胃相と腸相


人間の顔に人相の良し悪しがあるように、胃腸にも「胃相」「腸相」の良し悪しがあります。人相にはその人の性格が現れると言いますが、胃相・腸相にはその人の健康状態が現れます。

 

健康な人の胃相・腸相はとても美しいものです。胃であれば、粘膜が均一なピンク色で、表面にデコボコがなく、粘膜下の血管が透けて見えることはありません。また健康な人の粘液は透明なので、内視鏡が照らす光に粘液が反射し、キラキラと輝いて見えます。健康な人の腸も、胃の場合と同じようにきれいなピンク色をしています。さらに非常に柔らかく、大きくて均等性のあるヒダが見られます。

 

人間は誰でも子供の頃はきれいな胃相・腸相を持っています。それが日々の食事や生活習慣によって変化していくのです。不健康な人の胃は、粘膜の色がまだらで局所的に赤くなっていたり、腫れていたりします。また、日本人に多い萎縮性胃炎になると、胃粘膜が薄くなるので、粘膜下の血管が透けて見えるようになります。

 

更に、胃の粘膜が萎縮すると、それを補うために表面細胞が部分的に増殖するため、胃壁がデコボコになってきます。ここまでくると、もうガンの一歩手前です。そして不健康な人の腸は、腸壁の筋肉が厚く固くなるため、不均等なヒダが生じたり、所々に輪ゴムをはめたようなクビレが出来ています。

 

体に痛みや不調が生じていない「未病」の人に「腸相が悪くなるから動物食は控えて下さい」と言っても、素直に忠告に従って実践する人はあまり多くありません。そこには動物食が美味しいからと言う理由もありますが、一番の理由は「見えないから」だと思います。

 

体の表面に生じた変化には、人は比較的敏感に反応します。例えば、髪の毛が抜けたり、顔にシワが出来たりすれば、大騒ぎでお金も時間もかけて対処します。

 

しかし、自分では見えない腸の中の変化となると、「まあ、痛くなければいいか」と、驚くほどいい加減な対処で終わってしまうのです。そして病気になってしまってから、後悔することになるのです。目で「見えない」と、その変化が意味する怖さも見えなくなってしまうのかも知れません。

 

しかし、私のように腸の中を知り尽くしてしまうと、体の表面の変化よりも中の変化の方が気になります。それは、その変化が自分の健康状態に直結していることが解っているからです。私の患者さんたちが、新谷食事健康法に真剣にとり組んでくれるのは、それが自分の生死に直結していることを知っているからです。

 

一度ガンという病気に直面した人にとって、「ガン再発率ゼロ%の健康法」は、他の何よりも優先されるものとなります。私は、この健康法を「ガン再発率ゼロ%」ではなく、未病の方々にも実践してもらい、「発病率ゼロ%の健康法」にしたいと思っているのです。そのためにも、肉食を続けた時、腸の中でどのような変化が起きるのか、是非知って頂きたいと思います。

 

肉食が腸相を悪くする最大の理由は、食物繊維がなく、脂肪やコレステロールを大量に含んでいることにあります。

 

肉食を続けていると、腸壁がどんどん固く厚くなりますが、これは食物繊維がないために便の量が極端に少なくなり、その少ない便を排出するために腸が必要以上に蠕動しなければならなくなるからです。つまり、過剰な蠕動運動により腸壁の大部分を構成する筋肉が鍛えられて厚く大きくなってしまうのです。こうして腸は固く短くなっていきます。

 

腸壁が厚くなると、内腔は狭くなっていきます。固く狭くなった腸の内圧は高くなるのですが、動物性蛋白質に加えて脂肪も大量に摂取して腸周辺の脂肪層が厚くなるので、更に腸壁に圧力がかかります。こうして腸内の圧力が高くなると、中から外に向かって粘膜が押し出されるという現象が起こります。この現象が「憩室」と呼ばれるポケット状の窪みを作り出します。

 

こうなると、ただでさえ量の少ない便は腸の中を進むのが難しくなります。その結果、腸の中に長く停滞する「停滞便(宿便)」が溜まっていきます。

 

その停滞便は腸壁のこびりつくように溜まるのですが、そこに憩室があれば、そのポケット状の窪みに停滞便が入り込み、さらに排出されにくくなります。憩室やひだの間に溜まった停滞便は毒素を発生し、その部分の細胞に遺伝子変化を起こさせ、ポリープを作り出します。そしてポリープが成長し、ガン化していくのです。

 

腸相の悪化は、大腸ガン、大腸ポリープ、憩室炎など様々な大腸の病気を起こすだけにとどまりません。実際には腸相の悪い人の多くが、子宮筋腫、高血圧、動脈硬化、心臓病、肥満、乳ガン、前立腺ガン、糖尿病などいわゆる「生活習慣病」を発病しているのです。

 

胃相・腸相が悪いということは、ただ単に見てくれが悪いということではありません。体が内部から蝕まれているということなのです。

 

たかが便秘などと考えて便秘を侮れないのです。

 

腸の汚れが万病の元であり、医療関係者の間でも、「人間の健康にはきれいな腸、腸の浄化と活性化が大切だ」という考え方が特に強くなってきているとのことです。

 

痔、大腸ポリープ、大腸ガン、乳ガン、前立腺ガン、心臓血管障害、肝臓・胆嚢疾患、潰瘍性大腸炎、クーロン病、前立腺肥大、関節炎、リウマチ、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患、子宮筋腫、乳腺症、膠原病、高血圧などの病気の人たちは、大腸の機能の衰え、機能不全などと強い関係があると考えられています。

 

大腸内をコロノスコープで検査しますと、便が溜まりやすくなっている大腸のヒダの間に、大腸ポリープやガンが発見されます。大腸内に憩室が出来たり、腸の痙攣が慢性的に強くなっている部位は特に便の流れが悪くなるので、便の溜まりやすい場になります。

 

また、腸内の有益菌は加齢に伴って減少し、逆に有害菌が増してきます。子供や若年者でも、潰瘍性大腸炎、クーロン病、アトピー、喘息などのアレルギー疾患がある人たちは、健康な人に比べて腸内環境(腸相)は非常に悪く、有害菌が増えて乳酸菌(有益菌)が非常に少なくなっています。

 

腸にとって有害菌となるのが、ウエルシュ菌、クロストリジウム、ブドウ球菌、緑膿菌、ベイオネラ菌、大腸菌などです。これらは、消化されなかった食べ物のカスを腐敗させることに関わる腐敗菌で、腐敗の過程で、硫化水素、インドール、フェノール、スカトール、アンモニア、メタン、アミンなどの有害物質、毒素が多量に発生します。

 

また、腸内細菌や粘膜細胞によって活性酸素(フリーラジカル)、過酸化脂質も発生されると思われます。ガスや毒素は、腸内環境を悪くするだけでなく、更に大腸の粘膜から血中に入り、身体に悪影響を及ぼします。

 

血液が汚れると、血行障害やリンパ腺の鬱滞を起こします。血液の流れが悪くなると、皮膚から心臓血管まであらゆる身体の機能を低下させ、新陳代謝がスムーズに行なわれなくなります。すると、最初にその人の生まれつき持っている遺伝的に弱い臓器や組織が刺激を受け、これが様々な炎症や病気の発生原因となったり、ガンを引き起こすと考えられます。

 

よく欧米人の腸は、日本人の腸に比べて短いと言われます。そしてこうした違いは先天的なものであるかのような言われ方をします。でも、それは間違いです。私は後に、食事を改善した患者さんたちの腸から、アメリカ人の腸も本来は日本人と同じように、長く柔らかいものであることを学びました。彼らの腸が固く短くなっていたのは、過剰な動物食摂取によって後天的に変化したものだったのです。

 

腸の長さや固さ、腸管の中の様子である「腸相」は、食事によって大きく変化します。ですから、これは嘆かわしいことなのですが、三十年ほど前まではあれほどきれいで大腸ポリープなど殆どなかった日本人の腸も、最近では動物食の増加に伴い、固く短いものになり、腸相が悪化すると共に、生活習慣病が急増の一途を辿っています。

 

また、様々な病気の手術や検査を行なう中で、一見すると腸とは関係ないと思われている臓器、例えば肺や肝臓、胆嚢、腎臓などであっても、何かしら病気を患っている人の腸相は美しくないということも知りました。

 

 

現代医学は心臓、肺、胃、腸、腎臓など臓器別に分類し、何かトラブルが生じてもその臓器一つの問題として、解決することを考えます。

 

そのため、痛みがあれば痛み止めを処方する、胃の粘膜が荒れていれば胃酸を抑える薬を処方するといった、非常に近視眼的な対処療法がとられてきました。しかし、実際の人間の体というのはすべてつながっています。一ヶ所でトラブルが起きれば、その影響は全身に及ぶのです。

 

例えば、食物繊維や水分の摂取が少なく便秘を起こしている人は、便の中の不消化物が腐敗・発酵し、毒素を発生させます。この毒素が腸壁の細胞内の遺伝子に変化を起こさせポリープを作り、次第にガン化していくことは従来からよく知られていますが、停滞便が生み出した毒素が全身の細胞にも悪影響を与えていることをはっきり認識している人はあまりいないのではないでしょうか。

 

便秘をすると吹き出物など肌荒れがひどくなるというのは多くの人がご存知だと思います。これは腸内で発生した毒素が腸壁から吸収され、その毒素の溶け込んだ血液が皮膚へと送られた結果です。肌荒れは目に見える場所で起きるトラブルなので目立ちますが、顔にニキビが一つ出来たということは、同じようなことが、目に見えない体の到るところで起きていると考えなければなりません。

 

そして、全身に運ばれた毒素が細胞内の遺伝子を傷つけた場合、最悪のケースでは様々なガンの原因にもなり得るのです。つまり、便秘が原因で全身にガンが出来る危険性があるということです。腸相の悪化、腸内環境の悪化は、単に腸だけの問題ではありません。腸に悪いことは全身にとって悪いことなのです。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
  たきがみ博士


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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

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  自分の心の中の対立に過ぎない 

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