腸内細菌をうまく養う                   Dr. Mercola


昔からの格言の言い当てている真実、すなわち「人は食べている物を体現する」ことは、細菌叢について知れば知るほどますます明白になっています —

細菌叢は腸内のバクテリア、ウィルス、真菌を含む微生物のコロニーです。

 

腸は第二の脳として機能しており、脳にあらゆる種類のインプットを行っていることはすでに証明されています。

そのインプットは気分や全体的な健康状態に影響するばかりではなく、免疫応答や神経系の機能にもインパクトがあります。

 

細菌叢は指紋と同じで一人一人全く異なり、両親の反映であり、今までどこに生活してきたか、親密なひと時を誰と過ごしているか、食生活、ライフスタイル、地球と相互作用しているか(ガーデニング等)その他多くのことを表します。

 

腸内細菌叢がごく一部の例を挙げるだけでも肥満、減食後に減量を維持し続けられない困難、鬱、多発性硬化(MS)を含む多くの病気や健康障害の発現のために役割を演じていることを研究が明らかにしました。

 

パーキンソン病は腸から発病する

研究者らは特定の腸内細菌とパーキンソン病発病の間に機能的関連性があることを最近発見しました。

特定の腸内細菌が生産する特定の化学物質はこの病気に関わっている脳内タンパク質の蓄積を悪化させます。

 

このリンケージは科学者らをして最善の処置戦略は薬剤ではなく特定のプロバイオティックを使用して脳ではなく腸を標的にすべきと示唆させるほど入り組んでいます。

実にますます多くの研究はパーキンソン病については一貫して誤解があったことを示唆しています。

 

パーキンソン病の患者は10年ほども便秘に悩んだあげくの果てに神経系の症状が出始めること、また他の研究はこの病気に関わるタンパク質が腸から脳内へ転移することを発見しました。

 

αシヌクレインと呼ばれるこのタンパク質群が脳内に定着すると繊維状になり、これが脳神経を破損し、パーキンソン病の患者の独特の震撼や運動障害が出始めることになります。

 

実際に、αシヌクレインを生産する腸内細菌はパーキンソン病の症状wo調節するばかりではなく、その症状が発現するために実際に必要でもあると研究者らは考えています。

 

パーキンソン病に関わるタンパク質の塊は腸に由来する

この研究では、人工αシヌクレインをマウスの胃と小腸に注入しました。数日後にαシヌクレインの塊が腸内に認められました。

21日後にこの塊はピークを迎えるまで成長しました。

 

そのころまでにαシヌクレインの塊は腸と脳を結んでいる迷走神経内にも観察されました。

Science Newsは次のように説明しています:

 

「注入後60日たったら、αシヌクレインは中脳に蓄積していた。

この野は化学的神経伝達物質ドーパミンを生産する神経細胞が集中している部位である。

この神経細胞の死こそパーキンソン病で動作障害を起こす進行性の脳障害につながる。

 

脳に到達した後、αシヌクレインは星状細胞という脳細胞に部分的には助けを借りて拡散していく、と第二の研究は示唆している。シャーレに入れた細胞で実験したら星状細胞が蓄積してαシヌクレインを細胞の間に拡散することが観察された」

 

時の経過に伴い、αシヌクレインの塊は脳へ転移し始め、マウスはパーキンソン病の患者とそっくりの動作障害を呈し始めたのです。

 

こうした事実は、少なくとも一部の患者においては、パーキンソン病が実際には腸に起因しており、慢性便秘こそ重要な初期症状であるようです。

殺虫剤もパーキンソン病の原因ではないかと見られ、その著者らは化学物質は腸内細菌にインパクトを与えてこうした影響を生んでいると思われると示唆しています。

 

腸内細菌が遺伝子発現に影響する

腸内細菌はまことに様々な経路で健康に影響します。

細菌叢が多かれ少なかれあなたを病気になりやすくする一つのメカニズムが遺伝子発現の制御によるもので、このメカニズムは主に食事による影響が大きいのです。

 

植物豊富な食事は病気から守る特定の主役的遺伝子をスイッチオンする最近を反映させることを研究が明らかにしました。

 

細菌は重要なエピジェネティック伝達物質

手短に言うと、以上の発見事実は植物繊維を餌にする細菌が生産する短鎖脂肪酸は主なエピジェネティック伝達物質であることを示唆しています。

典型的な西洋的食事、つまり糖分が多く繊維質が少ないのは善玉腸内細菌の栄養素としてはとても貧弱なのです。

 

そのため、DNAと交信する細菌が減り、ますます病気になりやすくなります。

細菌は極めて競争的でもあり、細菌のタンパク質はライバルの細菌を殺し、支配権を握ります。

 

病原菌があまりにも領土を広げると病気はますます起きやすくなり、善玉菌が陣取り合戦で勝つと、病気から守られ易くなります。

 

植物繊維が小腸を食い荒らす免疫を浸食する腸内細菌を阻止

重点事例: バランスが崩れた細菌叢は内蔵疾患に罹りやすい体質にし、細菌の動物実験はこの連関性を、食物繊維が腸内の肉食細菌を殺すのに役立ち、多くの腸の障害や内蔵疾患を予防するようすを示すことによってハイライトしています。

 

研究者らは14種類のよく知られるヒトの腸内細菌を無菌状態に養ったマウスに移植しました。

次にマウスに繊維質を食べさせずにおいたら、繊維を食べる細菌が減り、腸の内壁の粘膜を餌にする細菌がこれに置き換わっていました。

 

この保護粘膜層が乏しい食事やこの実験のように粘膜を食いつくす細菌のおかげで薄くなるにつれ、腸はますます感染症にかかりやすくなります。

これには大腸炎や腸の漏れが挙げられます。

 

実際に、繊維質抜きにしたマウスにシトロバクター・ローデンチウム — E. coli大腸菌様の細菌 — で感染させたら、病原菌が繁栄し、マウスはほとんど重病になりました。

 

その一方、15%の天然繊維質を含む食事を与えたマウスは粘膜層が厚く、シトロバクター・ローデンチウムに感染しませんでした。

 

細菌叢の質を高める9の方法

腸内細菌に話を戻せば最も簡単な細菌叢最適化戦略は食生活です。

以下に善玉菌を繁栄させ、健康に有害な微生物の拡散を抑制することで健康な腸をつくれる9つの食事内容の改善策をご紹介します:

 

多様性! 多種多様な食品を食べること — 特に植物系の食物 — で腸内細菌の多様性が最大限になります。

 

新鮮な野菜や果物の消費を増やすと繊維質の摂取量を最適化でき、バラエティー豊富に食べることで細菌の多様性を確実にできます。

緑の葉物野菜には健康な腸内細菌の餌になる特定の糖分を含むので、有害な微生物を押しやることにつながります。

スルホキノボース(SQ)というこの糖分は光合成によって植物の中にできます。

 

腸内の一部の細菌は果物や野菜の溶解性繊維質の発酵に特化しており、この発酵活性による副産物が大腸内壁細胞に栄養を与え、リーキーガットシンドローム(腸管壁浸漏症候群)と関連する健康の問題を予防します。

最も重要な発酵副産物は、酪酸塩、プロピオン酸塩および酢酸塩のような短鎖脂肪酸です。

 

これらの短鎖脂肪酸は免疫システムに滋養を与え、再調整する役割があり、これにより喘息やクローン病といった炎症性疾患を予防する働きがあります。

これらの脂肪は制御性T細胞と呼ばれる自己免疫反応を予防する役目がある特殊な免疫細胞も増やします。

 

発酵野菜、ヨーグルト、ケフィール、キムチ、昆布茶等伝統的に発酵させた熟成食品を食べてください。

発酵プロセスから生きた善玉細菌が自然に豊富に含まれる食品ができるし、自宅でも簡単に安価に作れます。

 

プロバイオティック食品を食べてくださいこれにはうらなりバナナ、パパイヤ、マンゴに豊富な難消化性でんぷん、種や、さらにじゃがいものでんぷん、タピオカスターチ、ブラウンライスの粉や白滝等の製品

 

繊維質のサプリメントを検討する.1,000 キロカロリー当たり25~50 gの繊維質を摂るのが健康的なターゲットです。

食事に十分繊維質を含められない場合は、有機オオバコの種子外皮、亜麻、チーアシードを摂るようにしましょう。

 

人工甘味料を避けるアスパルテームによってクロストリジウムや腸内細菌科等悪玉菌が小腸内に増加することを研究が明らかにしました。

 

ポリフェノールが豊富な食品を食べる。

プロバイオティックと同様、ポリフェノールは善玉腸内細菌を繁栄させます。

その豊富な食物には生のカカオ(ダークチョコ)、ぶどうの皮、抹茶、タマネギ、ブルーベリー、ブロッコリが挙げられます。

 

高品質プロバイオティクスサプリメントを摂りましょう。

品質と効果を確実にするために、次の基準によって善玉菌サプリメントを探すとよいでしょう:

 

製品内の菌種は胃酸や胆汁に耐えて生き残るもので、小腸に適正な量が到達しうるものであること。

菌種には健康を促進する特長があること。

善玉菌の活性は製品の全生産プロセス、保管期間、有効期間中一貫して保証されていなければなりません。

帝王切開を避け、六カ月かそれ以上母乳を与えて赤ちゃんの細菌叢を最適化するようにしてください。

ヒトの母乳にはオリゴ糖(独自の砂糖の複雑な鎖)が含まれ、その主な機能は赤ちゃんの健康な腸内細菌叢を養うことです。

 

これらは市販の乳児製品には全く入っていません。

膣経由で生まれず、母乳も無く育つと子供は重篤に脆弱な腸内細菌叢を持つことになります。

 

腸内細菌叢は恒常的に攻撃されている

細菌叢 —即ち肉体的、精神的健康 — は環境、食事、ライフスタイルの選択により常時影響を受けています。

腸内細菌が害を受け、不均衡になる(腸内毒素症)とあらゆる種類の病気に至る可能性があり、急性も慢性もありえます。

 

残念ながら脆い細菌叢のエコシステムは常時攻撃を受けており、特定の影響を回避することは健康な食餌で細菌叢に栄養を与えるのと同じく重要なことです。

細菌叢に深刻なリスクを与える要因の一部を以下に列挙します:

 

精製糖、特に高果糖コーンシロップ(HFCS)

遺伝子操作(GE)食品(加工食品や飲料にはたいてい使われている)

除草剤や殺虫剤等の農薬。グリフォセート(モンサントの除草剤)は悪の中の悪です。

従来式に生産された肉その他動物性食品。CAFO(密閉式給餌経営)による家畜は日常的に低用量の抗生物質や家畜用GE餌を与えられています。

 

グルテン

抗生物質は絶対必要でない限り避ける。細菌叢を発酵食品や高品質のプロバイオティクスサプリで補完して種を植え直すことを確実に行ってください。

NSAIDS(非ステロイド系抗炎症薬)は細胞膜を破壊し、ミトコンドリアのエネルギー生産を崩壊させます

プロトンポンプ阻害薬(Prilosec、Prevacid、Nexium等、逆流性食道炎(GERD)に典型的に処方されている胃酸生産の阻害剤)

 

抗菌ソープ

塩素処理やフッ素処理された水

 

ストレス

 

汚染

 

運動は細菌の多様性を増進

最後ですが決して重要度に劣るわけではなく、運動も腸内細菌の量と多様性を増やすこと、これが免疫力を増進することを研究が明らかにしました。

対照群に対して、(ここではラグビー選手)スポーツ選手は「腸内細菌の多様性に富む」ことが発見され、これはタンパク質の消費とクレアチインキナーゼと正の相関性がある」と著者らは説明しています。

 

スポーツ選手の腸内にはより多くの細菌種が存在する中で1種類は肥満、全身炎症リスクを低めることが発見されました。

ラグビー選手を選んだわけはスポーツ選手は平均的な人より極限的食事を徹底する傾向があり、集中トレーニングをする傾向があるからです。

この場合、一日に数時間トレーニングしていました。

 

これ程の量は必ずしも健康的であるとはいえず、おそらく大部分の人には無理がありますが、いずれにしても研究者らはこれを用いて行ったのです。

研究者らは運動と食事の組合せが腸内細菌叢に与える影響の程度を探ろうとしたのです。

 

対照群は平均的な肥満度指数(ボディマスインデックス、BMI)であり時々軽い運動をしていた群と体重過剰か肥満な座りがちの人と2つの男性グループにしました。

研究者らは結論として次のように説明しています:

 

「この結果は腸内細菌叢の多様性に与える運動の有益なインパクトがあるという根拠を提供したばかりではなく、この関係が複雑で、平行している食事の極度の相違にも関連している。」

 

 

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

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