正しい方法論(治療法)とは、がん患者や社会状況に適応したものであるべきだと思います。
現在のガンの標準治療はエビデンス(らしきもの)はありますが、がん患者に寄り添い、現代社会に適応しているかと言えば、私は甚だ疑問です。
今後日本は少子高齢化が進み、AIの進歩により仕事はなくなり、それに伴って賃金は低下し、その傾向はどんどん加速します。
給料は下がっていくのに社会保障費は年間1兆円~3兆円ずつ増大していくなかで、
日本の誇る国民健康保険制度が、果たして現在の水準で維持できるでしょうか?
「破綻」とまではいかないでしょうが、私のような現役世代の医療負担率は、おそらく5割以上になると思います。(これでも控えめに言っています)
高額療養費制度は廃止されるか、大幅な見直しが行われるでしょう。
そうなると、手術や抗がん剤や放射線治療に確かなエビデンスがあるかどうかは関係ありません。
「お金がないから治療は出来ません」という選択肢を取らざるを得なくなります。
実際、私が抗がん剤治療を拒否した理由のひとつは「金銭的な理由」です。
私は「抗がん剤治療をしないと、30歳まで生きられない」と医師に言われましたので、
抗がん剤治療をして1年~2年ほど生き延びられた場合にかかる費用と、自分の葬式代を合算した費用のシミュレーションをしました。
その結果、「抗がん剤治療をしないほうが割安である」と判断致しました。
そういう話を両親にしたことがあったのですが、両親にはひっぱたかれ、親戚には非難され、友達にも「バカじゃねーの?」と言われました。
でも、私に言わせれば彼らがバカです。
お金の問題は厳密に考えるべきです。
様々な感情を一切脇に置き、「冷たい目」でシミュレーションするべきだと思います。
私自身は情熱的な人間だと思っていますが、その情熱が実を結ぶためには、同時に「冷たい目」を持ち合わせている必要があります。
「冷たい目」があったからこそ、抗がん剤治療や医療行政に「違和感」を感じ、
生活習慣の改善に可能性を見出すことができ、ガンを完治させることが出来たと思っています。
がん治療は長期戦です。
とてもお金がかかります。
しかし、今後はさらにお金がかかるようになります。
がん患者には、三大療法を長期間継続できるような経済的な体力もありませんし、肉体的体力もありません。
そんな治療法は、エビデンスがあるなし以前に「非現実的」です。
がん患者本人だけではなく、家庭を崩壊させるインパクトを持っています。
末期がん患者を看取った経験がある私だからこそ、痛感する「現実」です。
お金の問題、
本人や家族の精神的・肉体的負担の問題。
これらの問題を、「冷たい目」で直視しなければなりません。
これらを解決しない限り、がん患者とその家族は苦しみ続けるでしょう・・・。
西洋的なガン治療法が非現実的なのは理解できたと思うのですが、
私がこれまで行ってきた食事療法の一部も、残念ながら非現実的であると認めざるを得ませんでした・・・。
これまでたくさんの人に私が行ってきた食事療法を教えてきましたが、
時間とお金の負担が大きく、継続できずに脱落してしまう人が少なからずいらっしゃいました。
患者さんに大きな負担を強いる・・。
その点に関しては私も標準治療と同類であり、
だからこそ両親は、私が勧めたことを継続できずに助けることが出来なかったのだと思います・・・。
たしか2年前ぐらいだったと思うのですが、ある30代後半の女性の相談にのっていました。
この方は大腸がんのステージ4で肝臓や肺に転移がある方です。
子供が3人いらっしゃり、様々な家庭の事情があって、現在では1人で子育てをしているそうです。
「子供のためにも、まだ死ねない」という強烈な意思を持っていました。
その意思が本物であると確認できたので、私は「治るだろうな」と楽観視していました。
信じがたい話かもしれませんが、世の中には口では「病気を治したい」と言いながら、
心の奥底では「治りたくない」と思っている方々がいらっしゃいます。
そのように、ご自身ではっきりと自覚してる人は稀ですが、無意識レベルでは「病気があったほうが、この人にとっては都合がいい」ので、
悲劇のヒロインを演じつつ、自分の環境を呪いながら、自然と病気が悪化する方向へと舵を切ってしまいます。
そのような方の病気は、どんな名医でも治せませんし、私のアドバイスでも治せません。
「方法論」の問題ではないのです。
幸いにもその30代の女性の方は、心の芯から治りたいと「本気で思っている」方でした。
つくづく思いますが、子供を持った女性は強いです。どんな手を使ってでも治したいと思っている方でした。
そういう方には、私も全力を尽くしてサポートしたいと心を動かされるものです。
私がこれまでやってきたことを全て教え、「是非とも希望を持ってほしい」というメッセージで
文章を終え、送信しました。
しかし、返ってきた返信はこうでした。
「できません」
どんな手を使ってでも治したいと思っている方が「できない」とはどういうことなのか・・・。
「お金がない」のです。
意思ではどうにもならない「現実的な問題」が、そこには存在していたのです。
食費もままならない状態であり、私が提唱していたことを実践するにはほぼ不可能な状態でした。
加えて様々な事情があり、彼女を支えてくれる周りの存在は皆無でした。
様々な状況を考え、私は仕事を止めて生活保護を受けたほうがいいとアドバイスし、「今は全ての時間を病気を治すことに集中したほうがいい」と提案しました。
「病気が治ってから、いくらでも仕事は出来る」と提案しました。
彼女がそのとおりに実行したかどうかは定かではありません。
その後も何通かメールでやり取りをしていましたが、少しずつ間が空くようになり、最近では全くこなくなりました。
彼女がどうなったかは気になりますが、私は読者さんとのやり取りの中で、こちらからメールを投げかけることはしないようにしています。
私に依存するようになるからです。
依存してるうちは、病気には勝てません。
生活保護を受けていれば、病院での治療は無料になるはずなので、生活は幾分かは楽になっているとは思います。
この1件が、食事療法について考えさせられるきっかけとなりました。
一方で、去年の秋くらいに相談にきた男性の方がいらっしゃいます。
同じく大腸がんを患っている方で、病気の進行度については先ほどの彼女と同じくらいです。
ただ、彼女とは決定的に違うところがあります。お金が潤沢にあることです。
具体的なことは書けませんが、全国展開する食品チェーン店のCEOの方です。
彼は抗がん剤治療をはなから拒否するつもりでおり、食事でガンを治した私のブログを読み、
秘書を通じて私に連絡を下さいました。
(※念のために申し上げますが、私が三大療法を避けろと進言したことは一切ないことを付け加えておきます。
全ては自己責任で行うべきものであり、標準治療も含めて最終的には自分で選択して実行するものであると思っています。)
あまりにも血液データが悪く、加えて食生活や生活スタイルも最悪でした。
特に貧血が酷かったですね・・・。
本人は何の自覚もなかったそうですが、あの数値なら少なくとも眩暈はあったはずですし、
既に症状に慣れてしまって鈍感になってたのかもしれません(苦笑)。
貧血が進行している状態では、かなりがんが活性化していることが予想されるのですが、
この方も先ほどの女性と同様、「なんとしても治したい」という強烈な意思を確認できましたので、「治るだろうな」と思いました。
今年の8月くらいに「全てのガンが消えました」という連絡を頂きました。
上記の2例は、格差によって治療の選択肢が大幅に狭められることを教えてくれています。
格差は地域、時代、ジャンル関係なく、どこにでも存在します。
そして、それはなくなりません。
なぜならば、人間が2人いればそこには必ず「違い」があり、それが格差の元だからです。
完全に格差がなくなるとすれば、それは人間ひとりぽっちになった時です。
そのような状況を想定することに意味がないと思うので、格差の善悪を論ずるのも意味がないと考えます。
「それ」は厳然としてあるものだから、
それを考慮した治療体系を考えるべきなのです。
では、その治療体系とはどのようなものである「べき」なのでしょうか?
格差が拡大する一方だとしても、「格差に関係なく実践できる治療体系」である必要があります。
つまり、「お金のかからない治療法」でなければいけません。
「手間隙(時間)のかからない治療法」でなければいけません。
そうでないと、先程の彼女を救うことは出来ません。
ガンに限らず、医療や健康分野では(なぜか)お金がかかることが多いのですが、
その「常識」を疑ってみなければなりません。
ほんとうにそうなのか?
そんなにお金が必要なのか?
お金も時間もない人は、諦めなきゃいけないのか?
私はその「常識」を破壊しようと思っています。
やりがいのある挑戦であり、
ライフワークの1つにするつもりです。
常識を破壊するためには、私がこれまで実践してきた食事療法を「捨てる」必要がありました。
あれをいつまでも標榜していては、上記で紹介した2人の事例にあるように、
「食事やサプリにお金をかけられる人は治るが、かけられない人は治らない」
という格差が生まれ、「医療の底上げ」にはならないからです。
それは私の理想とするものではありません。
そこで私は今年の6月辺りから、私がこれまでやってきたことを全て否定し、
・お金がかからない
・時間がかからない
・食事制限も特に必要ない
・いつでもどこでも手間隙かからず実践できる
ような治療法(健康法)はないかと、様々な文献を調べながら人体実験を繰り返してきました。
腕に血糖値をリアルタイムで測れるセンサーを装着し、尿pHを測定する機器を購入し、血中&尿中ケトン体を随時チェックしながら、人体実験を繰り返してきました。
幸いにも協力してくれる医師がいらっしゃいましたので、この数ヶ月間で色々なことが分かってきました。
まだまだ確信を持てる段階には至っていないのですが、上記3つを実現できそうな治療法(健康法)がありました。
これはほんとにお金がかかりません。
数ヶ月で3000円くらいです。
食事制限も基本的には必要なさそうです。
なんでも食べられます。腹6分~8分がベストではありますが・・・。
外食中だろうと、ウォーキング中だろうと、コンビニに入ってサッと実践できます。
いつでもどこでも手間隙かからず実践できるものです。
ただ、私はこの方法でガンを治したわけではありませんし、私が相談にのっているがん患者さんのなかで、自己責任の上で「それ」を実践されている方が
何人かいらっしゃいますが、
現在のところ腫瘍が消えたとか、小さくなったというような効果は今のところ確認されていません。
ただ、海外では「それ」を治療に用いて末期がん患者80名を治癒させた医師がいるそうです。
今回私が紹介する方法は、この医師が提唱している方法を少しアレンジしたものになります。
決定的なエビデンスはないにしろ、間接的なエビデンスは無数にありますし、症例報告レベルではありますが、実際に末期がん(腎臓がん)患者が治った事例もあります。
飲み過ぎによる副作用の報告も殆どありません。
それもそのはず、元々人体で大量に作られているものだからです。
私も数ヶ月前から実践しており、「疲れにくくなった」などの効果を実感しています。
今まで飲んでいたサプリを一切止めて様子を見ていますが、今のところ変わらず良い恩恵を受けています。
さて、ここまでもったいぶってすみませんでしたが、「それ」というのはクエン酸と重曹のことです。
クエン酸や重曹に関する記事については、まだブログで言及したことはありません。
ただ、上記でも紹介したメモのほうには簡単にまとめてあります。
【クエン酸と重曹の可能性について】
いずれ、新たに記事を書く予定なので、
興味がある方はご覧頂けたらと思います。
飲み方ですが、クエン酸を5g、重曹3gを水に溶かして飲みます。
それを1セットとし、1日計6セット飲みます。
(※1セットあたりの摂取量とセット回数は、今後変わる可能性があります。)
水の量はお好みで構いません。
暖かくても冷たくても構いません。
お好みでokです。
ただ、水の量が少ないとかなり酸っぱいです・・・。
喉の粘膜の弱い方は、粘膜を若干傷つける可能性があります。
慣れてくると喉の粘膜が鍛えられるのでなんともなくなりますが、
はじめのうちは水の量を多くして飲むか(500mlくらい)、
あるいはオブラートに包んで飲むと良いかと思います。
飲むタイミングですが、基本的にはいつ飲んでも結構です。
ただ、人体実験を繰り返した結果、一番効果のある飲み方は、
・朝の起床時に飲む(1セット目)
・朝食中に飲む(2セット目)
・朝食と昼食の食間に飲む(3セット目)
・昼食中に飲む(4セット目)
・昼食と夕食の食間に飲む(5セット目)
・夕食時に飲む(6セット目)
このタイミングで飲むと、最も効果が高いです。
(※飲むタイミングに関しても、随時更新される可能性があります。)
おそらく、「なぜこのタイミングで飲むと効果が高いのか?」「どのようにして効果を測るのか?」という疑問があるかと思います。
しかし、それを話すとちょー長くなるので、(汗)
別の記事で解説します。
上記に書いた重曹の摂取量を塩分換算すると、厚生労働省や世界保健機関(WHO)が定めている食塩摂取の推奨量をゆうに超えてしまいます。
私個人の意見としては問題ないと思っていますし、上記以上の摂取量を数ヶ月間、毎日摂取し続けていますが、リスクはあると思いますので、実践される場合は自己責任でお願い致します。
私のブログはガンの闘病記です。
で、意外とアクセスが多いので、読者に悪影響を与えないためにも、
書く内容を慎重に選んでいます。
今回紹介した「クエン酸や重曹のガンに対する有効性」については、科学的根拠は乏しいです。
その意味では、この2つの有効性を話題に上げることについては「慎重さに欠けている」と言えるでしょう。
しかし、それはただ単に「注目されていない」「研究された数が少ない」だけであり、
「効果がない」ということではありません。
コツコツとデータを蓄積していけば、
やがて「エビデンス」と呼ばれるほどの確たるものに育っていくのではないかと期待しています。
そして、そのような活動をしていくつもりです。
また、上記でも書かせて頂きましたように、私は「医療の価格破壊」を起こしたいと思っています。
クエン酸と重曹には、それが実現出来るポテンシャルがあります。
来たるべき「超・高齢社会」において、クエン酸や重曹は医療費削減の切り札となる可能性があると、現時点では思ってます。
病院や薬屋さんは儲からなくなるでしょうが、もっと安価で病気を治すことができれば、20年~30年後に訪れるであろう社会保障システムの崩壊を避けられるのではないでしょうか?
不可能に近い挑戦かもしれませんが、私はそれに挑戦します。
両親の死を無駄にはしたくないし、ガンやその他の生活習慣病に一矢報いたい。
私のなかでは、弔い合戦に近い活動なんです。
私は、私に関わった全てのがん患者を幸せにしたいと思っています。
私の活動によって読者の一人ひとりが幸せになってくれれば、
その分だけ父や母が浮かばれるような気がするんです。
なので、結局は自分(と両親)のためにやってるんですけれども、
最終的に皆さんが幸せになってくれれば、結果オーライなのかな、と考えています。