メラトニンの抗酸化作用                     吉冨 信長


夜なかなか寝付けれない人や朝の目覚めが悪い人はメラトニン不足かもしれません。

メラトニンは、脳の松果体から分泌され、睡眠の質を高めてくれるホルモンです。

 

「睡眠ホルモン」とよく呼ばれていますが、正確に言えばそうではありません。

深部体温を適正に下げたり、血圧を下げたり、自律神経を副交感神経優位に保ってくれたりするため、夜眠るときに熟睡を促すホルモンではありますが、睡眠を直接誘発するものではありません。

 

さて、メラトニンの原料はセロトニンです。

セロトニンはご存じのとおり精神を安定にするホルモンであり、セロトニンの原料はトリプトファンというアミノ酸(の一種)です。

よって、メラトニンはトリプトファンからつくられます。

この間の代謝では、ビタミンB6を中心にビタミンB1、ナイアシン、葉酸、ビタミンCが必要になり、ミネラルではマグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などです。

 

ところが、こうした栄養面だけでなく、日中に太陽光をどれだけ浴びたかでメラトニンの生成量が影響します。

栄養状態が良くても、太陽光を曝露せず、屋内でずっと過ごす人は、概してメラトニン生成量が少ないという結果になったそうです。

(ちなみにメラトニンは夜間につくられます)

 

特に、早朝の日の出から朝8時台の太陽光が望ましいとされています。

私がまわった世界各地の伝統社会では、確かに、狩猟採集民も牧畜民も農耕民族も早朝から数時間仕事をして、あとは夕方まで休憩するというパターンが多かったです。

 

メラトニンは非常に古いホルモンで、30億年以上前に進化した単細胞生物から藻類、そして植物、動物、ほぼすべての生命が保持しています。もともとは活性酸素を消去する抗酸化物質として活躍していました。というよりは、基本的な性質は抗酸化作用であり、進化の過程でホルモンの働きも担うようになったというのが最近の風潮になっています。

 

メラトニンの抗酸化力は、(少なく見積もっても)「ビタミンEの2倍」、「グルタチオンの5倍」もあることがわかっています。

これだけの威力を発揮する理由に、メラトニンは、水にも油にも溶ける性質があるからです。

つまり、水溶性でもあり脂溶性でもあるのです。

さらに、血液脳関門でも血液精巣関門でも胎盤でも容易に通り抜けるため、脳の神経細胞を多くの障害から守ってくれます。

 

メラトニンで最近注目されていことのは、抗がん作用です。

これについては後日詳しくまとめますが、乳がん、子宮頸がん、前立腺がん、肺がんなどに特に効果的であるという報告があります。

 

ビタミンCはたいていは重要な抗酸化を発揮しますが、デメリットとして遊離した三価鉄(Fe3+)に遭遇した場合に、二価鉄に還元するため、これが過酸化水素と反応すると、いわゆるフェントン反応を起こしてしまい、最強のフリーラジカルであるヒドロキシラジカルを発生させる最悪の立役者となってしまうことです。

(もちろん、ビタミンCに罪はなく、遊離鉄が多いことが問題です)

 

ビタミンEにしても、フリーラジカルを安定させても、自身が酸化型になってしまうため、グルタチオンが周囲に無いと、結果フリーラジカルとして働いてしまいますし、SOD酵素も大量に存在してしまうと、結果大量の過酸化水素を生成してしまう(その後、遊離鉄に出くわし水酸基をつくってしまう、水酸基はフリーラジカルの中でも破壊的)という皮肉がおとずれてしまいます。

 

しかし、メラトニンには、仮に大量摂取(または大量分泌)しても、こうした水酸基や過酸化水素を副産物としてつくりだすことはありません。

メラトニンはホルモンの性質もあることから、細胞核の部分で非常に濃度が高いです。DNAを活性酸素の攻撃から防御していると言われています。

メラトニンは他にも免疫系に大きく作用し、脳や心臓に多くの効果をもたらします。

ホルモンの正常なコントロール、不整脈、血圧やコレステロールの正常化にも効果的です。

高齢になると、メラトニン分泌はどうしても落ちますので、意識して原料となる栄養を補うか、日本では販売されていませんがメラトニンのサプリメント(輸入品)を摂取するのもいいでしょう。

 

メラトニンは、生涯をかけて私たちの強い味方となります。ぜひ意識しましょう。

メラトニンとメラニン、名前が似ていますが、全く異なるものです。

そもそもメラトニンの名前の由来ですが、メラニンは皮膚を濃くするもの、一方メラトニンは皮膚を白っぽくするもの、つまりメラニンという色素をつくる作用を緩和するところから「メラ」、セロトニンからつくられるということから「トニン」という言葉を合わせ、「メラトニン」となりました。

 

よく誤解されるのですが、メラトニンはタンパク質ではありません。

しかし、多くのお医者さんがタンパク質と思っているため、タンパク質は血液に溶けにくいからという理由で、メラトニンを推奨せず、医薬品の睡眠薬をすすめてきます。

しかし、メラトニンはタンパク質ではありません。

そのため、容易に血液に溶け、全身に届き、ほんの微量で効果を発揮します。

 

(補足3)総じて成人にはいいのですが、子どもにはメラトニンのサプリメントを与えるべきではありません。

なぜなら、子どもはメラトニン分泌量が多く、思春期になるとそれが急に低下し始めます。

というよりは、メラトニンが下がらないと、性的な成熟はしません。

実際に、メラトニン分泌量が多い子どものグループは、第二次性徴を迎えれません。メラトニンレベルが高すぎると、繁殖が抑えられるからです。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

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