『素直とは、自分に溶け込ませることのできる能力』
例えば、腫瘍というものが身体にできる。
現代医療では腫瘍を敵と見做して攻撃を仕掛けるのが常套手段です。
いや・・・現代医療だけでなく代替療法も似たり寄ったりなところがあります。
敵というのは自分という境界線の外にあるものを指します。
しかしどうだろうか?腫瘍は敵なのでしょうか
ただ私たちが概念として「腫瘍=敵」と捉えているだけなのではないでしょうか
病というのも同じです。
私たちの通念では「病=治すべきもの=あってはならないもの=敵」という構図を無意識に持っています。
私たちは気づかなければならないことがあります。
私たちがコントロールできるのは自分だけであることを。
自分でないものはなに一つコントロールできないという真実を。
腫瘍を病を、または嫌な関係性を自分の外と捉えていたら、決して変らない。
すべては自分の認識が生み出した自分と繋がった子ども、または自分自身と捉えるところから変化は起こる。
素直とは、自他の境界線を溶かしきった境地。境界線など一つも残らずに溶かしきった柔らかさ。
素直という境地では、「病=メッセージ」という方程式となるのでしょう。
素直になるためには、認識をひっくり返さなければ始まらない。
「存在があって認識する」ならば、どこまでいっても「他があるから認識する」となる。
違うんだ。
「自分が認識するから存在は存在する」すなわち、自分と繋がらない存在はなに一つないのです。
そうすれば自ずと境界線は溶けていくのです。