巻き爪の治療法                       Dr. Mercola


アメリカ人の10人中8人が足の問題を経験すると言います。4人中1人は、足の痛みのせいで運動ができないと言います。

 

足に痛みをもたらす原因の中でも、ひどい痛みを伴う巻き爪は、足の爪が内側に伸びて、尖った端が皮膚に食い込んでいく症状です。

 

この記事を読んでいる多くの人と同様、私も巻き爪の経験者です。巻き込まれて伸びる爪を、過去何年間も切り続けていました。

しかし、その対処は一時しのぎでしかなく、かなりの痛みもありました。

 

外科的な処置はあまり好きではなかったのですが、10年ほど前に足の専門医による手術を受け、完全に治りました。

これまでに再発はありませんし、手術という方法を選んで良かったと思っています。

 

ある足の専門医が、巻き爪の進行の仕方、ベストな対処法を説明しています。

手術が必要なことも多い巻き爪ですが(私の場合はそうでした)、初期の症状では、家庭でもできる治療法が数多く存在します。

 

言うまでも無く、対処が早いほど、治療も上手く行くと言えます。基本的に、 糖尿病、足/脚の神経に損傷がある場合など、足の血行が悪くなる病気がある場合は、合併症の心配があるため、自己ケアはせず、専門医による診断を受けてください。

 

巻き爪の原因は

巻き爪は、先の細い靴を履く人に多く見られます。

足に合わない靴のせいで、足の先や 爪に圧がかかり、靴の中で汗ばむ状態が、爪のトラブルの原因です。

 

巻き爪の原因の第1位は、爪の切り方にあります。

爪を切る時は、爪の先端に角度を付けたり、丸みをつけたりしないでください。

代わりに、爪は、まっすぐに切るように心がけましょう。また短く切り過ぎるのもよくありません。

また、巻き爪の原因は他にもあります。

 

菌の感染

糖尿病

遺伝

爪床の変形

足の爪のケガ(物を落とした、家具にぶつけた、サッカー中にぶつけた、など)

 

初期の症状では、患部の爪の周りに赤みがでて、靴を履いたり、接触により痛みます。

時間がたつと、炎症の進行に伴って痛みが悪化していきます。

最終的に患部が出血したり化膿して膿が出ることもあります。

症状が進むと、発熱も見られます。

 

家庭でできる治療法には、定期的に足を浸して、周辺の皮膚を柔らかくする方法があります。

天然素材を患部に塗って感染を和らげる治療法もたくさんあります。

 

フットソーク

次の材料を、水と混ぜてフットソークにします。

足を浸す時間は、15-20分間です。

1週間に4回くらいから1日2回くらいの頻度がよいでしょう。

終わったら、水分をしっかりと拭き取ってください。

 

肌にやさしい石けん

エプソム塩 (洗面器1杯のぬるま湯にテーブルスプーン1杯分)

過酸化水素水 (洗面器1杯のぬるま湯にカップ1/2杯分)

アップルサイダービネガー (水と1対1の分量で)

 

局所療法

局所療法として、感染や痛みをおさえるのに役立つ方法をいくつかご紹介します。

 

ヴイックスヴェポラッブ。

患部に直接塗ることで痛みを和らげ、回復を早めます。

 

ホワイトフラワーオイル。

複数のハーブを原料にしたオイルで、鎮痛作用があり、中国の伝統医学(TCM) では一般的です。

患部に数滴垂らしてください。

 

オレガノエッセンシャルオイル。

抗菌、防腐作用により、優れた鎮痛効果があります。 

皮膚への刺激が強いので、患部に塗る前にキャリアオイルやプレーンなオリーブオイルで薄めましょう。

 

レモン。

薄くスライスしたレモンを、包帯を使って患部に固定します。そのまま一晩にすると、治癒を早めます。

 

ターメリックのペースト。

ティースプーン半分の量のターメリックパウダーを数滴のマスタードオイルに混ぜてペースト状にします。

ペーストを患部に塗り、包帯でカバーします。これを数日間、一日2-3回塗ってください。

 

非常に痛みますが、家庭でできる治療法の一つとして、巻き込んだ爪の端を爪床から、持ち上げて引き離す方法があります。

足を十分湿らせたのち、先の尖っていないピンセットを使って皮膚に食い込んでいる爪の端の部分を慎重に持ち上げたら、爪と皮膚の間に小さく切ったガーゼを挟みます。

ガーゼは毎日交換しましょう。

 

爪が皮膚に食い込まない長さに伸びるまでには、2週間ほどかかります。

 

巻き爪を防ぐ方法

巻き爪を防ぐ方法は、爪を正しく切ることです。

爪は、まっすぐに切るように心がけましょう。

端の部分で角度をつけないようにしましょう。

また短く切り過ぎるのもよくありません。

適度な長さに切ると、伸びる途中で曲がった爪が、爪の片端、悪い場合は両端にまで食い込んで痛みや感染を起こすのを防ぐことができます。

 

また、タイトな靴による過度な圧力も巻き爪の原因となりますので、きつくフィットする靴も避けましょう。

また、蒸れを防ぐためにも、密閉性の高い靴を履く際は高品質の綿素材の靴下を選びましょう。

もし巻き爪になってしまった場合は、状態が回復するまでサンダルを履くようにしましょう。

 

ときには手術も最良の選択に

初期の症状では、温かい石鹸水に足を浸すことで巻き爪の食い込みを離すことができます。

爪が皮膚に食い込み過ぎる前にできる対処です。

爪を切ってしまうと、たいていの場合は状態を悪化させるだけなので避けましょう。

 

自宅での治療で数日または数週間たっても改善しない場合、または患部が重症化しているように見受けられる場合は、足の専門医の診察を受けて手術をするのが最良の選択です。

ちなみに実際に手術が妥当と判断されるケースは大変稀です。

 

手術では、つま先を麻酔し、爪の周辺の組織を切除して患部の治癒を促します。

切除した爪の基底部にはフェノールを塗布します。

 

フェノールには毒性があることがわかっていますが、その部分に爪が伸びてくるのを防ぐことができるので、治療効果がリスクを上回るのです。

手術はわずか15分程度で終了し、症状の寛解、回復ともに速い場合が多いです。

 

足のトラブルに隠された深刻な問題の可能性

巻き爪以外にも、足のトラブルは実に多いものです。

大変興味深いことに、足のトラブルは、身体の他の部位に医療措置が必要な問題があることを示すサインかもしれないのです。

例をあげましょう。

 

足/脚のけいれん。

ハイヒールを履くことがあるなら、足のけいれんは恐らく靴のせいです。

履きやすい靴に変えれば良くなるでしょう。

しかし、けいれんは特定の栄養素の不足、たとえば著しい脱水状態(水分消費量の不足または利尿薬の副作用による)や、マグネシウム不足のサインである可能性もあります。

また、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのアンバランスが関係している可能性もあります。

 

痛風。

痛風はたいてい足の親指から起こり、片方、ときには両方の足の親指が赤く腫れ、痛みを伴います。

関節に尿酸が過剰に貯まって出る炎症です。

炎症を軽減するには、食生活を正すことが最優先課題です。

痛風の場合は特に食事の影響が大きいといえます。

肉類やプリン体を多く含む食品は尿酸値を上昇させますが、中でも尿酸値を上昇させる作用が高い物質は、フルクトース(果糖)です。

なぜなら 尿酸は、 フルクトース代謝の副産物だからです。

フルクトースには、摂取後数分で尿酸を増加させる特徴があります。

尿酸値を正常値に戻すには、フルクトースを完全除去して、理想値である3?5.5 mg/dlの範囲内に収めましょう。

また、ビールも尿酸値を上げる原因になるので制限しましょう。

 

足の冷え。

血行不良、糖尿病、甲状腺機能低下症、貧血などの兆候かもしれません。

 

足の腫れ。

実に多くの健康トラブルのサインになり得ます。

たとえばごく一部例をあげるとすると、心不全や腎臓・肝臓疾患、深部静脈血栓症(DVT)、血液凝固などによる血行不良から腫れが起こっている可能性も考えられます。

赤みや熱を伴う腫れは、感染症の疑いがあります。

腫れの他にあざがある場合は、ねんざまたは骨折が考えられます。

このような重大なトラブルでなければ、足を上げたり、運動したり、体重を正常に保ち、身体を締め付ける服を避け、塩分の摂取を制限すれば、腫れはたいてい和らぎます。

 

足の爪の変色。

ペディキュアも足爪を変色させることがありますが、もしペディキュアをしていないのに足爪が黄色を帯びている場合は、全身症状が疑われます。

足爪の黄変は、結核(TB)や、肝臓のトラブルによる黄疸、甲状腺の炎症、副鼻腔炎または気管支拡張症(肺疾患)などと関係している可能性があります。

爪の質感の変化も、より根深い問題のサインになり得ます。

基本的に、爪の変色や質感の変化が、化粧品によるものではない場合は、医師に相談することをおすすめします。

 

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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