病院でわかるのは、その病気を引き起こした直接的な原因ぐらいです。
たとえば膠原病なら、自分の体を攻撃する自己抗体というものができてしまうのですが、なぜ自己抗体ができてしまうのか。
その根本原因は、いくら検査してもわからないのです。
私は、病気は外から突然やってくるのではなく、自分のなかで作り出しているものだと考えています。
病気の根本原因は、その人自身のなかにあるのです。
根本原因がわからなければ、病気はほんとうには治りません。
「そういえば、仕事のストレスから暴飲暴食を繰り返していました」
「実の娘をどうしても好きになれず、そのことでずっと悩んでいました」
そんなことが、病気のひきがねになる場合もあるでしょう。
生い立ち、性格やものの考え方、食生活をはじめとするライフスタイル、家族との関係、学校や職場の環境や人間関係・・・など、人生のどこかに心や体をいためるきっかけが、何か必ずあったはずです。
自分のなかに原因がある以上、それに気づけるのは自分しかいません。
なかなか話してくれない人には、ズバリこう聞きます。
「どうして、がんになったんですか」
みなさん、一瞬絶句します。なかには「それを教えてくれるのが医者だろ!」と怒り出す人もいます。
でも、冷たいようですが、私は患者さんじゃないからわからないのです。
病気になるのも、自分。 病気の原因に気づくのも、自分。 そして病気を治すのも、結局は自分です。
癌であれ膠原病であれ難病であれ精神病であれ、治るコツ
①あなたが信じている医学とクスリと病院が、すべて嘘であると気付いているかどうかです。本来医者とはあなたが病院に行かなくなるようにしてくれる存在です。
②あなたが病気になったことには、すべて根本的理由があると気付いているかどうかです。その根本的理由のさらに根本は常にあなた自身にあり、他人や他者にはありません。
③あなたが感じている症状は、あなたの体を治そうとしていることに気付いているかどうかです。あなたが飲んでいるクスリとやらは実はあなたを治すことを妨げています。
④あなたが食べているものが、あなたの体を作っているということに気付いているかどうかです。それを取り戻すのは容易ではなく少々食べ物を変えてもうまくいきません。
⑤あなたの食べ物だけでなく精神のものが、あなたの病気を作ってきたことに気付いているかどうかです。病は心身一如であり肉体や物質的なことと精神的なことの複合体です。
⑥あなたが医者やクスリに依存している愚かさということに、気付いているかどうかです。それはたとえ代替療法の医者やセラピストでも同じ、自分で調べて考えるのが一番です。
⑦あなたの住んでいる社会が医療や食だけでなく、すべて同じシステムであることに気付いているかどうかです。社会認識が変わると自分の中でいろんなことが腑に落ちてくるのです。
⑧あなたが病気は徐々に治ったりしない、ということに気付いているかどうかです。すべては発想の逆転や意識のベクトルがひっくり返ることによってこそ改善します。
⑨あなたが目的を見失い、人生の意味を見失っていることに気付いているかどうかです。あなたは常識と体裁にまみれ執着を捨てることができない中にいるのです。
⑩あなたを治すことができるのは、結局あなただけであるということに気付いているかどうかです。どんな人間にも人間を治すことはできず、そう主張する人々はみな嘘つきです。
*NPO法人 薬害研究センター 理事長、Tokyo DD Clinic 院長、NPO法人 薬害研究センター 理事長