最近、アメリカのトランプ大統領について、とても簡単にいえば「認知症なのではないか」というような懸念の報道が相次いでいます。
日本語でそのような言葉を使った報道があるわけではないのかもしれないですが、英語では「 Dementia (認知症)」という単語と、トランプ大統領の名前が並んでるものが多いです。
最近も、アメリカのサッカー選手権の「国歌斉唱」の際に「トランプ大統領が国歌を歌えていない」ことが英国 BBC によって報じられ、「本当に大丈夫なのだろうか」というようなことが伝えられていました。
日本語の記事でも、CNN が、「トランプ氏の「精神状態」、専門家70人超から検査求める声」というものを掲載していましたが、これらを読みまして、
「ああ、そういうのがあるか」
と翻然と理解した気がしました。
昨年6月の魅惑の単語「コヴフェフェ」以来(過去記事)、トランプ大統領については、何となく釈然としないことが多い感じでしたが、 CNN や BBC のように言われると、「何となく釈然とした」という部分もあります。
しかし・・・問題はトランプ大統領ではないのです。
実は最近……まあ数年単位かもしれないですが、私自身がどうも昔とは違う感じの物忘れが多くなり、漠然としたイヤな変化を感じているのですが、ふと、
「そういや、自分は人一倍、松果体が石灰化しやすい人生だったんだ」
と改めて気づいたのです。
どうして、石灰化しやすい人生かというのは、また長くなりますので、割愛しますが、「松果体の石灰化」という概念については、過去にも何度かふれていまして、これは、
「アルツハイマー病など認知症の発症と明らかに関係している」
のです。
松果体と認知症に関しては、何度か記事にしていますが、最近では、
・これから全世界の92%の地域で進むこと……。
主要道路沿いに住む人たちの認知症リスクが異常に高い理由を考えているうちにわかった「ナノ粒子とPM2.5が脳機能(海馬、松果体)を破壊していくメカニズム」
の後半に「アルツハイマー病における松果体石灰化」というタイトルの 2008年の医学論文をご紹介していますが、松果体というのは非常に大事な器官で、それが今の世の中では、「おびただしい人たちが松果体の石灰化の渦中にある」と考えられるのです。
トランプ大統領の報道を見ているうちに、そのことを改めて思いまして、何より私自身が、
「これ以上、松果体の石灰化が進行しないようにしたい」
というように思いまして、ネットをいろいろと見ていましたら、書籍ほどの分量のあるサイトに辿りつきました。
それを少し読んでいましたら、ご紹介したくなりまして、ご紹介させていただこうと思います。
おそろしく長いサイトですが、タイトルは「ガイド - いかにしてあなたの松果体を石灰化から脱せさせるか」というもので、以下の4つのパートにわかれています。
パート 1 : 松果体から石灰を除去する
パート 2 : 松果体を解毒(デトックス)する
パート 3 : あなたの概日リズム(体内時計)を復元する
パート 4 : 松果体を活性化させる
今回は「パート 1 :
松果体から石灰を除去する」をご紹介します。
正確には「除去」というより、これ以上、石灰化を進行させないという意味かもしれません。
かなり長いですので、本題に入りたいと思いますが、本題の中では最初に「松果体とは何か」ということが長く説明されているのですが、ここでは割愛させていただいて、その中にありましたアメリカの科学者ジェイコブ・リーバーマン博士という方の書籍からの抜粋を示しておくにとどめたいと思います。
今日、松果体は人間の機能のすべての側面において主要な役割を果たすものとして認識されている。
そして、これは「人体の各器官を調節する器官(regulator of regulators)」として機能している。
これまでの医学的な記録文書からは、松果体が次の各機能に影響を及ぼしていると考えられる。
生殖機能、人体の成長、体温、血圧、運動活性、睡眠、腫瘍の成長、気分や精神、人体の免疫系、そしてまた松果体は寿命の要因のひとつともとらえられる。
なお、私が「松果体の石灰化」ということを思い出したのは、松果体の機能が衰えると「メラトニン」というものの分泌が減るのですが、それにより、
・睡眠と覚醒のサイクルを損なう
・概日リズム(いわゆる体内時計)が混乱する
という状態が起きやすくなります。
今の私がこれなのです。
しかも、かなり過激に睡眠と覚醒のサイクルが崩壊しつつあります。
睡眠障害といっていいのかどうかわからないですが、体内の時間のサイクルが混乱していることは事のようで、いろいろと原因はあるだろうにしても、「松果体の機能が衰えている」ことも確実にあると思うのです。
まあ、私のことはともかくとして、今回の引用に入りたいと思います。
なお、これはアメリカのものですので、日本に暮らしている場合はあまり関係のないと思われるものは割愛しています。
それと、商品名などが出てくるものは、日本のアマゾンにあるものは「訳者注」としてリンクを示しています。
ちなみに、ここに書かれてあるようなことを厳密に実行するのは非常に難しいですが、つまりは、
「実行するのが難しいほど現代の生活はフッ素などによる松果体の石灰化の機会に満ちている」
ということがわかるだけでも良いのではないかと思います。
ちなみに、カルシウム・サプリの問題だとか個人的にもややショックなことも書かれていましたが、それらも本文をお読み下さい。
そして、このようなものを訳してご紹介しようと思ったのも、トランプ大統領の記事のお陰という意味では、トランプ大統領(とコブフェフェ)に感謝を述べたいです。頭も体もお元気であられますように。
では、ここから本題です。そうそう、この記事は、非常に数多くの医学、科学論文へのリンクが参照されていまして、つまり、フッ素などへの考え方そのものは筆者の思い込みの部分があるにしても、相当な量の論文や資料を調べた上での結論ということでは、ある個人の達した結論として尊重すべきもののように思います。
リンクは重要だと思われるものはできるだけ示しています。
How to Decalcify Your Pineal Gland (And Why It’s Really Important for Higher Mental Performance)
松果体から石化を除去する方法(そして、それが高い精神性の遂行にどれだけ大事なことか)
私たちの脳の中心深くに、松ぼっくりのような形をした器官がある。
このコーンの粒ほどのサイズしかない小さな器官は、 私たちの睡眠 、行動、意志決定、そして現実を知覚する上で不可欠な役割を果たしている。
そして、この松果体が健全な機能を有していることが、心理的な成長や高いレベルでの行動力、そして精神的な覚醒には不可欠となる。
4部構成のシリーズのこのパート 1では、この松果体が何をしているのか、そして、この松果体が健全に働かないことがある理由、さらに、機能不全の松果体を復元する方法について説明する。
メラトニンと松果体
内分泌系の一部として、松果体は「メラトニン」と呼ばれるホルモンを合成し血流に直接分泌する。
このメラトニンは、睡眠パターンを調節するセロトニン由来のホルモンであり、また、メラトニンは、下垂体からの特定の生殖ホルモンの放出を阻害することにより、男性と女性の両方の生殖器官に影響を与える。
松果体はまた、早過ぎる性的発達を阻害すると考えられており、成人よりも小児においてメラトニンは多く分泌される。
思春期の後、松果体は収縮し、メラトニンの放出は少なくなる。
松果体で合成され分泌されるメラトニンの量は、私たちの目に入る太陽の光の量で決まる。
昼間はメラトニンの分泌は少なく、夜間は分泌が増える。
松果体の石灰化
私たちの脳には、血液と脳の組織液(脳脊髄液)との間の物質交換を制限する「血液脳関門」という機構がある。脳の他の大部分の部位とは異なり、この血液脳関門は松果体を私たちの身体から隔離しない。
その代わりに、松果体は、人体では腎臓に次いで膨大なの量の血流を受けている。
1990年代、英国の科学者ジェニファー・ルーク(Jennifer Luke)氏は、被験者の松果体に高濃度のフッ化物を発見した(論文)。
ほとんどの地方自治体の水道水や殺虫剤などによく見られるフッ化物(フッ素)は、体のどの部分よりも松果体に蓄積される。
フッ化物のこの蓄積はリン酸カルシウムの結晶を形成し、「石灰化」と呼ばれる松果体の周囲に硬い殻が形成される状態を作り出す。
松果体が石灰化した場合の科学的に判明している影響
これまでの研究で、松果体が石灰化した場合は以下の影響があることが医学的研究でわかっている。
・メラトニンの産生を低下させる(論文)
・睡眠と覚醒のサイクルを損なう(論文)
・概日リズム(いわゆる体内時計)の規則を混乱させる
そして、フッ素の添加された飲料水は、松果体の石灰化の主な原因の 1つと考えられている(論文)。
また、現代の子どもたちが、フッ素の添加された飲料水の結果として、通常より早く思春期に達していることを示唆する証拠がある。
動物試験におけるフッ化物への曝露がメラトニンを減少させ、メスにおいて性的発達を加速させることも見出されている(論文)。
これらは簡単に言えば、松果体が石灰化すると、本来の自然との調和が取れず、成長など人間の適切な生物学的機能が妨げられることを意味する。
松果体の石灰化を除去することが重要な理由
先ほど書いたように、松果体の石灰化は以下の影響をもたらすことが明らかとなっている。
・メラトニンの産生の低下
・睡眠と覚醒のサイクルを損なう
・概日リズム(いわゆる体内時計)が崩れる
これらは松果体の石灰化の結果の影響のほんの一部に過ぎない。
たとえば、睡眠は毎晩私たちを回復させるために設計された重要な生物学的機能だ。
これまでの研究では、松果体が石灰化すると 睡眠の質に影響を及ぼすと考えられる。
睡眠の質の低下は、私たちを病気に陥りやすくする一方で、精神的能力や認知機能を低下させる。
多くの点で、松果体は私たちの身体と自然界とのつながりを持つものだ。
その自然との接続点である器官が石灰化により機能不全を起こすと何が起こるだろうか
それは、あなたが自らの生体本能から隔絶され、地球から隔絶され、また、周囲から隔絶させるということを意味するかもしれないのだ。
完全に機能している松果体がなければ、私たちの意志決定能力は乏しくなり、誤った情報やプロパガンダに導かれやすくなる可能性さえある。
そういう意味では、松果体の石灰化は、私たちが本来持つ素晴らしい可能性を制限することにつながると考えてもいい。
あなたが、そして私も含めて、精神的・意識的に高い目覚めを欲しているのならば、松果体の機能が健全であることは重要なことだ。
松果体の石灰化を除去する3つのステップ
ステップ 1 : さらなる石灰化を引き起こす特定の食物および環境要因を排除する
ステップ 2 : 既存の石灰化を除去する
ステップ 3 : 健全な松果体機能をサポートする外部環境をつくる
さらなる石灰化を止める方法
人体の中で石灰化を起こす物質は数多くあるが、石灰化の主要な原因として挙げられる2つとして、フッ化物と合成カルシウムだと見られている。
ここから考えると、フッ化物の消費や、合成カルシウムへの曝露を生活の中で排除することは、あなたの体と脳のさらなる石灰化を止めるのに役立つはずだ。
なお、フッ素水道水については、数多くの議論となっていることを知っている。
私はその専門家ではないが、しかし、多大な時間をかけて、入手可能な科学・医学研究の文献を調べた結論としてフッ化物の問題を書いている。
様々な意見はあるだろうが、基本的には自分の主張は正しいと確信している。
フッ化物は本当に悪者なのか
現在、全世界の国々の飲料水の 50%がフッ化物水化(飲料水にフッ素が添加されている状態と)されている。
ところが、ほとんどの先進国は水をフッ素化していない。
西ヨーロッパでは、全人口のわずか 3%しかフッ化物水を使用していないのだ。
あなたがアメリカに住んでいるとして、あなたの水源が公的な水の供給源からの場合、使用している水がフッ化水である可能性は 74%ある。
アメリカは、世界の他の地域よりもフッ素化された水を飲み、それを浴びている人が多いのだ。
しかし、フッ素は虫歯を予防するとお聞きになったことはないだろうか?
もしそれが本当ならば、フッ素は本当に悪いものなのだろうか。
しかし、これまでの多くの科学的・医学的研究は、フッ化物消費の危険性をより多く示している。下はその論文の一部だ。
・フッ化物と松果腺の石灰化(論文)
・フッ化物が関節炎を引き起こす(論文)
・フッ化物が腎臓病を引き起こす(論文)
・フッ化物は IQ を低下させ、脳の損傷を引き起こす(論文)
・フッ化物は男性と女性の繁殖力を弱める(論文)
・フッ化物は骨格の健康を弱める(骨格フッ素症)(論文)
・フッ化物は心血管炎症およびアテローム性動脈硬化症を引き起こす(論文)
・フッ化物は鉛の吸収を増加させる(論文)
さらに、より多くのフッ化物に関しての研究論文がある。
アメリカ疾病対策予防センター(CDC)やアメリカ歯科医師協会(AIC)も、「子どもに対してのフッ素の使用」ついての警告が出されている。 (しかし、この両方の機関は、公共的にはフッ化物の使用を支持している)。
天然フッ化物と合成フッ化物の違い
フッ化物には、「天然のフッ化物」と「合成されたフッ化物」があるが、多くの人たちは、それぞれが違うということを知らないために、フッ化物に対しての誤解に基づいた議論がなされることがある。
天然のフッ素は「ホタル石」と呼ばれるフッ化カルシウムが主成分の微量鉱物で、他の鉱物のように地球に存在する水色の鉱石だ。
ホタル石のフッ化カルシウムは、天然のミネラルであり、これは現在、飲料水や殺虫剤、除草剤に使われているものではない。
公共の飲料水で使用されるフッ化物は、フッ化水素酸またはフッ化ナトリウムのような医薬品ではない合成材料である。
これらはアルミニウムやスチール、セメントなどの製造から出る毒性化学副産物だ。
合成フッ化物はまた、リン酸肥料産業の有害廃棄物でもある。
フッ化水素酸は、ガソリンの精製、エアコン、冷凍庫、コンピュータスクリーン、蛍光灯、プラスチック、農薬などの多くの製品の製造に使用されている。
そして、これらのフッ素化学物質が、世界中の水道水に少量ずつ加えられている。
フッ化物の場合
科学者ポール・コネクト氏らによる著作『フッ化物と戦った事例(The Case against Fluoride)』では、フッ化物が私たちの脳、骨、および腎臓をどのように傷つけるのかが説明されている。
他には、フッ化物が人間の知性を低下させることを示す 50以上の研究がある。
・FLUORIDE & IQ: THE 51 STUDIES
このトピックに関する別のよく研究された著作については、クリストファー・ブライソン(Christopher Bryson)氏の『フッ素の欺瞞(The Fluoride Deception)』が参考になると思われる。
フッ化物と塩素の消費を減らす方法
あなたがアメリカに住んでいて、公共の飲料水を使っているのなら、あなたが使う水道水には、フッ化物と塩素の両方が使われている可能性が約 50%ある。
塩素はフッ化物と同じ種類の化学物質に含まれ、また、塩素も松果体に石灰化作用を及ぼす。
飲料水にこれらが使われているかどうかを確認するには、それぞれの地方自治体での飲料水についての報告を要求するなどによって知ることができる。
使用している水がフッ素化されている上に塩素化されていると仮定すると、最良の解決策はろ過することだ。
飲料水フィルターを選択する方法
この課題は、フッ化物を水から濾過することが非常に難しいということだ。
市販のほとんどのフィルターはフッ化物を濾過しない。