① 「食べる順番ダイエット」には、野菜など食物繊維を多く含むものから食べる『ベジファースト』と、糖質を含むものを食事の最後にする『カーボラスト』の二つの考え方がある。
② 「食べ順」を意識することで「血糖値」を上がりにくくなることで「血糖値の変動幅」が小さくなり「酸化ストレス」を減少させることが期待できる。「酸化ストレス」は「細胞の老化」「細胞のがん化」「認知機能の低下」につながるからだ。
③ 「野菜」が先か「肉・魚」が先かは意見が分かれるとこところだが、先に野菜を食べすぎると、特に「少食の女性」では、肝心の肉や魚を食べる段になって「お腹がいっぱい」になってしまうこともある。
そのような方は「肉や魚」を先に食べ「野菜」も糖質の少ないものから順に食べ、最後に糖質の多い「主食」を食べる方がいいだろう。
これによって「追加インスリン分泌」を抑えながら「血糖値」の上昇も抑制できることになる。
④ しかし「追加インスリン分泌」は「糖質+たんぱく質」で考えなければならない。
「低糖質」であっても「高たんぱく質」では、いくら「食べる順」を考えても「高インスリン状態」になってしまうことがあるからだ。
⑤ また「非筋肉質」の「インスリン分泌能低下型」では「一食40g以下といえども、短時間ではこの量の糖質を処理できない」という「体質」があるので「ゆっくりよく噛みながら時間をかけて食べる習慣」も必要なことと考える。