甲状腺機能低下症は全身の代謝を低下させるので動脈硬化を進行させます。
動脈硬化を予防するために始めた糖質制限が逆に甲状腺機能低下症をひきおこし、動脈硬化を進行させます。
なんとも皮肉なものです。
甲状腺機能低下症の原因は2つです。一つはこれまでの長鎖不飽和脂肪酸(植物油脂や魚油)の摂りすぎ、もう一つは糖質不足です。
糖質制限して、糖質を極端に制限すると甲状腺ホルモンT3が低下し甲状腺機能低下症になる人がいます。
極端な糖質制限をしても問題ない人もいますが、特に糖質制限する女性に甲状腺機能低下症が多い。
低T3症候群の治療はチラーヂンではありません。
フルーツや蜂蜜、グラニュー糖などの良質な糖質を摂ること、植物油、魚油を控えて、バター、卵、などの良質な動物性脂肪を摂ることです。
バターや卵などの飽和脂肪酸リッチな脂肪摂取は、動脈硬化を抑制する。
飽和脂肪酸はLDLコレステロールのサイズを大きくし、動脈硬化の進行を抑えます。
逆に、不飽和脂肪酸リッチにすると、LDLサイズは小さくなり動脈硬化は進行します。
積極的に、バターや卵を摂ると動脈硬化を予防します(^^)