良い脂肪                         Dr. Mercola


70億人以上の世界の人口のうち、多くの人が体重過多もしくは肥満です。

発展途上の僻地だと思われている土地でさえこの傾向にあります。(

エルサルバドルやチェコ共和国、シベリアでさえも「マクドナルド」があるご時世なのです。)

 

Open Heartジャーナルの報告によると、Body Mass Index(BMI)で判断すると15億人が体重過多、5億人が肥満と分類されることがわかっています。さらにその人口は増加傾向にあるというのです。

 

コロンビア特別区のCenter for Genetics, Nutrition and Healthという非営利の教育機関の創始者であるArtemis Simopoulos医師とカンザス州のSaint Luke's Mid America Heart Instituteに在籍するJames DiNicolantonio薬学博士は共同で論説記事を発表しました。

 

Simopoulos医師は、過去30年間主流だった摂取カロリーを主体とした考え方はひどい間違いだったと明言しています。

 

「1980年以来、肥満の原因や管理法をさぐる数々の研究がなされました。

行動、身体活動、高タンパク/低炭水化物/低脂肪食や高炭水化物低カロリー食などの栄養面、肥満に効果のある薬剤など研究内容も様々です。

 

このような努力もむなしく、アメリカの人口の体重増加は進行し先進国、途上国問わずに同様の状況が起こってきています。

 

先進国では、栄養不良や栄養が偏っていながら肥満である人が存在します。

現在の所、体重過多や肥満を抑制し、適正体重を維持できている国はありません。

 

この報告書では、オメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸のバランスを整えることで肥満を防止できるという可能性について触れています。

歴史的には、自然にこれらの脂肪酸のバランスがとれていたのです。

 

摂取カロリーと消費エネルギーの差が肥満の原因ではなく、健康に良い食品と悪い食品に対する一般的な考え方が問題であると医師達は考えています。

 

肥満:世界中に蔓延中

世界保健機関(WHO)の定義によると、肥満は、過剰な脂肪によって健康に害が出る状態であり、1997年に肥満の蔓延が宣言されました。

2008年には、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が肥満の蔓延は世界中の成人人口の1/3にまで広がると予測しています。

 

ある研究では次の様に報告されています。

「肥満によって発生する複数の合併症は、人体への被害だけでなく、肥満によって発生する費用にも影響します。

数学的モデルによる費用の試算では、どんどん増加を続ける肥満にかかる費用はアメリカの医療費全体の6-16%に該当し、さらに増加傾向にあるという結果が出ています。」

 

同レビューでは肥満について次のように説明しています。

かつては贅沢病とされたが、現在は、低所得層やアフリカ系アメリカ人、ヒスパニック系、アメリカ原住民系などの非白人系の人々に多い病気である。

子供における肥満が、1970年から2000年にかけて5%から15%にまでに増加した。

女性よりも男性に多い。それぞれ41%、28%という割合であるが、女性の場合の方が極度の肥満になる傾向がある。

2型糖尿病、冠動脈性心疾患、高血圧、ガン、若年死などの原因と考えられる。

 

オメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸の違いとは

オメガ脂肪酸は、様々な食品の包装に記載されています。

中には、含有量を宣伝文句にしている商品もありますが、オメガ-3なのかオメガ-6なのかを気にする人はあまり多くありません。

オメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸の違いを知らないからです。

 

これらの2種類の脂肪酸は食事中に同等の量含まれることが望ましいのです。

なぜでしょうか。

オメガ脂肪酸のバランスが整っていないと、血糖値を安定させたり、神経系の健康や、食欲の抑制効果のあるホルモンが作用することができないからです。

 

さらに、胎児の正常な成長や、赤ちゃんへの授乳においても、子供が将来慢性病にかからないように、栄養面のバランスが重要です。

それにもかかわらず、現代の食事には次の様な問題点があります。

理想的なオメガ脂肪酸の割合は1:1であるのに対し、大幅にオメガ-6脂肪酸の割合が高い16:1となっていることが、2016年3月に発表されたSimopoulus医師の別の研究で報告されました。

 

オメガ-6脂肪酸を摂り過ぎると、白色脂肪組織の過剰形成や慢性炎症という、健康に悪影響となり肥満につながる二つの症状の原因となります。

これらの症状から、心臓病、2型糖尿病、メタボリックシンドローム、ガンへと発展するのです。

 

反対に、オメガ-3脂肪酸の摂取では、脂肪組織の形成が抑えられ、褐色脂肪の増加、体重減少につながるという研究報告がなされています。

研究者グループ結果、次に示す条件に該当する人では褐色脂肪の量が多いことがわかりました。

 ・痩せ型の人は肥満体の人に比べて褐色脂肪細胞が多い

 ・若い人は年齢が上の人に比べて褐色脂肪細胞が多い

 ・血糖値が正常な人は血糖値が高い人に比べて褐色脂肪細胞が多い

 

Simopoulos医師とDiNicolantonio薬学博士は、栄養に関する正しい情報を持たない栄養士による誤った指導が長く続き過ぎており、食品の仕組み全体に大きな改革が必要であると考えています。

 

必須のオメガ-3脂肪酸:豊富に含まれる食品と効能

オメガ-3脂肪酸は必須の多価不飽和脂肪酸(PUFA)です。

健康維持に必要な量の一部しか体内で合成できません。次の3種類の型が重要です。

 ・αリノレン酸(ALA)

 ・エイコサペンタエン酸(EPA)

 ・ドコサヘキサエン酸(DHA)

 

αリノレン酸は、葉物野菜、クルミ、フラックスシード、種子類や植物油に含まれます。

 

EPA、DHAを多く含むのは、新鮮な天然のアラスカ紅鮭などの脂肪分の多い魚、フィッシュオイル/クリルオイルのサプリメントです。

さらに別の研究では、「摂取したαリノレン酸がEPA、DHAに変換される率は低いことがエビデンスにより示されている」と発表しています。

 

食事に含まれるオメガ-3脂肪酸が重要である理由は、次に示すような効能があるからです。例を挙げます。

 ・冠動脈性心疾患のリスクを減少させる

 ・心臓の疾患の予防、回復効果がある

 ・精神病を軽減させる

 ・関節リウマチなどの炎症性疾患を減少させる

 ・インスリン耐性を正常に近づける

 

肥満、満腹感と脳の働き

理解すべき重要なポイントは、食欲や食べる必要性に対する感覚の強さは大部分が脳に支配されているという点です。

特にpHに関する情報、胃のサイズ(胃壁伸展)、食物の代謝は、胃ではなく骨髄、視床下部、扁桃体、視床など脳で処理されるのです。

 

消化管では、食品が消化される量や時間を制御するホルモンが分泌されますが、 コレシストキニンの分泌が脳への満腹信号であり、グレリンの分泌が視床下部を刺激し空腹信号となります。

しかし、

「食欲と代謝を制御するホルモンは、脂肪組織から放出されるレプチンです。

レプチンの量は、体内に脂肪が多いほど多く、脂肪が少ないほど少なくなります。」

 

レプチンは視床下部で食欲促進効果を阻害し、食欲抑制効果を促進、満腹感を起こします。

肥満体の人では、レプチンの濃度が高いため、レプチンの信号が多く反応しきれない状態となります。

これがレプチン抵抗性として知られる病気です。

レプチン抵抗性とは次の様な状態を指します。満腹感が得られない。

 

食べ過ぎている上に運動をしなければ太って肥満にもなるのは当然です。

しかし、最近の研究によると、摂取量を減らすべきである糖分や穀物の摂取と体に悪い脂肪とに深い関係が見られることが示されました。

 

あまり知られていない事実ですが、レプチン耐性がなければあまり体重が増えることはありません。

テーブルシュガーはもちろん体に良くありません。

しかし、炭酸飲料や果物の缶詰、果汁、シリアル、サラダドレッシング、加工食品、その他多くの食品に含まれる高フルクトース・コーンシロップ(HFCS)の方がさらに体に害になります。

代謝の仕組みが他の糖分とは異なり、脂肪の燃焼を妨げるばかりか体重増加にもつながります。

 

糖分やフルクトース摂取を制限し始めた方が良いでしょう。

この悪循環はどのように解決できるでしょうか。

まず、食品を購入する際に、成分表示を確認して、高フルクトース・コーンシロップを使った食品は買わないようにしましょう。

包括的なガイドが必要であれば、フルクトース過剰摂取インフォグラフィックを確認してみてください。

 

大まかには、フルクトースを一日に25 g以上食べないこと、インスリン/レプチン抵抗性がある場合は15 g以上食べないことがルールです。

さらに、天然の甘味料のステビア(アスパルテーム、スクラロースまたはサッカリンなどの人工甘味料は健康に害となる)を使うと、血糖値を改善できます。

ですが、体重超過の場合はステビアも含め全ての甘味料を控えた方が良いでしょう。

甘味料は、現代の質の落ちた食品製造業が創り出した危険な道です。ドル箱ビジネスである理由があるのです。

 

庭へ帰ろう:バランスを取り戻すために

歴史的に人は、植物性の食品も動物性の食品も食べて来ました。

どちらも本物で汚染されていない食品です(今日の、健康に悪い食事を薬剤で補う食事とは異なります)。

ここ数十年間でこれらの基本的な必須の食品に様々な加工がされるようになりました。

賞味期間を長くすることや製造コストを下げることが主な目的です。

 

Open Heart誌の論説記事では、次の様に述べられています。

「この100年間で、食品の供給に大きな変化が起こりました。

食品の技術や現代農業により、ω-6脂肪酸(オメガ-6脂肪酸)を含む植物油が大量に生産され、飼料が牧草から穀物へ変わり、リノレン酸(油に含まれる)やアラキドン酸(AA、肉、卵、乳製品に含まれる)でのω-6脂肪酸の量が増えました。

これにより、食品に含まれるω-6脂肪酸の量が史上最大に増加したのです。」

 

政府の規制に従って、国民の健康につながる食品を生産することを意図しているはずの食品製造機械が、逆に人々の健康を損ない、肥満をもたらしています。

 

この記事で紹介した研究では、オメガ-3脂肪酸が多い食事に戻すこと、同時にオメガ-6脂肪酸を減らすことを呼びかけています。

どうすれば良いでしょうか。

まずできることは、調理油を変えること(差を理解すること)です。

また、集中家畜飼養施設(CAFO)で育てられた家畜の肉を、オメガ-3脂肪酸が多い健康的な魚や牧草飼育の家畜の肉に変えましょう。

 

研究の著者達は面白い指摘をしています。

人によって脂肪の代謝のされ方が異なり、過剰なオメガ-6脂肪酸によるリスクの影響を受けやすい人がいるというのです。

記事の続きはこうです。

「オメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸のバランスを整えることの効果は絶大で、正常な成長と発達、肥満やその共存症(糖尿病、心血管系疾患、ガン)の予防と治療に欠かせない要素である。」

 

医師達は、栄養分の代謝や遺伝子の役割についてさらに研究が進めば、脂肪酸のバランス調整も主流になるだろうと結論づけています。

 

オメガ-3脂肪酸の摂取による体重減少やその他の効果

複数の研究で認められている、Open Heartジャーナルで最も有力な記事は、オメガ-3脂肪酸が脂肪組織の形成を減少させ、体重を減らす効果があるという内容でした。オメガ-3脂肪酸の効果はまだあります。

 

「神経保護機能を持ち、炎症を抑えるレゾルビン、プロテクチン、マレシンなどの脂肪の前駆体を産生する。

さらに、ω-3脂肪酸(オメガ-3脂肪酸)は、脂肪酸の酸化とミトコンドリアの生合成を促す。」

 

Simopoulus医師のオメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸の比率に関する栄養研究では、次の様に説明されています。

「哺乳動物細胞はオメガ-3不飽和化酵素がないため、オメガ-6脂肪酸をオメガ-3脂肪酸に変換できない。

オメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸は相互変換ができず、代謝的にも機能的にも別のものであり、生理学的に重要な真逆の効果を持つため食事中の含有量のバランスが大切である。

 

魚やフィッシュオイルを摂取すると、EPA やDHAが食事で得られ、全ての細胞の細胞膜でオメガ-6脂肪酸(特にアラキドン酸)の替わりとなる。」

 

ある研究では、オメガ-3脂肪酸のDHAにより、結晶シリカへの暴露によって発症した肺の病変や全身性エリテマトーデス(SLE)の進行が止まったことがわかっています。

オメガ-3脂肪酸を摂るためにフィッシュオイルを使う人が多いですが、他にも選択肢(イワシ、カタクチイワシなどの魚を食べる他にも)があります。

 

動物性のオメガ-3脂肪酸をサプリメントで摂取するならば、フィッシュオイルよりクリルオイルにしましょう。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

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