発酵食品は、腸内環境を整えるため、健康増進をはかる上で非常に重要です。
そして日本には、味噌、納豆、醤油、酢、酒、みりん、漬け物、かつお節、塩麹、甘酒など、たくさんの発酵食品があります。
しかしながら、経済成長により、社会全体が経済第一主義の世の中になってきますと、「より大量に、より安く」という風潮が蔓延するようになりました。
消費者も、「より安いもの」を求めるようになってしまいました。その結果、「ニセモノの調味料」が出回ってしまっています。
例えば、醤油であれば、裏のラベルを見ますと、「脱脂加工大豆、水あめ、アミノ酸、ブドウ糖果糖液糖、カラメル色素、グルタミン酸ナトリウム」などが入ったものが安価な製品として店頭に並んでいます。
これは、発酵食品とはいえません。ただの添加物のかたまりです。
しかし、発酵食品である本来の醤油の原材料は、「丸大豆、小麦、食塩」のみなのです。
味噌も同様です。本来の味噌は、半年や1年以上の時間をかけてじっくり発酵させるものですから、手間がかかるため販売価格もおのずと高くなります。
安い味噌は、「速醸法」などといって、短期間で大量生産する方法で作られており、味噌本来の発酵・熟成がなされていません。
みりんにも、発酵した「本醸造」のものと、添加物の多い「みりんモドキ」(=みりん風調味料)が販売されています。
かつお節も、発酵したもの(かつお節削り節)と、発酵していない「かつお節モドキ」(=かつお削り節)があります。
こういった食品群は、「ニセモノの調味料」といえます。
このように、たとえ食材によいものを選んだとしても、調味料にニセモノを使用してしまっては、添加物を食べているのと同じになってしまいます。
これでは、調味料で発酵食品を食べているつもりでも、発酵食品を食べたことにはなりません。
発酵食品を食べたり、腸内環境を整えることは、健康を作る上で非常に大切です。
発酵食品モドキをやめ、調味料や発酵食品には本物の食材を選び、ちゃんとお金をかけましょう。
安いものには理由があります。
「安かろう」にこだわっていると、いつの間にか添加物や化学物質の多い食材にみまれてしまう世の中になってしまっています。
本物の食材や調味料にお金をかけることが、一番の投資であり、一番の財産になると思います。
発酵食品は腸内環境を整えるためには非常に効率の良い食べ物です。善玉菌を多く含む、ビタミンミネラルが豊富、そしてその吸収率も良い、酵素が豊富などなどの理由です。
腸内環境が整えば、免疫力があがります。免疫力向上のほか、冷え取り、ホルモンバランスの安定、精神バランスの安定、便秘の改善、アンチエイジング、皮膚の若返り、デトックス促進などなど、たくさんの良い変化があります。
発酵食品とは、味噌、納豆、しょうゆ、漬け物、酢、みりん、酒かす、キムチ、鰹節、塩麹など、その他日本の伝統的保存食があると思います。
「発酵期間の長い味噌は最強のサプリメント」などと言います。
食事ごとに味噌汁や納豆、漬け物を食べることができれば最高ですね♪
欧米型の食事では、油脂や動物性たんぱくが多すぎて、腸内環境を万全にするには不向きです・・・。