肝臓、腎臓病の養生                                                   森下敬一


肝臓障害の正しい治療を行うにあたってまず必要なことは、十分に休養させることだ。

その為には、節食、絶食もよいだろう。健全な幹細胞をつくる為には、真の浄血食である玄米・菜食に切り替える以外に方法はない。

同じく、腎臓機能の回復をはかるのも玄米を主体とした野菜、海藻、小魚中心の食生活に切り替え、食塩は自然塩(焼塩、あら塩)なら安心して必要量を摂ってよい。

適度な運動をして汗を流すように心がけることも大切だ。

 

肝臓は横隔膜のすぐ下、右上腹部からみぞおちの上部に位置する大型の臓器である。

その重さは、成人男子で1000~1500グラム、成人女子で900~1300グラムぐらい。

心臓のように拍動したり、胃腸のように運動することもない「沈黙の臓器」であるが、物質代謝の中枢臓器として、次のような大きな働きをもっている。

胆汁を生成し、脂肪の消化吸収を助け、血液成分の代謝を行う。

炭水化物、脂肪、ビタミンなどの栄養物いっさいの代謝を行い、血液成分の正常化をはかる。

肉食性の有害物質、化学物質、ニコチンなど、各種の有害物質を複雑な化学反応によって無毒化する解毒作用がある。

血清蛋白、血中ホルモンを一定に保つための調節作用を行う。

 

こうした重要な働きをもつ肝臓をわれわれ現代人は、少々酷使しすぎるようだ。したがって、肝臓はバテ氣味だ。肝臓機能の良し悪しは、その人のスタミナを左右するものである。

最近日本人は根性がなくなったとか、バイタリティに欠けるとかいわれるのも、肝臓機能の減退と決して無関係ではない。

 

<肝臓の働きと障害>

肝臓の多種多様な働きは、すべて酵素の作用を借りた微妙な化学反応によって行われている。だから酵素の性状が変ったり、活性が低下したりすれば反応は正常に進行しなくなってしまう。こんな現象は肝臓に炎症がおこったとき、すなわち肝炎のときに認められる。

その場合は同時に、皮膚全体が黄色っぽくなったり、かゆみを感じたり全身にむくみが出たり身体のあちこちに紫色の皮下出血が現れる…といった皮膚障害が現れやすい、だからこの皮膚の病変を手がかりとして、肝臓障害のあることを知ることもできる。

とはいえ、一般には肝炎はかなり進行するまで自覚症状のない場合が多く、その為に肝臓障害の終着駅といわれる肝硬変にまで進行させてしまう人が多い。

肝硬変は、肝臓組織が「破壊―再生」といったことを長期間くり返している内に、肝細胞の再生・成長が悪くなり、肝細胞同士をつなぐ役目をしている間質細胞が異常に増殖し繊維化して、その名の通り硬く縮んで、凸凹の激しい変形状態になってしまった物である。お腹に水が溜まったり、腹部の静脈がふくれあがったりしてくれば間違いなく肝硬変である。

こうした状態になれば、血液の浄化やエネルギー生産などが十分に行われなくなり、身体は著しく衰弱してくるので、こうなる前にどうしてもくい止めなければならない。

肝炎が前肝硬変状態に移行するときは、急に激しいだるさを感じたり、思考力や注意力の急激な低下を感じたりすることが多いから発見の一つの目安になろう。

 

<肝臓障害の正しい治療法>

肝臓という臓器は予備力が大きいため、障害があってもなかなか症状を現さな いことが多い。

はっきりした症状がでたら、かなりの重症とみなければならない。

高カロリー・高蛋白質の現代栄養学がまかり通り、各種食品添加物の氾濫する現代だから我々は肝臓機能の正常化をはかる努力を意識的に行うことが必要だ。

一方、現に肝臓障害に苦しむ人はもう待ったなしだ。真に正しい治療法で、急いで確実に機能回復をはかるべきだ。幸い、肝臓はきわめて再生能力の大きな臓器であるから、肝細胞の機能が正常化すれば、新しく健康細胞をどんどん増加させることができる。

肝臓障害の正しい治療を行うにあたってまず必要なことは、十分に休養させることだ。消化吸収された栄養物のほとんどは、いったん門脈という血管を通って肝臓に送りこまれ、肝臓内で一定の処理をうけた上で全身の組織に送られる。

 

肝臓は栄養成分のコントロールセンターなのだ。このセンターの負担を軽くしてやるためには、送りこむ荷物を極力少なくすること、負担を少なくして休養を与えることだ。

そのためには節食、絶食もよいだろう。

しかし肝臓は胃腸などと異なって全面的な休憩をとることはできないから、より積極的、動的、実質的な休養が必要となる。

現在、一般に推奨されている治療法は薬物法、および高カロリー・高蛋白の食事療法である。

これでは肝炎から前肝硬変への移行を助長するようなものであり、なまじ早期発見され治療を受けると悪化を助長し、寿命を縮めてしまうという結果になりかねない。

薬物は、それが精神安定剤であろうがビタミン剤であろうが、合成した化学薬剤である限り、身体にとっては異物であり、必ず肝臓で分解処理作用を受けなければならないから、肝臓は大量のミネラルや酵素を費やす。肝臓の負担を大きくし疲れを増すことはあっても、治療に役立つことは決してないのである。

また、肝臓病に高カロリー・高蛋白食が良いとされているのは、大量の障害を受けた肝細胞を早急に修復させるためには、それに必要な材料を十分に供給しなければならない、という考え方に基づいている。だが、これは大変な間違いだ。我々は元々、穀菜食動物であるから、動物蛋白食品(肉、卵、牛 乳)をスムーズに処理する能力を持ち合わせていない。

まり、動蛋食品をいくらとっても肝機能を回復させる力は生まれてこない。それどころか逆に肉類の消化過程においてアンモニアなどの有害な中間産物が大量に生みだされ、それによって解毒器官である肝臓は大いに痛めつけられてしまう。結局、健全な肝細胞をつくるためには、真の浄血である玄米・菜食に切りかえる以外に方法はない。

 

玄米・菜食は人間の生理に最もふさわしい食事であるから、順調に消化される。肝臓に余計な負担をかけることもなく、血液性状を正して肝臓機能を大いに強化するものである。

ともあれ、主食に玄米、副食に野菜、海藻、少量の魚貝類を中心にすることがポイントだ。

特にシジミの味噌汁は、シジミのビタミンB6、B12、ミネラル、味噌の酵母が、肝細胞氣能の正常化に大いに役立つ。

 

<腎臓のしくみとその働き>

腎臓は、そら豆に似た形で、大 きさはにぎりこぶしぐらいである。

普通は、肋骨の内側で横隔 膜の下のところに左右2個ある。

心臓や胃腸のように動いたりすることのない肝臓同様静かな臓器である。この臓器の中には、毛細血管の球である糸球体が、片方だけで百万個も詰まっている。この糸球体から、それを包むような姿になっているボーマン嚢という受け皿へ、いったん血液から蛋白質を除いたすべての成分がこしだされる。このこしだされた液(原尿)は細長い尿細管を通過する間に水の99%、ブドウ糖はすべて、その他の尿と必要量だけは再び血管内に再吸収され、不必要なものだけが尿となる。尿は腎盂という腎臓内の空間に集まり、尿管 ― 膀胱 ― 尿道を通って体外に排出される。

 

また、腎臓は重要なホルモン臓器で、血圧を上げるホルモン、血圧を下げるホルモン、赤血球を成熟させるホルモンなどを出し、人体のエア・コンディションの役目をしている。

腎臓は、すべての臓器が働いた後始末も受けもっており、従ってここに故障が起きると必ずといってよいほど、他の臓器にも異常が生じてくる。しかし、腎臓にはたくさんのネフロン(糸球体と尿細管)が交互に働いているため、かなりの余力を持ち、普通3分の1が正常に働いていれば生命の維持に支障はないとされる。色々な腎臓障害が現れてくるのは、機能が20%以下になった場合と言われている。

主な腎臓障害には、血液を濾過して尿をつくる糸球体に炎症が起こる腎炎、糸球体と細尿管、すなわちネフロン全体が病むネフローゼ、腎臓にきている動脈が硬化する腎硬化症などがある。

腎炎では、血尿浮腫、高血圧などの症状が、ネフローゼでは大変に強い蛋白尿と高度の浮腫が起こる。

 

<腎臓病の治療法>

腎臓病では蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、顔面蒼白、貧血、尿量減少などの諸症状がみられるが、最も特徴的なものは蛋白尿と浮腫だ。身体の中に異常に水分がたまり、そのために組織の働きに障害の起こっているものを水腫という。この内とくに皮膚や皮下組織に水がたまったものが浮腫である。浮腫ははれぼったい感じとして認められることもあるが、多くは指でおしてみてへこみができる ことでそれとわかる。

 

一般に浮腫の起こる原因は、

毛細管内の圧が高まる。

血液の水分を引きつける力が(浸透圧)が弱くなる、の2つが考えられる。

つまり血管内の圧力が強いと、血液中の水分は外に押し出される。

また蛋白質は、自分自身に水分を引きつける性質がある。血漿中の蛋白が少なくなって水分を引きつける力が弱っただけ、組織の方へ水分をとられてしまう訳だ。腎臓病では、血漿中の蛋白とくにアルブミンが尿中に出てしまうので、血液の蛋白の濃度が低くなるのだ。

これに加えて全身的な原因としては水とナトリウムの排泄が悪くなっていることがあげられる。

その他、副腎皮質ホルモンや甲状腺ホルモンなどを始めとした内分泌氣能の失調、ビタミンBなどのビタミン欠乏、毒性物質による中毒なども、多かれ少なかれ腎臓に悪影響を及ぼす。

 

最近は、このように重要な器官である腎臓に障害をおこす人が多く、特に若い人に急増している現状だ。一般に行われている治療法は、食事制限と利尿剤、降圧剤、抗生物質などの薬物療法である。それでも効果のない場合は、人工透析療法として、腹膜灌流や人工透析(人工腎臓)、そして最後は腎移植ということになる。

薬物療法、人工透析、人工腎臓などはすべて不自然な療法なので論外としても、食事制限も正常な生理機能の回復には役立たない。

食事制限の中で特徴的なのは食塩制限だ。食塩はむやみに制限する必要はなく、問題はその質だ。

自然塩(焼塩、あら塩)なら安心して必要量を摂ってよい。自然塩に含まれる各種ミネラルは、代謝機能を正常化して、血液浄化に大いに役立つ。また、肉、卵、牛乳などは極力控えることが賢明である。腎臓は不自然食による血液の酸毒化にとくに弱い臓器なのだ。

腎臓機能の回復をはかるには、玄米を主体とした野菜、海藻、小魚中心の 食生活に切りかえることが不可欠だ。

そして、適度の運動をして汗を流すように心がけることも大切だ。

発汗は、排泄機能を大いに助ける働きだからである。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

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  自分の心の中の対立に過ぎない 

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