酒粕の驚くべき美容と健康効果について!酒粕は食べても塗っても効果抜群!かす汁や甘酒など、普段何気なく食べている酒粕。
実は、ただ料理に使う食材の一つにとどまらないすごいパワーを持っていることで、美容意識の高い女性の間でとても話題になっているんだとか。
食べるだけじゃなく、お肌に塗っても効果があるというんだから、これは見逃す手はないですよね。
美容に効果抜群!酒粕のすごいパワー
日本酒を作る際に、もろみを圧搾してできた搾りかすを酒粕と呼び、スーパーなどでも簡単に手に入ります。
それを水や砂糖で溶いて温めたものを甘酒、野菜と一緒にだし汁で煮たものがかす汁になります。
日本酒に美容効果があるように、酒粕も非常に美容効果が高いと言われており、ビタミンやたんぱく質などの栄養成分も非常に豊富でとても注目されています。
お手軽 酒粕パックでお肌ツルツル!
豊富なビタミンを含む酒粕は、パックとして使用することで美白やニキビ予防など非常に高い効果を得ることができます。
日本酒の成分によりお肌のキメを整える効果もあるので、高価なパックと同様に高い効果が得られるのです。
パックの作り方は簡単!
酒粕100gと日本酒50ccをすり鉢やミキサーなどでしっかりとペースト状にし、お肌にのせて5分おくだけ。お酒に弱い人や匂いが気になる人は、日本酒を豆乳やヨーグルトに変えても可。
保湿効果も高いので、乾燥がきになる人にも効果的です。
甘酒は飲む美容液!
酒粕には酵素がたっぷり含まれていて、消化器官の働きを助ける効果があります。
そのため、体内に取り込むことで胃腸の働きが活発になり、新陳代謝が活性化されるのでお肌のターンオーバーが整って美肌効果が得られます。
ニキビや肌荒れなどもお肌の新陳代謝が鈍ることが原因で起こるもの。
甘酒を定期的に飲むことで荒れたお肌を修復し、ツルツルのお肌が手に入るのです!
ダイエットにも効果的!
酒粕に含まれる成分には、腸内の余分な脂肪や油を吸着して排出してくれる働きがあります。
食物繊維も豊富なので、便秘に悩む人にもぜひおすすめなのがこの酒粕なのです。
脂っこいものやインスタントのものなど、普段食生活が乱れがちな人は、積極的に酒粕を食生活に取り入れてみましょう。
最近では、酒粕を使った料理や甘酒を飲む機会も減って、あまりなじみが少なくなった食品ですが、こんなに効果が高いのなら是非毎日の食生活に取り入れていきたいものですよね。
お酒の計柄によって、酒粕の香りや味もさまざま。
その時の気分や、お気に入りの酒粕を見つけて、自だけのオリジナルレシピやオリジナルパックを作ってみてはいかがでしょうか。
日本酒を作る職人さんの手が色白な理由とは!
日本酒を作る職人さんの手が色白で美白の人が多いのは、実は酒粕にこうした効果があるからなんだそうです。
酒は昔から『百薬の長』と呼ばれてきました。
日本酒の主な薬効成分は、麹または発酵過程でできています。酒粕には麹がそのまま残っているため、多くの薬効が期待できるのです。
シミやそばかすにも効果
日本酒に美容効果があるように、酒粕も非常に美容効果が高いと言われており、ビタミンやたんぱく質などの栄養成分も非常に豊富でとても注目されています。
シミやそばかすにも効果的だし、夏に紫外線を浴びて黒くなってしまったお肌にも効果的ですよ。
飲んで&塗って美肌効果は最強!冬太り予防も~酒粕の底力
厳しい冬の時期には、温かい飲み物を手にしているだけで、ほっこりとした気分になります。カフェラテやミルクティーはもちろんですが、この時期恋しくなってくるのが実は甘酒。
おしるこや葛湯と並ぶ、冬ならではの楽しみのひとつと言えるでしょう。
ぽってりと重たいテクスチャで、お腹の底から温まって、幸せな気持ちにさせてくれます。
侮れない酒粕のパワー
酒の原材料『酒粕』の美容効果に注目してみました。酒蔵で働く杜氏の手が白く美しいことは有名ですが、その美しさの素が凝縮されているのが、日本酒の搾りかすである酒粕。
多少クセのある食材ではありますが、そこには驚くべきパワーが!
食べて良し、塗って良し、ダイエットにも効くという優秀素材を余すところなく使って、冬場のキレイを手に入れましょう!
美肌効果は折り紙付き!
酒粕の中には、日本酒を作る際に使う麹由来の美肌成分がたっぷり!その効能は、日本酒以上だとも言われています。
美肌化粧水などに配合されているコウジ酸やリノール酸、アルブチン、抗酸化力の高いフェルラ酸や、肌の再生を助けるビタミンB群などが豊富に含まれていて、酒粕パックにはかなりの即効性を感じられるんだとか。
また、多量のアミノ酸を含んでいることから、保湿効果も抜群。
ただ水分や油分を補うだけではなく、加齢によって失われる肌そのものの保水力を助けてくれるそうです。
アンチエイジングにも強力な味方になってくれそうですね。
腸内環境を整え、内側からキレイに
腸内環境を整えることは、健康だけでなく美肌・美髪・脳の活性にも大切なことだと言われていますよね。
酒粕には消化を助ける酵母や食物繊維が豊富に含まれているので、腸をきれいに保つ効果が期待できます。
また、レジスタントプロテインというタンパク質の一種には、コレステロールや脂肪分を吸着して排出する効果があることも確認されていますから、ダイエット効果も期待できそうですよ。
内からも外からも!酒粕で冬も快調
冬の美容にいいとこだらけの酒粕ですが、使い方も簡単。お湯でゆるめて肌に塗ったり、お風呂に入れたり。
食べるときも、そのまま炙って食べるも良し、普段の料理にちょっと加えても良し、と、口に入れればいいだけ!という簡単で手軽さ。
そのうえ、1kg500円~というお手頃価格ですから、使わない手はないですよね。
甘酒にして飲む
一番簡単で飲みやすいのが、やっぱり甘酒にしちゃうこと。お湯でゆるめて砂糖を入れるのが定番ですが、美容のためにはもう一工夫を。
・白砂糖じゃなく黒砂糖!
精製された上白糖は、体を冷やしやすい、肌トラブルの原因になる、などと言われています。
ミネラルが豊富な黒砂糖やてん菜糖なら、その点も安心です。ただし、ダイエット目的なら入れ過ぎには注意を。
・ショウガをプラスして冷え対策
甘酒にショウガを入れるのが好き、という人も多いと思います。ショウガにも血行促進作用がありますから、この組み合わせは最強。
ぜひとも忘れずに入れてくださいね。
・豆乳や牛乳でまろやかに
甘酒が苦手、飲みにくいという人は、温めた豆乳や牛乳でゆるめると、まろやかになって飲みやすくなります。
発酵食品が注目される中、1年中簡単に手に入り、汎用性も高い酒粕。
酒粕は日本酒を造り出す工程で生まれる副産物ですが、古くから甘酒や漬物などに使われ親しまれてきました。
日本酒の売上の低迷により日本の食卓から消えつつあることが危惧されてきましたが、近年の蔵元の努力により日本酒の良さが見直され、あわせて酒粕の持つその高い健康効果と汎用性が改めて注目されるようになってきました。
酒粕は日本酒の製造工程で出る「絞り粕」のこと。
酒を仕込んだ際に出来る「もろみ」を搾った後に残ったものが酒粕です。
日本酒を造る目的以外では必要のないものとされ、産業廃棄物として処理されることも多い酒粕ですが、実は現在の飽食社会の前の時代には大変貴重な食材であり、大切な栄養源でもあったのです。
今最も注目の成分、レジスタントプロテインが豊富
レジスタントプロテインは今最も話題の健康成分。
タンパク質の効果の一つで、酒を造る過程で生まれます。
食物繊維のように消化されにくい性質を持つたんぱく質です。
体内に入ると、消化されずにそのまま小腸に届き、小腸にある脂質が“レジスタントプロテイン” の高性能な脂質吸着性能により、がっちり吸着されて体外に排出されます。
便の脂質が多くなることで、腸内に蓄積してしまう頑固な便でも出やすくなるのです。
快適なお通じには欠かせない食物繊維を、お米に比べて10倍も含んでいます。酒粕に含まれる不溶性食物繊維は、便のかさを増やして腸のぜん動運動を促す効果があるのです。
また、微生物が産んだ100種類以上の酵素も含まれおり、これらの酵素には消化器官の働きを助ける効果があります。腸の働きを助けてくれるのも酒粕の効能なのです。
発酵することで米よりも凝縮して含まれ、胃で消化されにくく、腸まで届き食品の油や脂質を吸着し、便となって排出されます。
その効果は同じように脂質の吸着効果が期待されているセルロースという食物繊維の効果を上回ります。
レジスタントプロテインが油分を吸着し便に混ざることで便が柔らかく排出されやすくなり、便通が改善した例も報告されています。
また、悪玉コレステロール値を下げる研究データも発表されているんですよ。
酒粕はお米から出来ています。
しかし、お米とは全く異なる味や旨味などの風味、加え、栄養素も格段に上がっています。
発酵の過程で働く酵母菌が旨味成分であるアミノ酸を爆発的に増やし、その数は米の583倍にもなり、ヒトが体内で生成できず、食物でしか摂取できない必須アミノ酸の9種類がすべて含まれているのです。
そのほかにビタミンB2は26倍、ビタミンB6は47倍にもなり、腸内デトックスに重要なレジスタントプロテインとタッグを組むことにでさらにパワーアップする食物繊維、ターンオーバー能力を増強し肌トラブルだけでなく、しみやしわの予防になるナイアシン、妊娠中に胎児の重要な成分である葉酸も豊富に含まれています。
酒粕とご飯100gあたりの栄養素比較
レジスタントプロテインが豊富に含まれていることも含め、近年では酒粕の成分や健康効果への研究は盛んに行われています。現在で分かっている酒粕の健康効果をいくつかあげてみましょう。
がん抑制効果
愛媛大学医学部奥田教授の研究結果により、酒粕がリンパ球のガン細胞を殺す作用(NK活性)を強める、NK細胞の活性促進物質がある事が明らかになりました。
生活習慣病、成人病予防効果に高まる期待
酒粕にはインシュリン様の物質が存在することが上記、奥田教授により明らかにされ、糖尿病の治療に役立つことが期待されています。
また悪玉コレステロール値を下げる効果もありますので心筋梗塞、動脈硬化予防効果、高血圧抑制効果、脳梗塞予防効果もあり、骨粗しょう症予防効果など現代人が抱えるさまざまな病気に対しての研究が現在も行われています。
アレルギー体質の改善
アレルギーやアトピー性皮膚炎、花粉症は、カテプシンBという酵素に作られる免疫グロブリンが原因で引き起こされると言われています。このカプテシンBの働きを阻害するペプチド物質が酒粕には含まれていると秋田大学名誉教授、滝澤行雄博士の研究により報告されています。
シミ・ソバカスの原因である物質を抑える遊離リノール酸やアルブチン、フェルラ酸などが酒粕には大量に含まれています。
また、原料である麹には化粧品にも使われることで有名なコウジ酸も豊富に含まれており、高い美容効果が望めます。
コウジ酸には抗糖化作用があり、シワ予防効果があります。
また、炎症作用がありニキビそのものやニキビ痕の色素沈着にも効果があります。
酵母による保湿効果も抜群で先の美白効果との相乗効果によりニキビ痕やニキビ痕にお悩みの方にも安心して使用することができます。
市販の化粧品があわない、安心な素材で作られた物をスキンケアに取り入れたい方には酒粕を取り入れることをお勧めします。精製水で溶くだけで簡単なパックが作れますので、安価で口に入れる事が出来る安心な手作りコスメが作れます。
また、メラニンの生成を抑える効果がありますので、これからの季節、暖かくなるにつれ紫外線量も増える屋外などでうっかり長時間日差しを浴びてしまったときなどは酒粕パックを活用してみましょう。
酒造りの蔵人は手が綺麗といわれるのはこれらのことからと考えても間違いありません。
酒粕パックの作り方
材料
酒粕 100g
精製水 50~150ml(目安)
作り方
驚くほど簡単!
なんと材料を混ぜるだけ!
板粕の場合は、なじむのに時間がかかるため、精製水でしばらくふやかした後、すり鉢でなめらかになるまで混ぜるか、フードプロセッサーにかけるとなじみやすくなります。
水分は酒粕の種類によってテクスチャーが変わるので、お好みの固さで大丈夫。顔や体に塗って10分~15分後に洗い流すだけ。顔に塗ったらシートマスクをかぶせ、半身浴をするとより効果的。
また蜂蜜を混ぜるとさらにしっとり感が倍増しますので結晶化してしまい台所の隅にすっかり眠ってしまった蜂蜜の再活用にもお勧めです。精製水の代わりに日本酒を混ぜてもOK。アルコールの香りが気になる方は好みで精製水と混ぜてもかまいません。
お好みの精油を1滴ほど加えても。保存方法は清潔な瓶に入れ、冷蔵保存をしてください。
一週間ほどで使い切るように。新鮮な酒粕であれば、発酵が進み、ふんわりしてきます。このふんわり感がパック時には心地よく、癒されます。
※アルコールを含んでいますので、気になる方は電子レンジで15秒ほど加熱し、軽くアルコール分を飛ばした後、冷まします。その後使用時には必ずパッチテストを行って下さい。
酒粕化粧水の作り方
材料
酒粕 20g(大さじ1強・目安)
精製水 180ml
グリセリン 小さじ1
作り方
酒粕を精製水で8時間ほどふやかします。
就寝中やお仕事に出かけている間にふやかしておけばOK。
その後、ガーゼや茶こしなどで濾し、グリセリンと混ぜれば完成です。濾した後の酒粕はそのままパックとして使えますので無駄がありません。こちらもお好みで精油を1滴加えてもいいですね。
※酒粕パックと同様、アルコールを含んでいますので、気になる方は電子レンジで15秒ほど加熱し、軽くアルコール分を飛ばした後、冷まします。その後使用時には必ずパッチテストを行って下さい。
料理のレパートリーが広がる、酒粕は調味料としても優秀だった!
酒粕をどう料理に使うか?甘酒や粕汁位しか料理に使う方法が思いつかない・・・そんな方に是非知って欲しい酒粕の使い方。実は調味料としてもとても優秀なんです。
作り置きもでき、冷凍保存も可能なので、忙しい現代人の味方でもある酒粕。上手に使いこなす方法をマスターして食生活に活かしましょう。
発酵の力でうまみと風味がいっぱい
酒粕には発酵過程で生まれるアミノ酸が豊富です。
アミノ酸は近年、和食においてのうまみの「もと」として注目されている成分です。また、酒粕には酵母菌が億単位で含まれており、この酵母にもアミノ酸が含まれ、さらなるうまみ成分が含まれているのです。
このアミノ酸はかつお節のイノシン酸や昆布のグルタミン酸、キノコ類に含まれるグアニル酸などの天然のだし素材と組み合わせることで「うまみの相乗効果」が得られ、うまみが格段にアップします。食事の際のお味噌汁にスプーン1杯加えることで健康効果だけでなくうまみも増え、手軽に取り入れることができます。
鶏の酒粕味噌漬け焼き
塩麹のように、肉を漬けて焼く調理法も、酒粕の風味を生かして食べられる方法です。
こちらは酒粕と味噌をほぼ同量で合わせて、こってり味に仕上がっています。酒、みりんも加えると、照り焼き風になりさらにコクが出ますよ。
白いご飯と一緒にいただきたい1品です。
あっさり胸肉もこってりうまい
鶏肉 1枚
酒粕 大さじ3
味噌 大さじ2
1.漬け床をまぜておく
2.漬け床に肉をつける
3.オーブンで焼く
酒粕と味噌はほぼ同量だけど、味噌はやや少な目に
酒粕と豆乳の秋鮭のクリームシチュー
豆乳のクリームシチューに酒粕で風味をプラス。
ソテーしてから入れた秋鮭が香ばしく、良いポイントになりそうです。
あっさりと優しいお味に、心まで温まりそうですね。
生クリームや小麦粉、牛乳の代わりに、酒粕と豆乳を使ってクリームシチューを作ってみました。濃すぎない酒粕の風味と豆乳のあっさりした味わいがとても美味しい一品です。
秋鮭 4-5切れ
酒粕 50グラム
豆乳 300cc
玉ねぎ 1個
人参 1本
じゃがいも 2個
キャベツ 3枚
しめじ 1パック
にんにく 1かけ
しょうが 1かけ
オリーブオイル 適宜
塩 適宜
黒胡椒 適宜
1. 秋鮭は切り身または一口大にカット。生臭さやぬめりが気になる場合は湯引き。玉ねぎはスライス、人参・じゃがいも・きゃべつは一口大に。にんにくはスライス、しょうがはすり下ろし。酒粕は豆乳(半量)で溶いておく。
2.鍋にオリーブオイル大1を熱し、にんにくを入れて塩をしてソテーする。
3.にんにくに色が付いたら取り出しておく。
4.オリーブオイルを少し足して、秋鮭を皮を下にして入れて皮を焼く。焼き目が付いたら取り出す。
5.塩を小さじ1入れ、玉ねぎ、にんにく、人参、じゃがいも、鮭、キャベツ、しめじ、しょうがの順に入れ塩を振る。豆乳を半分入れて蓋をし「重ね煮」にする。
6.10分経ったら蓋を開けて鮭を崩さないようにざっくりとかき混ぜ、残りの豆乳と酒粕を入れる。
7.弱火で火を入れながら味を見て、適宜塩・胡椒を加えて完成。
煮込みすぎると豆乳がぼろぼろになってしまうので、長く煮込む必要はありません。重ね煮で材料に火を通し、2回目の豆乳を加えたら煮立たない程度で火を入れます。
酒粕で作る甘酒♪酒粕と言えば甘酒ですね。なんともいえないほっこりする甘さ。
寒い冬には、冷えた体に染みわたります。生姜を加えると冷え性改善にも効果ありです。
健康&美容にいい酒粕甘酒をレンジで手軽に作りましょう。
酒粕 50g
水 150cc
はちみつまたは砂糖 お好み
ショウガ 小さじ1くらい
1.コップに酒粕と水、おろしたショウガを入れます。
2.レンジに入れ、フツフツするくらいまでチン!
3.はちみつまたは砂糖で甘味をつけたらできあがり☆
できれば水を入れた後、しばらく置いていたほうがきれいに溶けます。
酵素の宝庫。その数なんと100種類以上!
酒粕にはわかっているだけで酵素の種類が100種類以上含まれていることがわかっています。
その中には消化酵素や代謝酵素、食物酵素など多岐にわたります。酵素はできるだけ食べ物から補うことが理想とされており、発酵食が体によいとされている理由の一つでもあります。ただ、その力を有効に得るためには加熱しすぎないことが重要となります。
酵素は熱変性に弱いため、なるべく生で摂取することが理想的といえます。そのためには、野菜と組み合わせたあえ物や、スムージーなどのドリンクで摂取するとよいでしょう。
保存性が増す
発酵食の大きな特徴として「食材の保存性が増す」という事があります。
酒粕も例外ではなく、酒粕自体が生きた発酵食品なので密閉保存し、状態が良ければ何年でも保存することができます。酒粕には多くの有益な微生物が働き、雑菌の繁殖を防いでくれます。従って食材を合わせておくことで保存性が格段にアップします。
植物性食材と相性抜群!アレルギー対応の食材にも最適。
酒粕は植物性食材とも相性が良く、調味料としても活躍します。たとえば、通常ホワイトソースを作るのには小麦粉を使用しますが、小麦粉の代用として米粉と酒粕、牛乳の代用として豆乳を組み合わせば、バターも牛乳も使用しない、ローカロリーでヘルシーなホワイトソースを作ることができます。
また、酒粕をオーブンで焼く事でチーズのような風味になることから、粉チーズの代用としてもよく使われています。
酒粕ホワイトソースの作り方
材料
酒粕 大さじ2強
無調整豆乳 550cc
米粉 90g
塩 小さじ2
ニンニク(みじん切り) 1片
玉ねぎ(スライス) 1個
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2
コショウ(粗挽き) 適宜
作り方
フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れ、ゆっくり炒める。香りが出たら玉ねぎを入れ、半透明状にしんなりするまで炒める。米粉を加えよく混ぜ全体がまとまってきたら少量ずつ豆乳を加えとろみがつくように伸ばす。ふつふつとしてきたら酒粕を加えさらになじませ、火をとめ、最後にコショウを加える。
このホワイトソースをベースに応用できるメニュー
・パスタソース(ホワイトーソース大さじ5、炒めたお好みのキノコ類に合わせ塩、コショウ、醤油などで味をととのえます)
・シチューのルー(だし汁に豆や芋類などの根菜とホワイトソース大さじ6、味噌大さじ1、塩コショウで整えます)
※塩の代わりに塩糀を使うとよりうまみが増します。その場合、塩の倍量入れるようにしてください。
酒粕の入手方法と保存方法。
酒粕はスーパーなどで年間を通して購入することが可能ですが、新酒が出回る1月から4月がもっとも旬な時期です。
さまざまな種類のお酒の新鮮な酒蔵の酒粕は、是非この時期に入手しましょう。
安定した製造をしている種類のお酒ですと酒蔵によってはネット販売もしておりますので年間を通して購入することが可能です。
酒粕にはいくつか種類があります。
薄い四角い板状の「板粕」、ペースト状でパックの容器に入ったもの、どちらも効果に違いはありませんが、お酒の搾り方やお酒の種類の違いにより異なります。
蔵元によっても味や値段が異なりますのでお好みのものを探すのも楽しみのひとつといえます。
酒粕を購入したら賞味期限内に使いきることが大切ですが、それ以上保存することも可能です。
その場合、空気が入らない密閉袋に入れ、冷凍保存すれば1年ほどは保存することができます。
表面に白い粉状のものが出来る場合がありますが、これはアミノ酸の結晶成分である「チロシン」というタケノコを茹でたときにでてくるものと同じですので心配ありません。