今日、私たちは人類史上かつてないほどの毒に囲まれた世界に住んでいます。
考えただけでも、農薬の散布、人体には抗生剤や薬、また経皮毒として体内に入ってくるパーソナル製品や洗剤、食べ物である肉や牛乳には抗生剤やホルモン剤、食品添加物、その他大気汚染、土壌汚染、水汚染・・・、
あげたらきりがないほどまだまだあって、考えると暗い気持ちにさせられます。
- 殺虫剤
- 除草剤
- 抗生剤
- 成長ホルモン剤
- 薬
- パーソナルケア製品(シャンプー、整髪料、化粧品、日焼け止めなど)
- 家庭用洗剤
- 汚染物質(排気ガス、放射能、PM2.5など)
実際、あなたには毒素が溜まっているでしょうか、以下の点から当てはまるか考えて見て下さい。
- 慢性疲労感がある
- 新陳代謝の停滞
- 気分にむらがある
- 甲状腺問題
- 副腎問題
- 消化系問題
- 食品アレルギー
- その他慢性炎症からくる疾患
- ガン
毒素が溜まると、腸が損傷してガードが甘くなり、悪い物質が体全体に回るという、いわゆる「リーキーガット」から来る問題も多くなると思います。
では、解毒するとどんな変化が起こるでしょうか。
‐ 体からエネルギーが湧いてくる
‐ 脂肪燃焼
‐ 気分が良くなる
‐ 病気の快復
‐ ホルモンバランスが整う
‐ セルライトが減る
毒素を排出すると、体調が好転し始めます。
これは、実は本来人間のあるべき普通の姿です。
現代人の健康は、「解毒」と「必要な栄養の補充」、この二点に尽きると言っても過言ではないのです。
では、具体的に解毒への4つのステップをご紹介していきたいと思います。
1. 6つの「死の食品」を取り除く(Remove)
2. 栄養を補給してやる(Restore)
3. 細胞を再生する(regenerate)
4. 健康的なアプローチで再構築する(Rebuild)
「意外な毒食品6つ」を取り除く(Remove)
▶ まず一つ目は、GMO (遺伝子組み換え作物)です。
最も一般的なGMO食品
-コーン
-大豆
-キャノーラ油
-砂糖(サトウダイコン)
実際どのぐらいがGMOに置き換わっているかご存知ですか。
これは、アメリカ国内の数値ですが、コーン(88%)、大豆(93%)、キャノーラ(90%)、あと砂糖は半分以上(54%)が甜菜という砂糖大根から採っていますが、そのほぼ100%が今や遺伝子組み換え作物に置き換わっています!
それらの多くを輸入している日本は、かなりの割合でこれらが外食、加工食品に入り込んで、もはや避けられない段階にまでいっていると思われます。
GMO食品が引き起こすのは、
- 腫瘍
- 肝臓へのダメージ
- 腎臓へのダメージ
- 腸内における善玉菌の死滅
最後のは、GMOの内外に付いた農薬が、腸の善玉菌を激減させてしまうためです。
ですから、GMOフリーマークのついたものを買いましょう。
そのマークがなければ、有機やオーガニックと書いてあれば「GMOでない」という意味ですから、少々高くてもそちらを選びましょう。
▶ 2番目に来るのは大豆製品(発酵させた納豆や味噌などを除く)です。
これも日本人にはありふれていて脅威なのですが、大豆は以下のような食品に入っています。
― 豆乳
― 豆腐
― ソイプロテイン
― 大豆油
― 箱に入った加工食品
― 添加物[レシチン、乳化剤、トコフェロール(ビタミンE)など]
なぜ大豆が悪いのでしょうか。
大豆は、たとえ遺伝子組み換え作物でなくても以下のようなことを引き起こしていきます。
- エストロゲン(女性ホルモン)の増加
- 不妊
- PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
- ホルモンのアンバランス
- 甲状腺問題
- 男性の女性化
▶ 3番目に来るのが、キャノーラ油です。
キャノーラ油は、精製時に部分的に水素化されています(=トランス脂肪酸を含む)。
体内の各細胞の細胞膜は脂肪で出来ていますので、これがそれらに置き換わると、細胞自身の解毒能力を妨げてしまい、下手をするとそれがガン化していくのです。
(呼吸できなくて苦しいため、嫌気系細胞[ガン細胞]に変化する)
ですから、キャノーラ油、サラダ油は摂ってはいけない油になります。マーガリン、ショートニングはもう論外ですね。
▶ 4番目が、グルテンを含む食品(小麦など)です。
グルテンは、腸への炎症物質ですから、それが腸を「リーキーガット」にし、それが自己免疫疾患(膠原病、橋本病、クローン病など)につながっていきます。
最近では、アスリートやセレブリティもグルテンフリーの食生活を始めて、それで実際成績が上がったり体調が良くなったりしているのを見ますね。
▶ 5つ目が砂糖です。
糖分は人間には必要なものですが、それでも摂りすぎは体に毒となります。
WHO(世界保健機構)は1日の砂糖使用量を「ティースプーン6杯まで(25グラム)」に抑える食生活が「よりオススメ」という指針案を発表しました。
ところが、実際のアメリカ人は1日当たり、約160g(大さじ17~18杯)もの砂糖を摂取しているそうです。
日本人は砂糖の平均摂取量が約65gということですから、アメリカよりかなり少ないように思われますが、数年前にNHKが放映した小学5・6年生を対象にした調査では、1人1日コーヒーカップ1杯、約210gもの砂糖を摂っていることが分かりました!
ちなみに、
• コーラ 1500ml 中には 160g
• 缶コーヒー 250ml 中には 18g
• アイスクリーム1個には 15g
もの砂糖が含まれています。
現代人の砂糖の摂り過ぎが、多くの慢性病を引き起こす原因となっているのは明らかです。
ちなみにここで言っている砂糖とは、自然の食品から糖分だけを抽出・隔離して精製した不自然な状態のもののことです。
ブルーベリーなどの果物に含まれる糖分は、[食物繊維、ビタミンC、レスベラトロール(抗酸化物質)]などが含まれていて、むしろ体には良いものです。
多量の砂糖が含まれる食品は大体想像がつきますが、砂糖は以下のようなものにも入っています。
ケチャップ、ドレッシング、焼肉のたれ、パスタソース、調理済みの総菜、おせんべい、加工肉、箱に入った食品など、ただし、自然甘味料は適量であれば構いません。
・生ハチミツ、ステビア、羅漢果など
▶ 最後に、従来法での乳製品がきます。
スペインでの最近の研究では、牛乳中に20以上もの以下のような化学物質が見つかっています。
- 抗炎症薬
- 抗生物質
- 性ホルモン(エストラジオール)
- 抗カビ剤
- 抗マラリア剤
- rBGH や rBGHTなどのホルモン剤
抗生物質についてですが、アメリカ内の抗生物質のなんと85%は、人間にではなく、家畜に使われているのです!
これらすべてが日本の牛乳に当てはまらないとは思いますが、少なくとも牛たちはアメリカから輸入したGMO飼料を食べ、抗生物質とホルモン剤を打たれていることが多いです。
また、牛乳は生乳では流通できず、通常は熱殺菌(パスチャライズド)と脂肪球の均一化(ホモジェナイズド)がされています。これも牛乳の成分を変質させて、体での消化に負担を与えたりアレルギーとなる大きな要因となっています。
ということで、まとめーー
【 排除すべき6つの毒食品 】
1. GMO食品
2. 大豆食品
3. キャノーラ油
4. 小麦食品
5. 砂糖
6. 従来法で飼育・加工された牛乳
栄養を補給する(Restore)
1. 発芽させた種子
最初のデトックス・スーパーフードは、発芽させた種子です。
‐ チア・シード
‐ フラックスシード(亜麻仁)
‐ ヘンプ・シード(麻の種)
特にチアシードの素晴らしいところは、水分を含みますと、ゲルのように粘液質になるところです。
それが腸に達すると、毒素を吸着して外に排出してくれるのです。と同時に、プロバイオティクス(善玉菌)が増えるのも助けます。
ちなみに他のネバネバ食品と言えば、オクラ、なめこ、長いもなども毒素を吸着してくれますね。
また、チアシードやフラックスシードにはオメガ3が含まれています。
その他、これらの種には亜鉛(免疫機能底上げ&腸の修復)、ビタミンBとE、植物由来のたんぱく質が豊富に含まれています。
これらを摂っていると、砂糖依存を自然に抑えたり、体内のカンジダ菌を退治、またエネルギーレベルを上げてくれます。
もちろん、腸の掃除にも良いです。
2. 野菜
野菜はデトックスには必須です、特にジューサーを持っている人には野菜ジュースを作ることをお勧めします。
お勧めの野菜は、
● 葉物野菜 (ほうれん草、小松菜、菊菜、青梗菜など)
● アブラナ科の野菜
(ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、芽キャベツ、ダイコンなど)
葉物野菜は、ビタミンK、A, カルシウム、マグネシウム、リンがいっぱい詰まっているので、日常的に摂ってほしい野菜です。
またアブラナ科の野菜には、インドール−3−カルビノール (Indole-3-carbinol) と呼ばれる物質が含まれています、それには強力な解毒力があり、実際ガンもやっつけてくれます。
ともあれ、野菜、特に生野菜のジュースは細胞レベルでのクレンジングに素晴らしいものです。
血や肝臓、体全体をきれいにしてくれます。
理想的には、一日手の平に5杯分の野菜を摂ってください。
週に何回か野菜ジュースを作るだけでも、またスムージーに野菜を追加するだけでも違ってきます。
大切なのは―
「カロリーをカウントするのではなく、栄養をカウントしましょう!」
3. ベリー類
イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーなど
これらの果物は、糖質が低く、抗酸化物質が最高に入っています。
沖縄では、人々は平均アメリカ人の8倍の抗酸化物を摂っているから健康だと言われています。
ゆっくりと歳を取りたい、また体のどこかを治したいならば、これらの抗酸化物を意識してたくさん摂ってください。
(たとえば私は毎朝、自家製のケフィアヨーグルトにベリー、青めバナナ、チアシードを入れたスムージーを作って食べています)
4. ココナッツ食品:
ココナッツオイル、ココナッツミルク、ココナッツウォーター
特にココナッツオイルは素晴らしいです。
というのも、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸で出来ているので、抗菌作用があり、それが腸内のカンジダ菌などの悪玉菌を殺してくれるのです。
ですから、調理には出来ればココナッツオイルを使うことをお勧めします。
バター、オリーブオイルなどもその他の良い油でしょう。
それからココナッツウォーターも、運動をしているときなど特に摂ったら良い食品です。
ココナッツウォーターにはカリウムが多く含まれていますが、カリウムは自然な体のクレンジング/デトックスをしてくれます。
カリウムはまた、セルライトを減らすのにも効果があります。
5. 牧草で飼育された動物食品:
有機のグラスフェッドビーフ、生乳からのケフィア・ヨーグルトなど
普通、クレンジングやデトックスには肉は向かないと思われています。
肉を食べていると血が汚れてガンになるという人もいるぐらいです。
しかし真実は、ちゃんと飼育された動物からの肉であるなら、それはデトックスを促進し、体にもとても良いものなのです。
特にグラスフェッドビーフは、オメガ3や鉄分が豊富、そして重要な栄養素であるビタミンB₁₂が多く含まれています。
もしあなたが疲労感にさいなまれていたり、過去にビーガンダイエットをやっていた、また消化器系や栄養の吸収に問題があるなら、このビタミンB₁₂が不足している可能性が高いです。
これで栄養補充したらよいというスーパーフードは、
1.発芽させた種子
2.野菜
3.ベリー類
4.ココナッツ食品
5.牧草で飼育された動物食品
キーとなるハーブ/サプリメントで細胞の再生をする
① 真剣にデトックスをしようとするなら、“解毒の王様“と言われているハーブがあります。
それは、「マリアアザミ(Milk Thistle、シリマリンが有効成分)」です。
これは、自然に生えている野生の草です。
医学文献を読まれたら分かると思いますが、このマリアアザミが体から解毒できない毒素は、ほとんどありません!
一番できるのは、肝臓のデトックスで、長年摂ってきた薬の解毒(抗うつ剤、ステロイドなど)が出来ます。
また、電磁波や放射能の解毒(携帯、レントゲン検査など)も出来ます。
ただし抗ガン治療としての放射線は、とてもダメージが強いものなので、これを長期間摂り続けるべきですが、ともあれいろいろな解毒に日常的に摂ることを強くお勧めするサプリメントです。 “Milk Thistle = King of Detox“
② 二つ目に来るのは、「プロバイオティクス(善玉菌)」です。
驚くべきことですが、世界中の99%の人が、今やプロバイオティクス不足になっています。
なぜなら、私たちは「抗生物質の時代」に生きているからです。
アレルギーやアトピーに悩まされている子供たちが本当に増えていますが、それはなぜでしょうか。
それは、プロバイオティクス不足が大きな一因としてあります。
では、プロバイオティクス欠乏の原因はなんでしょうか。
‐ 母親の悪い食生活(お腹の中にいる時から母乳まで)
‐ 誕生時の帝王切開(産道で善玉菌を受け取ってない)
‐ 子供時代における抗生物質の頻繁な処方
(中耳炎のようなウィルスの病気にさえバクテリアにしか効かない抗生物質を出すという愚行!)
‐ 水道水に入れられている化学物質(フッ素、塩素)
‐ 食べ物に付いた農薬
‐ 発酵食品の少ない食事
プロバイオティクスはぶっちゃけ、腸のデトックスと免疫を上げるための最も重要な要素なのです。
腸だけでも、500~4000種類ぐらいの微生物が住んでいるということですが、プロバイオティクスの種類によっては、以下のように働き方が違います。
‐ 栄養の吸収が良くなる
‐ カンジダ菌を殺す
‐ ホルモンのバランスを整える
‐ 痩せる
‐ クレンジング
‐ ビタミンKやビタミンB₁₂を作る
ですから、プロバイオティクスのサプリメントを買う時は、10種類以上の菌、その数も500億(50 billions) 以上入ったものを選んでください。 「プロバイオティクス = 最も大切な体の構成要素」
③ もう一つの解毒にいいスーパーフード、特に重金属のデトックスには、「クロレラ」です。
クロレラとは青緑の藻で、その仲間にはスピルリナがありますが、クロレラは水銀、鉛、ヒ素、カドミウムのような重金属とくっつく性質があります。
私たちは普段、多くの食べ物に入っているヒ素、歯の詰め物としての水銀、鉛で作られた中国製の塗料など、さまざまな重金属にさらされて、体内にそれらを知らず知らずのうちに溜め込んでいっています。
そしてそれらが、だんだんと甲状腺や副腎などに不調を起こしていきます。
ですから、そのような心当たりがある人は重金属とくっついて排出してくれるクロレラを摂ると良いでしょう。
「クロレラ = 重金属の解毒」
④ 最後にターメリックです。
これは日本語でウコンとも言い、クルクミンが有効成分になります。
ターメリックもこの世で最もデトックス効果が高いハーブの一つです。
また、抗炎症作用が非常に強いものでもあります。
私たちの健康問題の多くは、炎症に関するものですが、その「~炎」と付くもの(大腸炎、関節炎、心臓病など)に効果を発揮します、例えば大腸炎は腸の炎症ですし、リウマチ関節炎は関節の炎症、また心臓病はコレステロールが多すぎて起こるんじゃありませんよ。
そもそもコレステロールがなぜ動脈に多く見つかるか――それは、動脈に炎症が起こっているから、絆創膏としてのコレステロールが駆けつけているだけです。
「ターメリック = 抗炎症&解毒作用」
ところで、解毒用のハーブは、組み合わせると相乗効果で吸収がずっと良くなったりします。
お勧めの解毒の組み合わせは、[マリアアザミ+ターメリック]、または[ターメリック(有効成分:クルクミン)+ブラックペッパー(ピペリン)]です。
現にターメリックをブラックペッパーと一緒に摂ると、シナジー効果でターメリックの吸収が97%上がるという研究結果も出ています。
【 解毒できるサプリメント】
1.マリアアザミ
2.プロバイオティクス
3.クロレラ
4.ターメリック