ガンの原因はミトコンドリアの機能不全   生物史から、自然の摂理を読み解く


ミトコンドリアとは、ほとんどすべての生物(動植物や菌類など)の細胞に広く含まれている細胞内構造物の一つです。 高校の生物の教科書などで細胞の構造図を見た覚えがあれば、その中でたいていは丸いカプセルのような形で描かれていたでしょう。 このミトコンドリアは一つの細胞に(細胞の種類によって違いますが)数十から数万という大変な数が含まれています。

 

このミトコンドリアは、普段私たちの体の中で一体どのような働きをしているのでしょうか

1.人間はミトコンドリアを使ってエネルギーを産み出している

人間のエネルギーの産みだし方について、説明します。我々人間が、なぜ、生きて動くことができるのか?その説明をします。たとえば、自動車は、エンジンがあっても、ガソリンがなければ、動きません。

 

人間も自動車で言えば、エンジンがあって、ガソリンのようなものがあるハズです。これは、これからの説明をわかりやすくするための、たとえを用いた説明ですので、その辺を御理解いただければ幸いです。

まず、人間の細胞には、二つのエンジンがあります。

ひとつは、「解糖系」というエンジン。もうひとつは、「ミトコンドリア」というエンジン。この「二種類のエンジン」をケース・バイ・ケースで使い分けて、生命を維持しています。(生きているのです)

まず、解糖系というエンジンは、その名の通り、解糖系というエンジンのガソリン(燃料)は糖です。もうひとつのミトコンドリアのガソリン(燃料)は、酸素と脂質とタンパク質です。

 

<人間がエネルギーを産み出す方法>

1.ミトコンドリアが「酸素」「脂質」「タンパク質」を使用してエネルギーを産み出す場合

2.解糖系が「糖」を使用してエネルギーを産み出す場合

 

2.どのようにしてこの2種類のエンジンを使い分けているのでしょう 

◎ミトコンドリア(=持久力系エンジン)

ミトコンドリアは、持久力や持続力のエンジンです。燃料は酸素と脂質とタンパク質です。後で、詳しく説明しますが、ミトコンドリア内で、たとえば、車を例にとると、アイドリングのような状態をつくり、死ぬまで、アイドリングしているようなイメージです。

 

このアイドリングが止まった時に、死が訪れるのです。重要なのは、あくまでも、酸素です。酸欠は、生命の死です。

糖尿病の失明や壊疽も、血流不足により、部分的にアイドリングが停止し、部分的な細胞死が発生します。

網膜の毛細血管はひじょうにせまいのです、細いのです。生命にとって一番重要な、酸素は、赤血球が、運びますが、この赤血球が、ぎりぎり通れるかどうか? それが、網膜の毛細血管なのです。

 

高血糖になると、すぐに、血流が悪くなります。赤血球が折角、頑張って酸素を網膜に運ぼうとしますが、高血糖になると、簡単に、運べなくなってしまいます。

それほど、網膜の毛細血管は繊細なのです。(網膜に限らず、全身の臓器や中枢神経をネットワークしている毛細血管すべてが、ひじょうにせまく細いです)

 

車の場合、アイドリングが止まっても、またエンジンをかければ、良いのですが、ミトコンドリアというか、生命は、一度、この営みが止まると、再稼働できないのです。ここが重要です。

ということで、窒息等は、酸素が取り込めなくなり、ミトコンドリア内の酸素と脂質とタンパク質の燃料が、 枯渇するわけですから、ミトコンドリアのアイドリングが止まるのです。

 

いわば、死と言う事です。

我々、ミトコンドリアを持った生物の生命線は、なんといっても酸素なのです。

酸素がない状態、それは、死を意味します。反対に、解糖系は、酸素を必要としませんので、ある意味、不死です。 癌細胞も不死です。癌細胞を培養して糖を与え続けると、永遠に増殖します。寿命がないのです。

 

解糖系が言わば癌化する前の癌細胞と考えてもいいです。 解糖系が潜在的癌細胞であり、解糖系が何らかの環境の変化で、亢進する。

解糖系の異常な亢進が癌ということです。(遺伝子の変異)

 

◎解糖系(=瞬発力系エンジン)

解糖系は、 通常は休眠状態です。

たとえば、 何か重い物を持ち上げなければならなくなったとか、たとえば、 家が火事になったような時に、火事場の馬鹿力として、使われます。 この時、みなさん、必ず息を止めますね。 筋肉の中で嫌気的解糖を行っているのです。

そして、 翌日、筋肉内に乳酸がたまり、筋肉痛になります。もし、皆さん、筋肉痛になったら、「あ!俺の筋肉の中で、解糖系が、嫌気的解糖を行って、 乳酸を出したな!」 と理解してください。

簡単に言えば瞬発力のエンジンが、 解糖系の担当です。 通常、スポーツ選手、特に瞬発力を求められるスポーツ選手以外は、解糖系はほとんど、使われないのです。そして、年齢とともに、解糖系は衰えていきます。瞬発力のスポーツは、歳をとると難しくなっていきます。

 

◎ミトコンドリアの特徴

 ・基本的に人間はミトコンドリアを使用して、持続的にエネルギーを産出している

 ・酸素がなくなると死ぬ

 

◎解糖系の特徴

 ・普段は休眠状態

 ・酸素が必要ないので不死身

 ・潜在的細胞(→解糖系の異常な亢進が癌細胞)

 

3.癌細胞は、糖を燃料にして、解糖系(エンジン)を動かしている

細胞内で、解糖系(エンジン)が糖を燃料にしてエネルギーにすると、ピルピン酸というものが出てきます。

そして、このピルピン酸は、アセチルCoAというものに変化して、ミトコンドリア(エンジン)に移動し、酸素と合わせて、ミトコンドリア(エンジン)内で、燃料になり、エネルギーになります。

 

これが、我々人間のエンジンの正常なエネルギーを、生み出す仕組みです。しかし、癌細胞は、糖を解糖系が取り込み、ピルピン酸を産み出した後に、通常のアセチルCoAに変化せず。酸素があるのに、一切、酸素を用いないで、ピルピン酸から乳酸に変化させているのです。

 

以下に、正常なエネルギーのつくり方と癌細胞のエネルギーのつくり方を、まとめて比較してみましょう!

 <正常なエネルギーのつくり方>

解糖系が糖を燃料にしてエネルギーを産出 → ピルピン酸が同時に生成される → ピルピン酸は、アセチルCoAへ変化し、ミトコンドリアへ移動

→ ミトコンドリアは、酸素とアセチルCoAを使用し、エネルギーを産み出す

 

<癌細胞のエネルギーのつくり方>

解糖系が糖を燃料にしてエネルギーを産出 → ピルピン酸が同時に生成される → ピルピン酸は、アセチルCoAへ変化せず、癌細胞が乳酸へ変化させる (乳酸で止まり、酸素があるのに、酸素を用いず、ミトコンドリアにも移動しない)

※これを「嫌気的解糖」等と呼びます。

 

 

4.そもそも解糖系とは何か?なぜ存在しているのか 

◎生命の起源 

話は、まず、地球上の生命の起源に遡ります。まず、「地球上のすべての生命の共通の祖先がいた」という理解は、 世界中の研究者が認めるところです。 しかし、今のところ、その共通の祖先は何か? その解明はできていません。

しかし、その共通の祖先の次の段階の生物は、わかっていますし、現在も存在してもいます。 それは、「原核生物」と呼ばれるものです。 たとえば、「大腸菌」なんかが、 よく知られた、原核生物ですが、 とにかく、具体的な生物として、 最初に産声を上げたのが、「原核生物」と言われています。

 

◎原核生物は糖を摂取し、生きていた

「原核生物」は、 酸素のない環境で、 深海の熱水吐出口あたりで、 生まれたのではないだろうか? というのが、 研究者達の共通の認識です。原核生物のまわりの環境は、酸素がまったくなく、弱酸性で、海水温が32℃くらいで、糖の元祖ともいうべき、ホルムアルデヒドが、多く存在しており、原核生物は、 そのホルムアルデヒドを、摂取して、生き延びてきたのです。

 

原核生物は、 ホルムアルデヒド(糖の元祖)を、摂取して、解糖系を用いて、生きていました。そんな時、暗黒だった、地球に、太陽の陽がさしはじめました。そうすると、太陽の陽を利用する、あらたな原核生物が産まれました。シアノバクテリアの登場です。シアノバクテリアは、光合成を行い、酸素を産出しました。酸素は、原核生物にとっては、猛毒でした。多くの原核生物が、酸素で、絶滅しましたが、酸素の環境に適応した 。原核生物は、 疲弊しながらも生き延びたのでした。

 

◎人間は、原核生物(解糖系)とミトコンドリアが合体した真核生物

そんな時、 酸素を利用する 新たな生物が産まれました。ミトコンドリアの登場です。酸素を利用し膨大な量のエネルギーをつくり出す、ミトコンドリアを、原核生物は自身に取り込みました。

原核生物は、その酸素を利用して莫大なエネルギーを つくりだすことに成功しました。「真核生物」の誕生です。

真核生物は、酸素と脂質とタンパク質を摂取し、やがて、多細胞生物に進化して、有性生殖を開始し、巨大化と多様化を推進し、ますます、酸素を活用し、進化繁栄をしていきました。それが、我々人類なのです。

まとめますと、 我々は、原核生物(解糖系)とミトコンドリアが合体した、真核生物であり、それが多細胞生物となり、さらには、変化する環境に適応するために、有性生殖を取り入れ、それによって、ゆるやかに進化し、多様性を育んできました。

 

5.なぜ嫌気的解糖でエネルギーを産出するようになるのか

1921年に、がん細胞がブドウ糖を多く取り込むことが最初に報告されました。糖尿病のがん患者が、がんを発症すると尿糖が減ることや、ブドウ糖の入った培養液にがん組織や正常組織を入れて培養する実験で、正常の筋肉組織や肝臓組織に比べて、がん組織ではブドウ糖の消費量が極めて高いことが報告されました。また、翌年の1922年には、がん組織には乳酸が大量に蓄積していることが報告されており、これは、がん細胞では「嫌気性解糖系」が亢進しているということを意味します。

 

それでは、なぜミトコンドリアを使ってエネルギーを産み出さず、常時、嫌気的解糖を用いてエネルギーを産み出すようになるのでしょうか

それは何らかの理由でミトコンドリアが機能不全に陥っていることが原因なのです。

当然、ミトコンドリアが機能不全に陥ってしまうと、ミトコンドリアを利用したエネルギー産出ができなくなってしまいます。この非常事態に対応するために仕方なしに、「嫌気性解糖」でエネルギーを産出しているだけなのです。

 

要するに、ミトコンドリアの代わりに、糖を使ってエネルギーを産出してくれているもの。それが、ガンだと言えます。

 



細胞のがん化                            がんとの正しい付き合いかた


ミトコンドリアとは、細胞内にあるエネルギー工場です。

お仕事としては、

・エネルギーを作る

・小胞体と共同して体タンパクリサイクルに関与(オートファジー)

・傷ついた細胞を自滅させる「アポト-シス」にも関わっている

この作業はどれも、うまく出来ないと細胞がガン化することに繋がってしまいます。

 

1、活性酸素対策

ミトコンドリアではエネルギー生産する際に活性酸素が発生しやすいのですが、ミトコンドリアDNAは、核DNAの10倍も活性酸素に弱いため活性酸素対策が必須です。

 

食生活:食品添加物、早食い(噛まない)、食べすぎ、過度のアルコール、糖質過多、野菜不足

 

生活面:過度のストレス、運動不足、日光不足(ビタミンD欠乏)、汚染された空気、放射性物質、電磁波…

 

2、エネルギー作りに必要な栄養を入れる

ミトコンドリア内には「クエン酸回路」とか「TCA回路」というエネルギーを作り出すためのシステムがありますが、この回路を回転させるには、ビタミンB群や、マグネシウムなど様々なビタミン・ミネラルを必要とします。

一番大きなエネルギーを作っている「電子伝達系」では、ビタミンB3、CoQ10、鉄を必要とします。

 

「疲れが取れない…」という人は、ミトコンドリアの機能を上げるために、まずはビタミンB群の多い豚肉やマグネシウムの多い野菜(マメ、かぼちゃ、ほうれん草…)を意識的に摂ってみると良いかもしれません。

 

ビタミンB群や鉄は腸から吸収します。ですからまずは腸内環境が良くなければ始まりません。

 

3、TCAサイクルを邪魔するものを排除する

重金属や化学物質、特に水銀、ヒ素、フッ素などは、TCAサイクルの酵素反応を阻害します。

ですから重金属や化学物質を取りこまないようにするのが一番です。

 

・水銀:マグロなど大型魚を避ける、予防接種をしない、歯の銀色の詰め物(アマルガム)の除去

・ヒ素:ヒジキを食べすぎない、農薬は極力少なく(特に玄米は無農薬を)

・フッ素:歯磨き粉のフッ素入りは買わない、歯科で塗らない

 

しかし、既に重金属が体内に蓄積されていたらどうすればいいのか…ですよね。

水銀は通常は4カ月くらいで排泄されますが、出来ない人は腸に問題がある人です。

まずは乳酸菌、グルタミン、ビタミンAなどで腸内環境を改善しましょう。

 

4、食べすぎ厳禁(断食が有効)

ミトコンドリアを元気にする為には断食が有効と言われます。

ミトコンドリアが元気で働いてもらうには細胞内の環境はクリーンな方がいいですね。なんと、細胞内にはお掃除システムがあります。それもオートファジーの役割です。

オートファジーか十分機能していないと、細胞内にゴミが溜まってしまいます。このような悪環境下では、ミトコンドリアはATPを作ることが出来なくなるだけでなく、不良ミトコンドリアが活性酸素をまき散らすような状態になると推測されています。

活性酸素の過剰産生が続くと、核ゲノムのDNAも損傷をうけてしまいます。結果的に腫瘍が形成されてしまう…ということになるのです。

 

細胞内をクリーンに保つオートファジーがしっかり機能するにはどうすればいいかというと…それが「断食」なのです。

オートファジーは、元々は飢餓の際に、やむを得ず自分自身を過剰に分解して栄養素を作る、細胞内リサイクル機能です。

 

5、運動でミトコンドリアを活性化

 

ミトコンドリアを使わないと、活発な分裂も起きにくくなります。(廃用性萎縮)

ミトコンドリアが多い所は筋肉です。ですから、ミトコンドリアを増やすには運動が必要です!

 

体温が37度くらいだとミトコンドリアが活発になるので、体温を上げる工夫もしていきたいですし、ミトコンドリアのATP生産に酸素が必要なので深呼吸で全身に酸素を届ける…なども意識したい所です。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

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