なぜ、西洋人が、「海藻」を消化吸収できないのか
西洋人と日本人 そもそも「違う」のだ。確かに海藻を「消化できる酵素を持っていない」という説明は正しいと思うが、そんなにも、難しいことではなかったのだと思います。
西洋人は、硬水(ミネラルウォター)や土壌から、マグネシウムやカルシウムを間接的に摂りいれてきました。
だから、マグネシウムやカルシウムを多く含む海藻を必要としない為、海藻を受け付けない身体ができたのだと思います。
日本人はといいますと、水は「軟水」で、ミネラル分が少なく、土壌も火山灰なので、「酸性土壌」です。
従って、「海の塩」と「海藻など」で、不足がちなミネラルを補ってきました。
日本人が摂るべきマグネシウムは、
①「海の塩」からは、必要最低限の微量を摂ること
塩に含まれる「塩化マグネシウム」「硫酸マグネシウム」は、身体に、きつすぎます。
②海藻など、マグネシウムを多く含んだものを、料理や食事で摂る。あおさやわかめの味噌汁は、最高に良い
確かに、海水には、ミネラルが多く溶け込んでます。
海水に溶け込んでいるミネラルは、人間のからだに含まれるミネラルと、成分の種類は、とてもよく似ています。
しかし、ここが大切なポイントですので、よく覚えておいてくださいね。海水の成分と血液の成分の決定的な違いが、
それぞれのミネラルのバランス(構成比率)が、まったく違っているんです。
塩に含まれる「マグネシウム」いわゆる「ニガリ(苦汁)」は、とっても扱いは、難しいのです。
『海水と細胞外液の決定的な違い』
①海水の浸透圧は、細胞外液の4倍
②海水のマグネシウム濃度は、細胞外液の30倍
③海水中の硫酸濃度は、細胞外液の50倍
④海水中の重炭酸濃度は、細胞外液10分の一
※海水と人間のからだでは、カルシウムとマグネシウムの比率がまったく逆転していて、海水中のほうが、3~4倍も多い。人体構成では、カルシウム1.5~2.2%と、ミネラルの中では、最も多く、それに対して、マグネシウムは、0.05%とカルシウムの44分の1しかない。
※海水と人間の体液組成で、ほぼ同じなのは、ナトリウムだけなのです。
しかも、大切なポイントとして、
①人や動物は、ミネラルを吸収できない。
できたとしても、わずか。
②ミネラルを吸収できるのは、植物です
だからこそ、私たちは、
ミネラルを吸収した植物、植物を食べた草食動物を食べて、ミネラルを摂っている
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糖尿病について調べたりして
『マグネシウム』が大切な役割を果たすと知って、調べたら面白いことがわかりました。
人間のからだに関する(例えば、医療、治療など)事より、農産物に与える影響のほうが、参考になります。
糖尿病の原因は
単糖類、二糖類の過剰摂取とマグネシウム不足から来る、細胞の糖の取り込み低下です。
硫酸マグネシウムとは
①マグネシウムは植物体内の葉緑素を構成します。
②マグネシウムは酸素同化作用を良くし果菜類では糖度、光沢、肉質などの品質向上が望めます。
『果菜類では糖度』⇒ここが、ポイントで、細胞内への糖の摂り込みで、マグネシウムが、活躍するという事です。
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糖尿病に対する対処方法
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ポイント①
簡単に言うと血糖値を上げる糖質は摂ってはいけない糖質で、血糖値を上げない糖質、つまり吸収され難い糖質が“しっかり摂るべき糖質”です。
ポイント②
ブドウ糖、果糖は単糖類。
蔗糖(上白糖)や麦芽糖は二糖類。
この、二糖類までの大きさの糖は即吸収されて血糖値を上げ、血管の糖化、硬化を起こします。
インスリンも分泌させます。
糖尿病の原因は単糖類、二糖類の過剰摂取とマグネシウム不足から来る、細胞の糖の取り込み低下です。