以下に当てはまる人がいればほとんど医原病です。
慢性の病気はクスリを飲み続けなければいけない、というのがすでにウソだからです。
① 薬を複数種飲んでいる
② 薬を数年以上にわたって飲んでいる
③ 薬を飲んでからむしろ悪くなっている
④ 社会的な事情から起こった症状に薬を飲んでいる
⑤ 病院にかかってから病気が悪化しているといわれる
ではどうするのかという方法論は、まずなによりもやってほしいのは現代医学のウソを見抜く目です。
これは現代においてはいろいろ調べればいくつも出てきます。そして自分で調べられるようになるということが重要です。しかし病気になってしまうとそれだけだとうまくいきにくいのです。
そこではじめて方法論が問われます。目と自分でやることを飛ばして方法論にいってもうまくいきません。
①修養
少なくとも現在の精神科にかかっている人のうち、九割はこういう修養とか鍛えることが「もしできれば」良くなるでしょう。
現代において厳しいことを勧める人間とは、患者さんの苦しみとやらを理解しない人でなしであるそうです。
②マラソンなどの運動
いろんな意味で効果があると思います。要するに体つくりですが、日本人全体が精神的な病前状態であり、かつそれを克服するために、自分たち自身で取り組もうとしている表れでもあると思います。
③太極拳やヨガ
もう少し軽いものだと太極拳やヨガなどがあり、これは心療内科の教科書に載っているくらいです。呼吸法なども腹式呼吸が基本で、丹田を重視するよう教えられるので、病前治療としても多いに役立つはずと思います。
腹式呼吸は症状をよくする上での基本中の基本です。こういうことをやっている人は、どこが痛いとかどこが凝るなどとも言わないし、痛くてもそれが自然であることを理解できるのです。そんな訴えで病院に来るような人間にならないのです。
④食事の改善
社会毒を避け自分の食性を知り、感謝して食べること、手作りで食べること、おいしく食べること、残さず食べること、身土不二で食べること、季節のものを食べることなどを重視します。
⑤断食
断食も一定の効果があります。効果がある理由として、腸内細菌叢を一掃するからとか、糖質中毒から逃れるからとか、精神的や修行になるとか、ほかにもいろんな学説がありますが、経験者によると一つの壁を超える感覚があるそうです。
これも乗り越える経験を身につけたからこそ、種々の症状に対処することができるのかもしれません。
⑥教育
教育というのは最大の修行です。幼少期で勝負が決まっているといっても過言ではありません。
難しい患者さんの親をみていてわかることは、おとなしくて手がかからない子どもにコミュニケーションの訓練などを教えた経歴がほとんどありません。患者が親の育て方が悪いと恨む理由の筆頭ともいえます。
⑦トラウマやコンプレックスを直視する
トラウマや傷つき体験やコンプレックスを感じるのは、生きる上で必要不可欠です。
良識派とかいわれる医者や多くの心理士も、これらはいけないこと、排除すべきものという人が多いです。これが一番のウソであり、その結果が今の世の中、今の医療の現状ではないかと私は思います。
教育現場でも会社などでもこういうことをさせるのがいけない、という認識が浸透していますが、そのおかしさを今の人間は感じないのです。
改善するのは自分自身でしかありません。
*NPO法人 薬害研究センター 理事長、Tokyo DD Clinic 院長、NPO法人 薬害研究センター 理事長