はじめに 医者が病気を治せないのは、医療のあり方が間違っているからだ!
病気の根本原因がストレスにあることを理解できれば、病気を治せる唯一の存在は自分自身であることがわかる。
そもそも、人間は自分で病気を治せるようにできていて、その治ろうとする力を最大限に高めていくのが、「自分で治す」という気持ちなのである。
それが、神が人間に与えた病気の治し方であり、治ろうとする力のもとで医者が関与できるのは、ほんの五%程度のお手伝いにすぎないと、私は考えている。
病気が治らないのは、医療のあり方が間違っているからであり、その間違いは西洋医学が「免疫力」という、治そうとする力の存在を忘れ、臓器の異常にこだわり続けたことによって生まれている。
対症療法薬の乱用が病気を慢性化させ、難病を生み出す元凶となっている病人をふやしているという事実。
私が尊敬する医学者の一人・斉藤章先生(故人・元東北大学医学部講師)は、「すべての研究は正しい認識においては無限の可能性が予約されるが、誤った認識においてはすぐに壁に突き当たり、一歩の前進も許されない」という名言を残されている。現代の西洋医学が、「原因不明」と言い訳しながら人々を薬漬けにし、不要な病気を次々に生み出してきたのも、まさしく誤った認識の上に成り立っているからである。
そのうえ、患者さんを見ようともさわろうともせず、パソコン画面に映し出される検査結果だけで診断が下されている現状を見れば、西洋医学はとうの昔にその歩みを止めているどころか、もはや「病気を治す」という医療の目的さえも見失っているといわざるを得ないだろう。
それでも臓器別医療の限界を認められない西洋医学は、とうとう医療の枠を超え、臓器移植という神の領域へと足を踏み入れた。
神の領域を超えてしまった以上、西洋医学にさらなる発展が望めるはずはない。
しかし、医学が自らその認識の誤りを認められず、よって方向転換もできない状況にあったとしても、患者さん自身がその誤った医療から自立することはできる。
そして、誤った医療から自立し、自分自身の力で病気を治した患者さんをふやしていくことが、「治せない医療」から「治せる医療」への転換を推し進める近道になると信じて、私は本書を書き下ろした。
くり返すが、人間はだれもが治ろうとする力を持ち、病気になるのはストレスを引き金に、その治ろうとする力が妨げられた結果である。
だからこそ病気は自分で治せるし、最終的には自分で治していくしかないのである。
(以上本文より)
福田先生は、自律神経免疫療法を確立されアトピー・膠原病・ガンなどの難病の治療を行ってこられました。
本書では、薬や抗がん剤治療など現代医療の問題について述べられており、自律神経と免疫の関係について、自律神経免疫療法について解説されています。
最期に治る人と治らない人について書かれており、劇的に回復していくのは「病気を治す」という気持ちが強い人たちで、心身両面の養生に積極的に励んでいるタイプの方々。
一方、甘えがあり、自律できておらず、自分では何の努力もしようとせず、人任せで依存心の強い人は免疫力もなかなか上がらず、治りにくいと述べておられます。
結局、病気が治るかどうかは、ご本人の本気次第ということになると思います。
そして、医者ができるのは、福田先生もおっしゃっているようにほんのわずかなサポートでしかありません。
病気治しとは、自分との闘いであり、どんな方法を選んでも楽な道はないように思います。
それでも、病気が治る過程では、かけがえのない大きな気づきや意識の変革があり、病気が治った先には、人生までもが変わっていることでしょう。
これまで数え切れないほどの、マインドパワー(ハンドヒーリング)による多岐にわたる疾患の改善治癒症例をご紹介してきました。
がん、難病、神経疾患、心の病、発達障害、アレルギー性疾患、糖尿病、リウマチ・膠原病、整形外科疾患、不妊症…。
なぜ、全ての病気に同じ治療法が効くのかと言えば、マインドパワーが肉体だけでなく、病気の根幹である心・魂に作用するからにほかなりません。
そして、私も思います。
人間は治るようにできている!!