現代医療の壁 「標準治療」                   長尾 周格


最近では薬を使わない治療を行う医師や、食生活改善指導を行うことで慢性疾患の根本原因からアプローチする医師が増えてきました。とはいっても、日本の医療界でみればごくごくわずか、少数派に過ぎません。

 

疾患に対する対症療法のみならず、病気の根本に目を向ける医師や歯科医師が増えて欲しいと僕も願っていますが、そこには大きな壁があります。一つは前に書いた通り、経済的な問題があるのですが、もう一つ大きな問題があります。それは、日本の保険医療のシステムにあります。

 

日本には国民皆保険制度があり、日本国民であれば強制的に健康保険に加入しなければなりません。健康保険制度で運営されている病院や歯科医院というのは、いわば国が主導する保険医療制度のフランチャイズのようなものです。保険医療制度では、診査、診断、治療と再評価といった手順が細かく決められています。これから逸脱するような診療は事実上できないようになっているのが、日本の保険医療制度なのです。

でもこれは、全国一律同一料金、同一サービスを掲げる保険医療制度においては当然のことでしょう。医療機関ごとに診察の仕方や治療方針、診療費が違ってしまっては、ユニバーサルサービスにはなり得ませんから。

 

保険医療制度においては、いわゆる「標準治療」というものが存在します。診察や診断、治療の手順が決まっていて、その通りに診療することで、潤滑な医院運営ができるようになっています。この標準治療は主には、各種学会が定めるガイドラインなどに基づいて作成されています。

 

このガイドラインに沿った標準治療を行っている限り、医師は免責されるようになっています。つまり、医療行為で何か事故が起こっても、標準治療を行っていれば医師に責任は無いということになるのです。これは逆に言えば、標準治療では無い治療を行えば、もし事故が起こった時に医師は免責されない可能性があるということです。

 

日本ではアメリカほど訴訟社会ではありませんが、医療においてはどうしても不幸な転帰をたどる患者が存在します。このような場合に患者や遺族から訴えられたとき、標準治療を行わなかった医師は莫大な慰謝料を請求される可能性があります。

 

多くの医者はこれが怖いので、どうしても標準治療通りの診療を選びたがります。それは薬をたくさん使い、対症療法に徹するということになるのです。

 

多くの医者も本当は、標準治療は患者を救わないことは気づいているのでしょう。しかし、根本的な部分に目を向け、標準治療から逸脱しても患者のために行動できる医者というのは多くはありません。それは経済的な部分の他に、このような医療の構造上の問題があるからなのです。そしてまた、患者のために頑張っている医師を訴えたり、悪評を振りまいたりして足を引っ張ろうとする患者がいることもまた事実です。

 

例えば、「断薬を勧める医者の指示通りにしたら、症状が悪化した」とか、「別の医者にかかったら『あそこはインチキ治療を行っているサギ医者だ』といわれた」みたいなことを広める患者です。こういった患者が標準治療を行う医者と組んで、そこから逸脱する医者を寄ってたかって誹謗中傷するのです。

 

このように、現在の保険医療制度の元で、そこから逸脱して本質的な部分から病気を捉え、真に患者を救おうとする医者や歯医者というのは、生きていくのが大変なのです。だからたとえ経済的な部分を抜きにしても、標準治療から外れることは大きな困難が伴うのです。そういう意味では標準治療を行う医師たちが我々のようなものを「あいつらは頭がおかしい」と言うのは、あながち間違ってもいないかもしれませんね。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
  たきがみ博士


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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

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