昔は、結婚というものは
ハナから辛いものだと覚悟していた。
今みたいに夢なんか抱いていなかった。
花嫁は泣きながら嫁に行ったんです。
だから僅かな幸せを喜べた。
つまりマイナスから始まっていたので
ちょっとしたプラスがすべて幸せになり、
結婚も上手く行っていたんです。
夫婦の相性は人それぞれ。
同じ目的を持ち、
同士のような関係の夫婦は
深い絆で結ばれている。
男はロマンティストで神経が繊細。
女は現実的で神経が図太い。
だから神様は、
男に腕力を与えたのです。
女優は様々な役を演じ、
完成された女に近づく。
美しい言葉遣い、
立居振舞、
教養、
美意識。
それが美しい女を作る。
美しい女は、
オペラと同じ総合芸術。
人から多くの好意を寄せられる人は、
その分多くの嫉妬も受ける。
美しく生まれた人にはそれがハンデとなる。
今は男達も裃を脱ぎ捨てて、
本音で生きていい時代。
そんな中でキラリと光るのは
封建制度に代わる価値観を
自分の手で作り上げた男たち。
子持ちだと思われたくない、
独身だと思われたい。
そんな女性は、
母親になる資格がありません。
「お母さん」が似合う自分を
誇らしいと思うべき。
私はこれまでの人生で、
弱い女と強い男は見たことがない。
いつまでも子供でいたい…
無邪気な男は楽しくて魅力的。
でもいずれ困る時が来る。
腹をくくってきっぱりと、
自分の幼児性を
捨てなければいけない時が来る。