福田先生は、長らく癌医療に関わった経験上、癌は、大きく分類すると
四つに分類されるとおっしゃっています。
①増殖が早く、死にいたる癌
(難治性であり進行性の癌)
②増殖が遅く、症状が出て死に至るまで 長い年月がかかる癌
(遅行性の癌)
③増殖がひじょうに遅く、 癌の症状が出るまで癌が増大するまでに
他の疾患で死にいたる癌
(遅行性の癌)
④病理的に癌細胞の特徴を示しても、 ある一定の大きさから増大しない
癌、この場合そのまま自然消滅することもあり、死に至ることはない。
※癌と定義するには科学的ではなく適切ではないが、
癌ビジネス興隆の為にこの癌は最大限に、癌ビジネスに利用されている。
現在わが国におけるがん診断、癌治療は、上記①~④をまったく同じ癌として、同じような診断と治療を行っています。
四つの癌の特徴も診断方法も治療法も異なりますが、四つの種類の癌に対し、現場医師達は、
①手術
②抗がん剤
③放射線治療
等のお決まりのガイドライン通りの癌医療行為を行っているとのこと。
では、なぜ、そのようになるのか。
福田先生曰く、医学生時代の教育が、そのようにさせているとのことです。
たとえば、その間違った教育は、以下のようなものです。
「がんは放置すると進行し致死的となる!」
「がん(悪性新生物)は進行性に増大して致死的である!」
「がんは進行性で致死的である!」
間違った古い医学の教育や刷り込みが、悪影響を及ぼしているということです。
これは結果的に、癌医療ビジネスの興隆に役に立っています。
一方、癌医療ビジネスには逆風や足かせになるような事実は、封印されるようであります。
たとえば、「腫瘍の中には自然に退縮するものがある!」「無害な遅行性の腫瘍を治療することは、有害になることもある!」
等です。
こういった日本の癌医療の問題点は、「癌過剰診断」と「癌過剰治療」に直結します。
極めて重要なことは、医療行為をまったく行わず静観していても、病状が悪化しない増殖活性のない④のような癌患者に、
「癌は進行性の致死性の高い疾患である!」という洗脳や信仰をエビデンスにして、
外科手術、
抗がん剤治療、
放射線治療を
ガイドライン通りに行い、結果的に患者さんをいたずらに衰弱させ、疲弊させ、時として治療死に導くようなリスクが現在の日本の癌医療に
あるということではないでしょうか。
特に上記「四つの癌」を踏まえ、③と④、特に④に関しては、近藤先生の言う「がんもどき」という理解ができるのかもしれません。
福田先生は、海外では、④のような増殖活性の低い癌の病名を癌と言う病名から、癌以外の名称に変更すべきとの意見が出ていることも
書かれています。
これはとてもまっとうな話です。
残念ながら、日本の医学界では、この話は出てきていないようです。
これを踏まえ、いち早く、④のような癌的でない癌を、癌と定義することをやめさせ、別の病名にし、従来の癌治療を行わせない制度を
つくるべきだと思うのは、私だけではないと思います。
http://blog.goo.ne.jp/kf…/e/78fa9dced030909ee67592ad621c8f60