玄米を精米するときにでてくる薄茶色の粉、これが米ぬかです。
米ぬかには玄米の表皮と胚芽が含まれています。とっても貴重な天然の成分です。
実は米ぬかの中には、玄米の持つ栄養分の90%以上が含まれているのです!
精米された白米は、玄米の栄養素の5%しか残されていません。
つまり、米ぬかとは・・・
玄米を精米し、白米にした後に残る粉末状のもの。
もともと玄米にあり、白米にする際に削り取ってしまった栄養分の宝庫である。
ビタミンB1は、白米の約20倍!
食物繊維は、ほうれん草の約10倍!
お米全体の7割以上ものミネラル分を含む!
玄米の持つ栄養素の9割を持っている健康食材である。
とまぁ、つくづく米ぬかってヤツは、本当に知られざるパワーの持ち主、まさにスーパーフードなのですね。
それでは、次に米ぬかの栄養成分と、その効果を見ていきましょう。
米ぬかの栄養素や成分
米ぬかには、玄米の栄養素がたっぷり含まれています。
玄米だと、そのありがたい栄養素を取り込むには、よぉ~く噛まないとダメなのです。(それこそ100回咀嚼!とか^^;)
玄米は、いわゆる「種」そのものなので、固い皮(繊維質)におおわれています。
(それをはがしたものが、米ぬかになるわけですが)
同じ種であるゴマも、すりゴマにしないと、栄養分が摂取できないように、玄米もまた人間の歯ですりつぶす。
つまり念入りに咀嚼(そしゃく)しないと・・・
胃腸が弱い方は、かえって痛めてしまったりということも^^;
でも、米ぬかだと、そんな心配も激減します!
(ただし、カラダは人それぞれなので、たとえ米ぬかでも、体調をみながら摂取してくださいね)
いろいろなお料理に混ぜるだけで、その恩恵を受けることができるのです♪
米ぬかの栄養成分
それでは主な成分をご紹介しますね。
フィチン
・抗がん作用・抗腫瘍作用が期待できます。
・尿路結石・腎結石の予防に有効とされています。
・心臓・血管疾患の予防効果が期待されています。
・歯垢を作りにくくするなどの効果が期待されています。
イノシトール
・抗脂肪肝ビタミンと呼ばれており、脂貿の代謝をよくして脂肪肝を防ぎます。
・神経機能を正常に保つなどの重要な役割があります。
フェルラ酸
・米ぬか特有のポリフェノールの一種。
・メラニン生成の抑制、紫外線吸収、酸化防止機能があります。
・アルツハイマー病を予防する効果が期待できます。
・美白効果が期待できます。
・高血圧を予防する効果が期待されています。
γ-オリザノール(ガンマ-オリザノール)
・他の食べ物には含まれない、米ぬか特有の成分です。
・自律神経を整える効果、肩こりや腰痛、眼精疲労などの症状を改善してくれます。
・更年期障害の症状、不定愁訴の改善も期待されています。
・皮膚の調子を整え、酸化を防ぐ効果が期待できます。
・紫外線を防ぐ、メラニンの生成を押さえる効果が期待できます。
・コレステロールを低下させる働きが期待できます。
植物ステロール
・ファイトケミカルの一種でフィトステロールと呼ばれています。
・体内にほとんど吸収されず、コレステロールの吸収を抑えます。
・生活習慣病の予防・改善効果が期待できます。
・排尿障害を改善する効果が期待できます。
・免疫細胞の一種ナチュラキラー細胞(NK細胞)を活性化させるため免疫力を高める効果が期待できます。
ダイエタリーファイバー
・穀物の外皮や豆類、葉菜などに多く含まれる食物繊維のこと。
・腸の中を綺麗にしてくれるので便通が良くなる効果が期待できます。
・コレステロールの吸収を防ぎ、血中コレステロール値を下げる働きがあります。
・余分な糖分の吸収を阻害する働きにより、糖尿病予防やダイエット効果が期待できます。
さらに、これらの栄養素が豊富です。
・ビタミンB1・・・肌の新陳代謝など、体内のエネルギー代謝をアップ。
・ビタミンB2・・・美肌のビタミンと呼ばれ、肌をイキイキつやつに。
・ビタミンE・・・若返りのビタミンと呼ばれ、皮膚を老化を防ぐ。
・カルシウム・・・外部からの刺激に対して、肌の抵抗力をアップさせる。
・鉄・・・貧血に有効。また皮膚の弾力性を保ち、新陳代謝を促す。
米ぬかには農薬も残留しやすいことから、健康のためには、できるだけ無農薬で育てられたお米の糠を利用なさってくださいね。
私自身、米ぬかを摂取するようにしてから、確かに、便通はすごく良くなりました。
それに、アラフォー肌の調子もいい感じに整ってきました。
それにアトピー体質の長女も、肌が強くなってきて、カサカサしなくなり調子が良いようです^^
こうして改めて米ぬかのパワーを知ってみて、本当に今まで捨てていたのが、もったいなかった!と後悔しきりです。
これはもう、米ぬかは天然のサプリメントと言ってもいいですね!
毎日の食生活に、米ぬかを上手に取り入れて、あなたも美肌と健康を手に入れませんか^
つきたての新鮮な米ぬかを分けてもらい、そのつどフライパンで炒って使っていました。
それを食事のあと、ティースプーンに3~4杯食べます。
粒の粗さは気になりましたが、味のほうは豆を炒ったような感じで香ばしく、そう食べにくくもありません。