リーキーガット症候群とは、リーク(洩れる)とガッツ(内臓)を合わせた言葉で、内臓(腸)に穴が開いて、栄養も毒素も体内に漏れてる状態の事。
正常な状態だったら滑らかな表面の腸管ですが、この症状は腸管にポコポコと穴が開いて、小腸の善玉菌も悪玉菌も小さな分子(タンパク質や抗生物質の薬の成分など)も漏れ出して、血流に乗って体中を駆け巡ってしまう状態の事です。穴の開いたホースのようです。
本来は「腸内」で塞き止められて解毒されるはずの悪玉菌や抗生物質や抗癌剤が、血流に混ざって体中に運ばれると、内臓(肝臓・腎臓)はその毒素を解毒しようと過剰な労働を強いられます。
過労により疲れ果てた内臓(肝臓・腎臓)には処理しきれない毒素が溜まり、その毒素が血液中に混ざり、ドロドロの血液となり全身に巡ります。
身体はちゃんとSOSのサインで教えてくれています。
●炎症、アレルギー、皮膚炎は皮膚の問題ではなく、腸の問題である事が多いです。
(⇒なので、ステロイドなどで炎症を防いでも根本の解決にはなっていません)
●甲状腺、リウマチ、関節の疾患
●便秘、下痢、胃炎、副腎等の内臓疾患
など、人それぞれSOSのサインは違いますが、身体はちゃんと警告してくれています。
これに気付く事が「病気の予防」です。
または、クリーンリビング=食生活が整っていて、運動も十分して、健康的な生活をして、ストレスもなく、楽しい毎日を送っていると自分では思っていても、
・なぜか貧血気味(鉄分、亜鉛、マグネシウム不足)
・なぜかコレステロールが異常に高い
・なぜかアレルギーが治らない
・なぜかリウマチなどの免疫系の疾患がある
・なぜか胃腸系が弱い
・重い生理痛や子宮筋腫
など、「健康なはず」なのに、ずっと治らない症状があるというのは、もしかしたら、リーキーガットの可能性もあるという事です。
これを放置しておくと、内臓の負担、悪玉菌、血液の汚れが溜まり、結果「癌」などの大病に繋がる可能性があるという事です。
私は乳がん発症以前も比較的、自分では健康的な生活をしてると思っていました。
まさに「クリーンリビング」が当てはまる生活でした。
なので乳がんだと診断された時に「なんで?」って凄く疑問でした。
でも、上記の症状が当てはまる気がする。(診断受けないけど)
自己診断だと、私の乳癌になった原因の一つ(原因は複数あるうちの1つ)だとは思っています。
主な理由は、10代の時に過度のストレスから「帯状ヘルペス」になった時の治療で、多量の抗生物質を投与され、その時から体調が変わった事。
また、コレステロール値が異常に高い事。
だから、私にとっては「乳がん治療」も「リーキーガット」も全く同じ事です。
腸が整えば、病は治る、そう思っています。
一般的にリーキーガットの原因は
●食生活
糖分過多、トランス脂肪酸、精製穀物(炭水化物)、インスタント食品、農薬、遺伝子組み換え、添加物など
●毒素
ホルモン剤(低品質の肉類、牛乳等も含む)、水銀、悪質なスキンケア
●薬
抗生物質、毎日摂り続けてる薬、不妊ピル
●ストレス などが考えられます。
でも、これらは果たして「リーキーガット」だけに限ったことでしょうか。
私は、リーキーガットも乳がんも、風邪もアトピーもその他の症状も、全て根本の原因は同じだと思っています。
それは「腸内環境」です。
全ての不快な症状の根本は「腸内環境」に答えがあると思います。
なぜなら、腸内環境が整っていれば、体内の免疫力は活発に働き、悪玉菌(病原菌)を退治してくれる構造になっているからです。
だから、実は「食べたもの」で健康が左右されてるわけではなく、「消化されたもの」で健康は左右されています。
いくら身体にイイものを食べても、「消化」されなかったら「ただの固形物」です。
消化されて初めて「栄養素が分解」されて吸収されるという事を認識する事が必要です。
では、どうすれば腸内環境を整えて、「強い腸」をつくるのか。
①プチ断食 or 16時間断食
・内臓に「消化」の時間を十分に与えること<16時間断食>
・腸内が完全に綺麗になってから次の食べ物を入れる事<プチ断食>
断食とは免疫力を高めて、血を浄化する最適な手段なのです。 万病のもとは食べ過ぎです。
②腸内環境を整える為には、何と言っても発酵食品
・発酵食品の摂取
黒ニンニク、麹、発酵野菜(ザワークラウト、漬物、ケフィア漬け等)、納豆や味噌等
・ビワ茶
ビワ茶の成分に含まれるビタミンB13は、癌細胞のアポトーシス(死滅)の効果があるとされています。
私は乳癌になって自分の身体を深く観察していった結果、別にリーキーガットだろうが、乳癌だろうが、根本は同じではないかと思うようになりました。
全ては結局「腸」につながるからです。
そしてその「腸」を健康な状態に保つには、「酵素」が必要で、酵素とは「発酵食品」だという事です。
「病名」とは、誰かがつけた名前です。
身体の不調を治す時、大事なのは「病名」を知る事ではなく「その根本」を診る事。
自分が受けてる身体からのサイン=SOSを受け止めて、その根本を探る事って、実は怖さでも辛さでもなく、自分を発見するという感覚だと思います。
腸の状態を見直すという事は、もしかしたら、自分を見直すという事と同じかもしれません。
それは、特別な事をしなきゃいけない訳じゃなくて、「日常」を大事に過ごすという事だとおもいます。