と言えるのかもしれません。ぜひ一度試してみてください。

 



ショウガ                         Dr. Mercola


ショウガ(Zingiber officinale) は、地下茎の一部です。ジンジャールート(ショウガの根)と呼ばれるのはそのためです。アジア原産で、ローマ帝国商人の手でヨーロッパに伝わり、薬としても風味を加えるスパイスとしても知られるようになりました。

 

ショウガは、香りが強く、体を温める「zingy」な辛みが特徴の、世界中で愛されるスパイスです。薄いスライスが数枚あれば、薬効のあるお茶ができます。ショウガは粉末状のものであれば振りかけて使うことができますし、スープ、クッキー、炒め物など、メニューを問わず入れることができます。

 

ショウガの成分で最も強力であると考えられるのは、ジンゲロールという、香りのもとでもある油分です。様々なショウガに関する研究について書かれた記事をご紹介しましょう。

 

「ショウガエキスは、ガン細胞を死滅させ、健康な細胞には影響しないため、化学療法の薬剤よりも、抗ガン剤としての効果が高いかもしれない。また、抗炎症作用によって、前ガン細胞がガン化するのを妨げる効果もありえます。

 

他にもまだ効能がありますよ。

 

炎症。ショウガを服用すると、様々な原因の関節炎の痛みに効果があります。お茶にしたり、食事に振りかけたりしてください。

 

多くの被験者が、様々な実験で、ショウガを常用することで、筋肉の痛みが改善した、敏捷性が増した、体が動かしやすくなった、腫れがひいた、膝の痛みが和らいだなどの効果を報告しています。

吐き気。消化を助け、さしこみなどのお腹のトラブルを和らげる効果の他にも、ショウガは吐き気にも効果があります。

 

つわりや乗り物酔い、術後の回復期、化学療法中の患者さんも服用可能です。George Mateljan Foundationの報告をご紹介します。

「生薬の世界では、ショウガは、駆風剤(胃腸内にたまったガスの排出を促進する)や鎮痙薬(胃腸の筋肉をリラックスさせけいれんを鎮める)として用いられました…

 

ショウガの持つ胃腸の不調を整える作用について調べた二重盲検法による研究では、ショウガは、乗り物酔い(特に船酔い)に高い効果を示すことがわかりました。

 

ある研究では、ショウガは、ドラマミン(Dramamine)よりはるかに効果が高いとされています…

糖尿病。41人の被験者において、ショウガを服用した際の空腹時血糖値への影響を調査する実験が行われました。無作為化、二重盲検、プラシーボ対照で実施されたこの臨床実験では、すりおろしたショウガ2 gで、被験者の空腹時血糖値が12%減少する結果となりました。

記憶。ショウガはまた、記憶を向上させると言われています。ある研究では、60人の健康な中年女性に、ショウガエキスと偽薬を2ヶ月間服用してもらう実験が行われました。

 

 

記憶力と認知機能のテストを実施したところ、ショウガエキスは、注意力と認知処理能力を向上させ、副作用はないとの結論に達しました。

 



しょうがの抗糖化作用                    トンプソン 真理子


「糖化」は「酸化」よりも老化を促進させる、と言われていますが、それを予防するために「抗糖化作用」が高い食品を紹介します。

「糖化」は「酸化」ほど有名ではありませんが、酸化と同じ、いやそれ以上に老化を進めるものだと思ってください。

 

糖化は、実は酸化どころじゃない怖さがあります。糖化が進んでいくと、AGEs (終末糖化産物)という、いわゆる体の老廃物が生まれます。

それが肌に溜まると、しみ・しわ・たるみに、毛髪に溜まると白髪やうす毛、関節にたまると関節痛、目にくると白内障、骨にくると骨粗しょう症、脳にくるとアルツハイマー認知症など、体のあちこちに老化を促進していきます。

 

糖化とは、「体内にあるたんぱく質と、食事で摂取した糖が結びつくことで、糖化したたんぱく質が作られて体内に蓄積されること」です。

糖化が進むと、肌の老化なども怖いですが、糖尿病などの病気にまで繋がるとされてます。体の内と外、どちらも老化させるのですね。

このことから、医療界では「酸化」よりも「糖化」のほうが美容と健康に大敵と言われてます。

 

以下の項目にどれだけ当てはまるかチェックしていって下さい。

 ・甘いものを間食としてよく食べる

 ・加工食品をよく食べる

 ・味付けの濃い料理が好き

 ・お菓子を常に側においている

 ・ペットボトルの清涼飲料水をよく飲む

 ・丼物がすき

 ・ご飯や麺類などの炭水化物が好き

 ・野菜や豆類はあまり食べない

 ・ついつい夜食を食べてしまう

 ・運動不足

 ・早食い傾向にある

 ・喫煙習慣がある

 

チェックが入る項目が多ければ多いほど、糖化が進んでいる可能性大です。

 

抗糖化ナンバー1食品とは ・・ ずばり「しょうが」でした!  その糖化阻止率は、なんと93%!!

しょうがは、美肌を損なう三大要因である「酸化」・「糖化」・「炎症」のすべてを抑える作用を持ってるんです。

その上、糖尿病の合併症の予防や進展を食い止めるのに役立つと考えられています。 アンチエイジングと健康、どちらにも効果があるんですよ。

 

しょうがの他にも、抗酸化作用が高い、と言われる食品は、香辛料とかスパイスみたいなのが多いんですよ。

2位: シナモン   (糖化阻止率 88%)砂糖依存も抑える作用あり

3位: クミン    (同 86%)   

4位: 緑茶     (86%) ただし自分で入れたものに限る

5位: 黒こしょう  (50%) 刺激物なので、胃腸の弱い方は注意

6位: バジル    (45%) 

7位: リンゴ    (45%) 一応糖質なので食べすぎ注意

8位: レモン    (37%)

9位: ニンニク   (31%)

10位:オレンジ   (29%) これも食べすぎ注意

 

(これらのランキングとその糖化阻止率は、インド(ハイデラバード)の国立栄養研究所、Saraswat氏等による研究結果を元に紹介しています)

 

これらはいずれも、「AGEsが作られるのを阻止する栄養素」を含んでいます。 1度AGEsが作られてしまうと、体内に何年も残り、さらに排出が難しいので老化が進む一方になります。

 

これらの食品は、全体的に体を温めてくれる食品だったり、ビタミンCが豊富なものが組み合わさってる印象ですね。

それにしても、シナモンですら、野菜の中で1番抗糖化作用があるほうれん草の100倍の抗糖化作用があると言われてるのに、しょうがはそれ以上の抗糖化作用があるのですね! 生姜パワー、恐るべし・・!

 

日常的にできるだけAGEsを作り出さないように、甘いものや穀類を控えて、以上のような食べ物や、また「AGEsの吸収を抑える栄養素を含む」野菜などの食品を積極的に摂取しましょう☆

 



ショウガの効能                                                                  Dr. Mercola


ショウガは是非、常備していただきたいスパイスの一つです。料理に使うこともできますし(ニンニクと一緒に使うと更に良し)、本が数冊できるほどたくさんの薬効があります。

 

新鮮なショウガは、冷凍保存できます。吐き気がする、胃の調子が悪い時には指先ほどの量すりおろして飲んでみてください。その効果に驚くはずです。さらに、これくらいはまだ序の口なのです。

 

数千年伝えられ続けるショウガの薬効

 

世界の様々な文明でショウガの薬用が見られ、その歴史は2000年以上前にさかのぼります。その起源はアジアですが、インド、中東、アフリカ、カリブ海、その他の多くの地域に広がりました。

 

薬用に用いられるのは根茎と呼ばれる地下で成長する根のような茎の部分です。抗酸化物質のジンゲロール、ショーガオール、ジンゲロンなどを豊富に含んでいます。抗菌、抗ウィルス、抗酸化、抗寄生虫など、ショウガの用途は広く、40以上の薬効があります。

 

非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)にも勝るショウガの抗炎症作用

 

ショウガには他の植物系の化学物質と同様、抗炎症作用があり、鎮痛剤として用いられます。2001年には、ショウガ油が、骨関節炎患者の膝の痛みを軽減させるという研究報告がなされました。

 

2013年には、毎日ショウガまたはシナモンを3g(ティースプーン1杯以下)摂取した女性のスポーツ選手において筋肉痛を和らげる効果が非常に高かったこという研究結果が報告されています。また、ショウガは、生理痛の鎮痛作用がイブプロフェンと同等であることもわかっています。

 

ショウガの他の症状にも鎮痛作用を示しています。筋肉痛や関節痛の他、偏頭痛を和らげる効果も高いことがわかっています。その効果は、偏頭痛薬のスマトリプタンと同等で副作用はほとんどありません。

 

American Thoracic Society International Conference(米国胸部学会議)で発表された別の研究では、イソプロテレノール(β作動薬と呼ばれる喘息薬)にショウガを加えると、気管支拡張作 用が高まったと報告されています。 ショウガには気管支拡張作用があるため、現在使われている喘息薬の代替薬とはいかないまでも、補完する役割が期待できます。

 

ショウガのガン、糖尿病への効果

 

ショウガの抗炎症作用は、ガンをはじめとする様々な慢性の炎症性疾患に効果があります。 British Journal of Nutrition誌に紹介された記事では、イン・ビトロおよびイン・ビボにおいてもショウガが前立腺ガンの管理に効果を示すことがわかっています。

 

その他の研究でも、治療が難しいとされる、肺ガン、卵巣ガン、大腸ガン、乳ガン、皮膚ガン、膵臓ガンにおいても抗ガン作用を示すことがわかっていま す。さらに、ショウガには、様々な化学物質(抗ガン剤を含む)に対する解毒作用があり、従来のガンの治療薬と共に服用すると効果がある可能性があります。

 

ショウガは、インスリンの分泌と活性を促進し、炭水化物と脂肪の代謝を促進するため、糖尿病については、予防にも、治療にも効果が高いとされています。

 

ある包括的な調査では、30日間ショウガの乾燥粉末を摂取する臨床試験において、糖尿病の被験者で、血糖値、中性脂肪の値、コレステロール値、LDLコレステロール値が低下したことがわかっています。ショウガの糖尿病に対する作用は次のとおりです。

 

炭水化物分解酵素の働きを阻害する

インスリンの分泌、感受性を高める

脂質プロフィールの改善

また、ショウガは、肝臓、腎臓、中枢神経系、眼などに現れる糖尿病の合併症状にも予防効果を示すことがわかっています。

 

吐き気、乗り物酔い、消化器系の不調へのショウガの効果

 

消化器系への効果を紹介しなければショウガに関する記事は完成しません。私の著書でも、ショウガを乗り物酔いや吐き気(つわり、化学療法など)に対 する一番の自然療法として紹介していますし、ショウガは食生活に欠かせない存在です。ショウガの利用法と効果をご紹介しましょう。

 

一日1gのショウガで、つわりの吐き気が和らぐ。偽薬よりもつわりを抑える効果が高いことがわかっている。

毎日ショウガを摂取すると、化学療法による吐き気を軽減できる。

乗り物酔いの嘔吐や吐き気を抑える効果がある。

消化不良にも、痛みを和らげる以上の効果を示す。副作用なく胃の排出作用を刺激し、 抗けいれん作用により消化管にも良い効果を示す。さらに、ショウガはピロリ菌にも効果があり、胃粘膜病変を保護しつつ潰瘍の形成を予防する。

 

心臓の保護から、減量効果まで―12のショウガの利用法

 

ショウガには、他にどのような効果があるのでしょうか。ショウガは代謝を高め、一時的に体温を上げる効果があります。体内に貯蔵していた脂肪を燃焼させるため、全身効果があります。ショウガなど熱を生み出す食材を食べると、代謝が最大5%上昇し、脂肪の燃焼が最大16%増加するという研究結果が出ています。

 

ショウガは、減量中に代謝率が下がるのを防ぐ効果もあります。つまり、減量効果が高いということですが、効果はそれだけではありません。GreenMedInfoのまとめた研究結果によると、ショウガには次の様な他の効果もあるようです。

 

 ・中高年女性の認知機能を改善

 ・呼吸器系のウィルス感染を防ぐ

 ・めまいを軽減

 ・脂肪の消化吸収を促進

 ・パラベンなどの環境化学物質によるダメージを防ぐ

 ・心臓発作の予防

 ・関節炎の痛みに通常処方されるインドメタシン(抗炎症剤)と同様の効果を示す  ・非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の予防と治療

 ・薬剤耐性菌感染症

 ・軽度の脳卒中による記憶障害/喪失の軽減

 ・放射線の照射による遺伝子の損傷を防ぐ

 ・細菌性の下痢

 

ショウガ茶、生のショウガ、エキス―どれが一番効果的?

 

求める効果によって違います。症状が深刻な場合は、自然療法の専門家に相談して、用量やどのような製品が合っているか指導を受けてください。生や粉末のショウガも効果はありますが、最も高い薬効を得るには、ショウガエキスが適しているかもしれません。

 

日々の利用には、簡単に準備できるショウガ茶を好む人が多いようです。ショウガを数インチの大きさに切ってお湯に浸ければ、新鮮なショウガ茶のでき あがりです。皮むきナイフで皮を取り除き、薄くスライスして(またはすりおろして)、お茶や料理に加えても良いでしょう。炒め物に入れたり、チキンスープ に入れたりしてもおいしいですよ。

 

皮をむかなければ、ショウガはそのままの状態で、冷蔵庫なら3週間、冷凍なら6週間以上保管できます。すぐに使えて便利です。ショウガの他にも、シ ナモンなどの身体を温める効果のあるスパイスを食事に取り入れてみましょう。朝、夕方、食後などにお茶に加えれば簡単です。この記事でご紹介したような効 果が現れるかどうか試して見てください。ティースプーン1杯分のオーガニックのショウガ粉末をアイスティー1ガロンに入れると、味にパンチが出て健康にも 良いですよ。