ウィルスや病原菌が体内に入っても、病気になるとは限りません。
体内の白血球・マクロファージ・NK細胞等がやっつけて、感染を防ぐからです。
そこで、免疫力を高めるには白血球等の細胞が元気に働けるように、細胞の酸化(老化)や糖化を防ぐことが大切となります。
抗酸化食品はいろいろありますが、費用対効果からは大根がお薦めです。
辛み成分に抗酸化作用があり、皮との間に多く含まれています。
ジアスターゼなどの消化酵素も豊富ですから、食べたものを速やかに消化し、効率よく吸収する手助けをし、代謝力の向上にも貢献します。
その様々な効能によって、大根は「食べる万能薬」とも言われています。
貝原益軒は江戸時代の儒学者であり、医者でもあります。
筑前の黒田藩士の家に生まれ、京都で朱子学や本草学を学び、40代の頃より執筆活動に入り、医学書や教育書や思想書等の多くの著作を残しました。
その中でも、平易な文体で長生きするための健康法を説いた「養生訓」は有名です。
益軒が養生訓全8巻を完成させたのは亡くなる前年の84歳のときでした。
彼の養生を勧める根拠は明快です。
「人間には天命があり、身体を大切にせずに自ら天命を縮めることは生命を与えてくれた父母に対する最大の不孝である」と語り、「長生きをすれば日々新しい知識を得ることができ、今までできなかったことも実現できる」と続けています。
そんな益軒が「野菜の中でもっとも上等で常に食べるのがよい」と勧めているのが大根です。
大根には、でんぷんの消化酵素であるジアスターゼが多く含まれ、胃酸過多、胃もたれ、胸やけなどに効果があるといわれます。
ジアスターゼには焼き物の料理の焦げた部分に含まれる発癌物質の解消や高い解毒作用があり、さんまの塩焼きに大根おろしは理に適った食べ方であると言われます。
大根の辛味成分にも、胃液の分泌を高めて消化を促進する働きやせき止め、炎症を抑える殺菌作用が認められていますから、大根はまさに「食べる万能薬」ともいえる食材です。
大根は、アブラナ科ダイコン属の越年草で、野菜として広く栽培されます。
肥大した根を食用とする他に、種子から油を採ることもあり、緑黄色野菜でもあり、淡色野菜でもあります。
名前の由来は大きな根を意味する大根(おおね)からきていますから、まさにそのまんまです。
多くの品種があり、根の長さ・太さなどの形状が多様。
皮の色も白以外に赤・緑・紫・黄・黒等があり、地域によっては白よりも普通です。
ダイコン(大根)には消化を助ける働きを持つジアスターゼやオキシターゼ等の酵素が豊富に含まれ、胃の健康を保つ効果があり、ビタミンCも豊富に含まれています。
春の七草の「すずしろ」としても、日本で古くから親しまれています。
大根の健康効果は以下の通りです。
①胃腸の機能を高める効果。
②免疫力を高める効果。
③生活習慣病の予防・改善効果。
④美肌効果。
ナマでよし、乾燥させてよし、煮てよし、根も葉もすばらしい薬効を持っている大根は、大変に重宝な野菜である。
冬大根は、ふろふき、おでん、鍋物などにすると特別の味わいがあるけれど、薬効を得るには「ナマが一番」なのだ。
大根おろし、または漬物として用いるのが望ましい。
大根おろしは、腸内の異常発酵を防止する。
腸内に異常発酵が起こると、有害な毒素が発生する。
その毒素が血液中に入り全身を巡るようになると、組織に炎症が起こりやすくなる。
胃炎や肝炎が炎症であることはその文字からわかるだろうが、実がガンもレッキとした炎症。毒素の発生が著しくなると、発ガンしやすくなるのである。
大根おろしが異常発酵を防止するのはジアスターゼ、アミラーゼなどの酵素および繊維が豊富に含まれているからだ。
酵素は消化液の分泌を調節して消化作用を円滑にし繊維は腸壁を刺激して、腸壁細胞の働きを活発化するとともに、蠕動運動を適正な状態にする。
このため、大根おろしを常用していると、胃炎、胃酸過多、便秘、下痢など胃腸病全般に大いに有効である。
特に、胃にもたれやすい天ぷらやモチなどを食べる時には、大根おろしをたっぷり添えたい。
大根おろしは、ぜひ皮付きで作りたい。
皮には、ビタミンPやカルシウムなどの有効成分が含まれているからだ。
ビタミンPは毛細血管強化作用を持つ。
皮付き大根おろしは、高血圧、糖尿病に有効で、脳出血の予防に役立つ。
皮付きのよいのは、何も大根だけに限った話ではない。
皮には、外界から内部を守るという特別な任務が負わされているために有効成分がより高密度に配置されているのだ。
大根おろし汁にはちみつを適宜加えて飲むと、セキ、声がれ、のどの痛み、二日酔いに効く。
大根の葉も大いに活用したい。
大根の葉と根に、しょうが、自然塩を加えた一夜漬けは、性ホルモンの分泌を促すので、精力増強に有効。
また、葉は植物油で炒めて食べていると、葉に含まれる葉緑素やビタミンAの効果が十分に生かされて、ニキビや吹き出ものを治し、目の充血や歯ぐきの出血を防止できる。
漬物は、塩漬けにしてその火のうちに食べたりする浅漬けの場合は大根おろしとほぼ同様の効能があると考えてよい。
昔ながらの方法で長期間漬け込んだタクアンは、脱水された上に、カドの取れた塩分が加わり、発酵によって生じた酵素が含まれるので、別の薬効が加わる。
それは一言でいうと体質を陽性化し体を引き締める作用だ。
寒さに弱い人、太り気味の人、虚弱体質の人、疲れやすい人はタクアンを積極的に摂りたい。勿論、人工の甘味料や着色料などの使われていない本物のタクアンでなければ、ダメだ。
■一夜漬け
(材料)
・大根・・・1/2本
・大根の葉・・・1本分
・しその実・・・大さじ3
・赤とうがらし・・・少々
・根しょうが・・・中1かけ
・ゆずの皮・・・1/2個分
・自然塩・・・大さじ2
<作り方>
①千切り大根に塩大さじ1杯をふりかけ、20分ぐらいおいてしぼります。
②葉は熱湯に通して細かくきざみます。
③赤唐辛子は種を取り細かく切り、しょうが、ゆずの皮は千切りして材料全部に大さじ1杯の塩を足し混ぜて重石をしておきます。
■おろし和え
材料(6人分)
・大根・・・350g
・油揚げ・・・2枚
・ねぎ・・・30cm
・しょう油・・・小さじ4
<作り方>
①大根はおろして水気を切り、油揚げは熱湯をかけて油抜きし水分を取り、焼いて細かく切り、ねぎは小口からきざみます。
②材料を全部混ぜてしょう油を加えて調味します。
女性の2人に1が便秘といわれています。実際に便秘で悩んでいる女性が多いわけですが、最近は様々な原因によって男性の間でも便秘に苦しめられている方が増えています。
長期間に渡って便秘に苦しめられている方の場合、仮にお通じがあっても、お腹なの中がスッキリしないことが多いのではないでしょうか。
中高年と呼ばれる年代に入ると便が固くなりやすく、宿便となってしまう可能性が高いので、見た目は痩せていてもお腹だけがぽっこり出ている人を良くみかけます。
ジムでハードな運動をしてもぽっこりお腹だけがなかなかヘコまない、そのぽっこりお腹の原因が宿便のせいだとしたら、キレイに出しきらなければなりません。
ぽっこりお腹の原因とは、実はぽっこりお腹の内側は、脂肪ではなく宿便だったりするんです。脂肪だと思っていたぽっこりお腹、実は宿便だったと判明すればダイエットの励みにもなるんではないでしょうか。
人間の体重は毎日1~2kgの間で変動していますが、宿便を輩出すると2~3kg程度はあっという間に体重が減るとも言われているんです。しっかり出せばぽっこりお腹は解消されます。
健康・ダイエット関係でよく用いられる「宿便」は、一般的な定義とは異なり、数週間程度以上の長期にわたり腸壁にこびり付いている便のことを指し、断食や腸内洗浄によってはじめて排泄されるとされる。この手の言説では、こうして腸壁が清掃されるため断食に健康増進の効果があるとされるほか、断食しなくても宿便排泄に効果があるとされる健康食品の宣伝が行われることが多く、疑似科学の域を出ない。
そんなぽっこりお腹を解消してくれる、私達の身近な食材。それは大根です!
大根には繊維や酵素がたっぷりと含まれており、お通じを促してくれると言われている食材なんです。
食前に食べるのがオススメ!そして、熱を加えると大根に含まれる酵素が壊れてしまうため、できれば生で食べると良いです。すりおろしたり、短冊切り、大根サラダにして食べてみて下さいね。
大根は古くから”酵素の塊食材”として知られています。有名なのはアミラーゼ。 もともと唾液に含まれる消化酵素で炭水化物の消化・分解をサポートします。他にも脂肪を分解するリパーゼ。 タンパク質を分解するプロテアーゼ、ジアスターゼ、シロナーゼ等も含まれています。
◆ 大根サラダで
細目に千切りにするだけで食べる事が出来る、大根サラダ。居酒屋さんなどにも必ずあるメニューですので、外食時に食べる事が出来るのも嬉しいですよね。
ご自宅で作る場合は、簡単浅漬けやナムルなどにも流用できそうです。ドレッシングや一緒に添える野菜などで変化をつければ、飽きる事もありません。
最近は便利なスライサーも数多く登場していますので、たっぷりと生の大根を食べる事が出来ちゃいそうです!
◆ 大根おろし
一時期、大根おろしダイエットなんてものもテレビでOAされた事をきっかけにブームとなりましたね。食間か食前に6cmの輪切りにした大根(300~350g)をすりおろして生のまま食べるだけ、という手軽さがウケていましたが、ここで注意が必要です。
大根は酸化しやすく、酵素やビタミン類も壊れてしまう為、大根おろしの作り置きはNGです。必ず食べる直前にすりおろしましょう。
”イソチオシアネート”とは大根の辛み成分の事で、脂肪燃焼効果や、老化の原因になる活性酸素を分解したり、代謝をUPしてくれるなんとも女性に嬉しい効果をたくさん持っている成分です。
大根を大根おろしにすることでダイエットに効果的なイソチオシアネートが出るようにしてるので、大根をそのまま食べればいいんじゃなくて、おろすことに意味があるんですね~。
◆ 大根の糠漬け
酵素をもっと取り入れたいなら、大根の糠漬けがオススメ!酵素たっぷりの糠漬けパワーで大根も美味しく、また栄養素も豊富に取り入れる事が出来ます。生で食べる訳ではありませんが、火を通していませんので酵素も死ぬ事がありません。
ぬか床に野菜を漬けると、ぬか床の塩分によって野菜からは徐々に水分が抜け出し、 ぬかに含まれるビタミン ミネラルが野菜に入り、 さらに植物性乳酸菌や食物繊維などの成分も野菜に入り、腸に嬉しいぬか漬けが出来上がります。
◆ 切り干し大根も活用してみて!
番外編ですが…同じ大根、という事で生で大根を食べるのが苦手という方には切り干し大根をオススメいたします。
天日干しにすることで、生の状態よりカルシウムが約15倍に増えるんだそう。また、乾かしても食物繊維は減る事がありませんので、お通じ改善には期待が持てると思いますよ。
ダイコンは、葉や皮、根のはじまで丸ごと味わう野菜だ。実の部分には、ジアスターゼという消化酵素が非常に多く含まれている。ご飯やパンなどのでんぶんを分解・消化し、胃腸の働きをよくする。胃もたれや胸焼けを防いで、食欲を増進してくれる。
つきたての餅にダイコンおろしを混ぜて作る「ダイコン餅」は、このジアスターゼがでんぷんを分解して出す甘みを利用している。ただ、ジアスターゼは熱や空気に弱いので、おろしにしたらすぐに食べよう。
もう1つ大事な栄養素がある。ダイコンをおろす時に出る、ピリッとした辛み成分のイソチオシアネートだ。
この成分は、おろしたり、細かく切ったりして、細胞を壊さないと出てこない。特に、皮や根の先端部分に多くあるので、おろす時は、ぜひ皮をむかないでほしい。 というのは、以下のように医師たちが推奨した大変な「健康効果」があるからだ。
(1)消化液の分泌を促して血中の脂肪の代謝を高める。
血液がサラサラになり、動脈硬化を予防する。
(2)抗酸化力が強く、免疫能力を高めて、がんを予防する効果がある。
(3)ウイルスや細菌と戦う白血球を活性化させる。
殺菌作用が強く、風邪やインフルエンザを防ぐ。
昔から、「発熱や頭痛、歯茎の腫れ、のぼせの時はダイコンのおろし汁を飲め」といわれたのはこのためだ。
また、胃の中のピロリ菌を退治してくれるので胃がんの予防も期待できる。
■皮と葉っぱは捨てないで活用を
ダイコンの皮には、ビタミンCとビタミンPが豊富にある。その量は実の中の2倍以上なので、皮は捨てずに使いたい。
ビタミンCは、皮膚の老化を防ぎ、シミ・ソバカスを防止して美肌効果があるばかりか、体の抵抗力をつけるのに欠かせない栄養素だ。
ビタミンPは、ミカンなどの柑橘類の皮にも多く含まれているが、毛細血管を丈夫にする働きがあり、脳卒中を防いでくれる。
そこで、ミカンとダイコンの皮を細切りにした「ミカンとダイコンの3杯酢」が、オススメ料理だ。
また、ダイコンの皮を厚めにむいて拍子木切りにしハチミツと一緒に瓶につける「ダイコンハチミツ」が、喉の痛みや風邪、飲み過ぎの時に効果があるので、ためしてはいかが。
葉も捨てないで活用したい。葉の部分には、ベータカロテン、カリウム、カルシウム、ビタミンCが多い。
みそ汁の具にしたり、甘辛く煮てふりかけにしたりして味わうとおいしい。
■切り干しダイコンがすごすぎる!
実はダイコンを数十倍パワーアップした食べ物がある。切り干しダイコンだ。
ダイコンを細く切り、天日で干して乾燥させるので、栄養がギュッと凝縮されている。
そのすごさたるや、同じ量のダイコンに比べ、カルシウムが15~20倍、鉄分が32~49倍、ビタミンB1・B2が約10倍、リンが12~15倍、食物繊維が10~16倍である。
特に、カルシウムは野菜の中では一番多く、牛乳の5倍。食物繊維も海藻類に匹敵して、ゴボウの3倍以上だ。カルシウムは骨や歯を丈夫にするし、食物繊維はコレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐ。
また便秘を改善し、大腸がんを予防する。胃や腸の中で水分を吸収して膨らむので満腹感を得られので、ダイエット効果もある。
太陽の光を浴びて糖化したため、甘みが増している。また、ダイコンにはないリグニンという食物繊維が加わった。
リグニンは、セルロースとともに木材の構成成分の20~30を占め、しっかりした細胞壁を作る働きがある。家の建築材料でいえばコンクリートにあたる成分だ。
「どこまですごいんだ! 切り干しダイコン!」とほめてあげて、積極的に料理に取り入れたい。
特にダイエットや美肌を目指す女性には、みそ汁の具にしたり、サラダに入れたり、ハリハリ漬けにしたり、お茶代わりに飲んだりするのもオススメだ。
お医者さんが認めた最強野菜 「 大根 」の凄すぎるがん予防効果! 大根の健康効果のすごさの秘密は皮にあり
■ 大根の健康効果がどにかく凄い!
ダイコン 医師たちがナンバーワンと認める栄養満点野菜 秘密は皮にあり
10万人以上が参加する医師専用コミュニティーサイトの「メドピア」が、「医師が太鼓判! 冬の健康のために摂(と)りたい野菜は?」というアンケート結果を発表した。そこで断トツの1位に輝いたのがダイコンだ。
■ 大根独特の辛みに驚異のがん予防効果
ダイコンは、葉や皮、根のはじまで丸ごと味わう野菜だ。実の部分には、ジアスターゼという消化酵素が非常に多く含まれている。ご飯やパンなどのでんぶんを分解・消化し、胃腸の働きをよくする。胃もたれや胸焼けを防いで、食欲を増進してくれる。
つきたての餅にダイコンおろしを混ぜて作る「ダイコン餅」は、このジアスターゼがでんぷんを分解して出す甘みを利用している。ただ、ジアスターゼは熱や空気に弱いので、おろしにしたらすぐに食べよう。
もう1つ大事な栄養素がある。ダイコンをおろす時に出る、ピリッとした辛み成分のイソチオシアネートだ。この成分は、おろしたり、細かく切ったりして、細胞を壊さないと出てこない。
特に、皮や根の先端部分に多くあるので、おろす時は、ぜひ皮をむかないでほしい。というのは、以下のように医師たちが推奨した大変な「健康効果」があるからだ。
(1)消化液の分泌を促して血中の脂肪の代謝を高める。血液がサラサラになり、動脈硬化を予防する。
(2)抗酸化力が強く、免疫能力を高めて、がんを予防する効果がある。
(3)ウイルスや細菌と戦う白血球を活性化させる。殺菌作用が強く、風邪やインフルエンザを防ぐ。
昔から、「発熱や頭痛、歯茎の腫れ、のぼせの時はダイコンのおろし汁を飲め」といわれたのはこのためだ。また、胃の中のピロリ菌を退治してくれるので胃がんの予防も期待できる。
■ 大根の皮と葉っぱは捨てたらもったいない!
ダイコンの皮には、ビタミンCとビタミンPが豊富にある。その量は実の中の2倍以上なので、皮は捨てずに使いたい。
ビタミンCは、皮膚の老化を防ぎ、シミ・ソバカスを防止して美肌効果があるばかりか、体の抵抗力をつけるのに欠かせない栄養素だ。
ビタミンPは、ミカンなどの柑橘類の皮にも多く含まれているが、毛細血管を丈夫にする働きがあり、脳卒中を防いでくれる。そこで、ミカンとダイコンの皮を細切りにした「ミカンとダイコンの3杯酢」が、オススメ料理だ。
また、ダイコンの皮を厚めにむいて拍子木切りにしハチミツと一緒に瓶につける「ダイコンハチミツ」が、喉の痛みや風邪、飲み過ぎの時に効果があるので、ためしてはいかが。
葉も捨てないで活用したい。葉の部分には、ベータカロテン、カリウム、カルシウム、ビタミンCが多い。みそ汁の具にしたり、甘辛く煮てふりかけにしたりして味わうとおいしい。
■ 切り干しダイコンの健康効果が凄い!
実はダイコンを数十倍パワーアップした食べ物がある。切り干しダイコンだ。ダイコンを細く切り、天日で干して乾燥させるので、栄養がギュッと凝縮されている。
そのすごさたるや、同じ量のダイコンに比べ、カルシウムが15~20倍、鉄分が32~49倍、ビタミンB1・B2が約10倍、リンが12~15倍、食物繊維が10~16倍である。
特に、カルシウムは野菜の中では一番多く、牛乳の5倍。食物繊維も海藻類に匹敵して、ゴボウの3倍以上だ。カルシウムは骨や歯を丈夫にするし、食物繊維はコレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐ。
また便秘を改善し、大腸がんを予防する。胃や腸の中で水分を吸収して膨らむので満腹感を得られので、ダイエット効果もある。太陽の光を浴びて糖化したため、甘みが増している。また、ダイコンにはないリグニンという食物繊維が加わった。
リグニンは、セルロースとともに木材の構成成分の20~30を占め、しっかりした細胞壁を作る働きがある。家の建築材料でいえばコンクリートにあたる成分だ。
「どこまですごいんだ! 切り干しダイコン!」とほめてあげて、積極的に料理に取り入れたい。特にダイエットや美肌を目指す女性には、みそ汁の具にしたり、サラダに入れたり、ハリハリ漬けにしたり、お茶代わりに飲んだりするのもオススメだ。