身体はマグネシウムをいつも欲している               吉冨 信長


地球が誕生してから、始めて生命が生まれたのは海の中です。海の中で誕生した生命は、海水に溶け込んでいるマグネシウムを利用することで、体の代謝を維持する仕組みを構築してきました。

 

実はマグネシウムは海の中ではカルシウム以上に多い元素です。海の中にいた生命は、細胞の内外のバランスを上手に保つのにマグネシウムが必要でした。この生命は進化とともにやがて陸に上がりますが、このマグネシウムを利用して陸上でエネルギー産生を行うようになりました。つまり、数十億年以上前に海生まれの私たちの祖先が、陸でうまく生活するためには、海の中で使用していたマグネシウムがそのまま陸上でも必要だったのです。

 

陸上での生活を選んだ私たち哺乳類は、海藻や魚貝類のほか、植物の種実からもマグネシウムをとるようになります。

 

長寿研究や先住民族の健康調査において、「よく海産物を食べるところほど長寿であり健康である」というデータが多いのもご存じでしょう。実際に、マグネシウムが多く含まれる食品は、ダントツ海藻類であり、次に小魚・貝類です。また、白米ではなく雑穀類を摂取する地域、大豆食品(できれば発酵もの)を多く摂取する地域に長寿が多いのも、やはりマグネシウムが多く含まれるからかもしれません。

 

しかし、現代はどうでしょう。たとえば白米のように穀物は精製されマグネシウム含有量は落ち、海藻類や魚貝類を食べない人が多くなりました。ミネラルを含んだ自然塩は稀となり、多くが精製塩です。さらに、精製糖質の過剰摂取にるマグネシウム欠乏、重金属曝露によるマグネシウム吸収効率の低下、土壌疲弊による野菜のマグネシウム含有量低下など、マグネシウム不足は深刻化しています。

 

マグネシウム不足は多くの慢性疾患の原因となります。にもかかわらず、(医者でさえ)それがマグネシウム不足とはわからず、医薬品で対処療法をする始末となり、根治に至らず、悪循環が生まれます。

 

私たちの体はマグネシウムを常に欲しています。生命の素であるマグネシウムを上手に摂取していきたいものです。

 



マグネシウム                          みんな健康


私たちの体は、エネルギーを生み出し、タンパク質と脂肪を合成するほか、筋肉の活動や神経系を調整するために、マグネシウムを必要としています。そんなに大切な栄養素であるにも関わらず、人口の75%の人たちが、マグネシウム欠乏症にかかっているって、ご存知でしたか。

 

マグネシウム欠乏症は、まちがった食生活(インスタント食品や加工食品の取り過ぎ・緑の葉野菜の不足など)や、化学肥料の使い過ぎで土壌がやせていることなどが原因であると考えられています。

 

どうしてマグネシウムが必要なの?

マグネシウムは、体内の何百種類もの酵素、特にエネルギーの伝達・貯蔵・利用に関わっている酵素が正しく機能するために必要不可欠です。マグネシウムを必要とする体の機能とは:

 

細胞分裂と成長に体が必要とするタンパク質の合成  

脳細胞が情報伝達に使っている電気信号

血圧の安定化・血管緊張・神経細胞と血流との間の電気インパルスの伝達  

筋機能 

健康な骨の形成。マグネシウムはカルシウムとビタミンDと同じくらい大切です。

心の安定に関係する神経伝達物質セロトニンの分泌促進。マグネシウム欠乏症は、重度のうつ病を引き起こす可能性があります。

マグネシウム欠乏症の人の生活は、ガス欠の車を運転しようとするのに似ています。

 

カルシウムとマグネシウムの関係って?

マグネシウムは、私たちの食生活の中で、カルシウムよりも不足しがちです。強いヘルシーな骨のためには両方が必要なのにも関わらず、私たちはカルシウムを摂ることにばかり気をくばっているのではないでしょうか。

 

カルシウムが体の役に立つためには、マグネシウムを必要とすることを理解している人はほとんどいません。たとえばカルシウムの摂り過ぎは、マグネシウムの吸収を妨げて、健康に悪い影響を与えかねないのです。

 

マグネシウムは、細胞のカルシウム吸収を調整する機能がありますから、この二つのミネラルは互に助け合って健康を守っているのです。もし細胞内でマグネシウムが不足しているのにカルシウムが過剰な場合、筋痙攣や偏頭痛・不安感などを引き起こす可能性があります。

 

さらに、マグネシウムは、カルシウムが血液に溶けるのを助け、腎臓結石の生成を防ぎます。骨粗しょう症予防のためにカルシウムだけを摂って、マグネシウムを摂らなければ、腎臓結石になる可能性がありますから、注意が必要です!

 

マグネシウム欠乏症にかかりやすいのはなぜ?

先ほども触れましたが、私たちの日常の食生活は、十分なマグネシウムを提供してくれません。これはどうしてでしょう?

 

加工食品

加工食品は、製造過程において、マグネシウムをはじめとするさまざまな栄養素を大幅に失います。たとえば、小麦粉が精製されるとき、天然のマグネシウム含有量の90%が失われてしまいます。

 

同じことが、糖蜜から白砂糖をつくるときにも起こります。なんと98%のマグネシウムが失われてしまうのです。さらに、野菜をゆでたり凍らせたりすることでも、マグネシウム含有量が減少します。

 

アスパルテーム(人工甘味料)やグルタミン酸ナトリウム(MSG)といった食品添加物やアルコール飲料は、体が蓄えているマグネシウムの量を激減させます。

 

消化不良と制酸薬の使用

加工食品を中心とした食生活をつづけている人は、消化不良に悩んでいる可能性が高くなります。このため、胃酸を中和する市販の制酸薬をのんでいる人が大勢います。これが、マグネシウムの吸収を妨げるのです。

 

農作物の栽培法

前述のように、私たちの食品の大部分は、マグネシウムやその他の天然のミネラルが欠乏した土壌で育っています。食品の中に自然に含まれているべきマグネシウムが不足しているのです。

 

医薬品

利尿剤・避妊薬・インスリン・コーチゾンや、ある種の抗生物質は、体がマグネシウムを失う原因となります。

 

マグネシウム欠乏症の影響って?

以下に挙げる症状は、マグネシウム欠乏症と直接関係がある病気や健康障害の合併症の一部です。これらの症状は、マグネシウムの摂取量を増やすことで改善することが可能です。

 

不安感・パニック障害

マグネシウムは、ストレスホルモンの分泌と脳機能を正常に保つために役立ちます。

 

うつ病

医療専門家たちは、第二次世界大戦後のうつ病の発症率上昇は、土壌中のマグネシウムのレベルが減少したことと関連があると考えています。

 

ぜんそく

マグネシウムは、肺の気管支筋を弛緩させます。

 

便秘

マグネシウムは、腸のぜん動運動を調整する手助けをします。実際、マグネシア乳は、緩下剤として利用されています。

 

糖尿病

マグネシウムは、インスリンが細胞にグルコース(ブドウ糖)を運ぶ手助けをします。マグネシウムの助けがなければ、グルコースが組織内にたまってしまい、血糖によるストレスや損傷を引き起こしてしまいます。

 

心臓病

マグネシウム欠乏症は、心臓病のある人たちによく見られます。マグネシウムは心臓発作や不整脈の治療に効果的です。

 

高血圧

先にも触れましたが、マグネシウムは血管収縮および血圧を調整します。

 

不眠症

マグネシウムは、睡眠−覚醒サイクルをコントロールするホルモンであるメラトニンの生成を調整します。

 

神経系の問題

前述のように、マグネシウム欠乏症は、筋けいれん・偏頭痛のほか、疝痛(さしこみ)さえも引き起こす可能性があります。

 

骨粗しょう症

マグネシウムが不足すると、体はカルシウムを効率良く利用することができないため、骨粗しょう症を引き起こす可能性があります。

 

マグネシウムが豊富な食品ってなに?

マグネシウム欠乏症を防ぐため、マグネシウムを豊富に含む食品を積極的に毎日の食生活に取り入れたいもの。ここに挙げる食品は、以下の量のマグネシウムを提供してくれます(食品100グラム中の含有量):

 

アーモンド:270 mg 

調理した豆類:37 mg  

ピーナッツ:175 mg 

緑色のキャベツ:57 mg  

小麦胚芽:336 mg

昆布:760 mg  

紅藻類:220 mg  

糖蜜:258 mg  

キビ:162 mg  

小麦ふすま:490 mg  

豆腐:111 mg

 

サプリとして摂るためには?

マグネシウムのサプリメントを摂る場合は、どれだけのカルシウムを摂取しているかを考慮に入れる必要があります。カルシウムとマグネシウムの比率は、2:1が理想的であると言われています。つまり、正しいバランスを保つためには、カルシウム摂取量の1/2の量のマグネシウムを摂らなければならないのです。

 

けれども、大部分の人は、マグネシウムの10倍ものカルシウムを摂っているのが現状です。私たちは毎日800〜1400 mgのカルシウムが必要です。ですから、たとえばあなたが1000 mgのカルシウムを摂っているなら、少なくとも500 mgのマグネシウムを摂る必要があるでしょう。

 

マグネシウムのサプリメントには、さまざまなタイプがあります。たとえば、マグネシウムが豊富なエプソム塩のお風呂に入れば、マグネシウムをお肌から吸収することができます。

 

また、少量のマグネシウムを含むカプセルを1日に2回のむこともできます。カルシウムとのバランスを考えて、摂取量を調整しましょう。

 

マグネシウムを摂り過ぎると下痢をしますから、1度に摂るよりも、2度に分けた方がよいでしょう。

 

マグネシウムの過剰摂取は、高マグネシウム血症を引き起こす可能性があります。人それぞれ体質もちがいますから、サプリメントは必ず医師の指導のもとで摂るようにしましょう!

 



マグネシウム                        Dr.マーコーラ


マグネシウムは、心臓や骨のためのミネラルと主としてみなされることが多いですが、それは必ずしも正しくありません。

これまでに研究者たちは、ヒトのタンパク質についてマグネシウム結合部位を3,751か所も見つけています。

このことは、マグネシウムのヒトの健康や病気における役割がとても過小評価されていることを示しているのです。

 

マグネシウムはまた、体内にある300以上もの酵素中にも発見されており、血糖値を調節するのを助ける酵素も含まれています。

これは、マグネシウムが糖尿病を食い止める一つの機能です。この発見を支持する科学的根拠が多数示されています。

 

マグネシウムは、糖尿病リスクを軽減する可能性があります

幾つかの重要な研究は、マグネシウムが代謝機能を効果的に保つ役割を示しています。

特に、インスリン感受性、グルコース調節、2型糖尿病からの保護に関するものです。

マグネシウムの摂取量が多いほど、グルコースとインスリンの代謝障害リスクが減少し、中年層における糖尿病前症から糖尿病への進行を遅らせることを示しています。

研究者は、次のように述べています。

「マグネシウムの摂取は、糖尿病のリスクが高い場合、糖尿病の進行リスクを遅らせる点で特にメリットがある。」

 

マグネシウムは、インスリン抵抗性に効果的です

インスリン抵抗性に対してマグネシウムが持つ効果がマグネシウムの利点の一部となっています。

ある研究で、インスリン抵抗性を持つ体重過剰の被験者が、毎日365mgのマグネシウムまたはプラセボを摂取しました。

6か月後、マグネシウムを摂取したグループは、対照グループに比べて、血糖値のより速い低下とインスリン抵抗性の低下を示しました。

 

インスリン抵抗性は、身体がインスリンを正しく使用できないときに発生し、血糖値を過剰に高くします。

インスリン抵抗性は、2型糖尿病の前駆体であると同時に、多くの慢性疾患のリスク因子でもあります。

 

マグネシウムがグルコースやインスリン・ホメオスタシスを制御するメカニズムは、マグネシウム・ホメオスタシスを司る二つの遺伝子に関係しているようです。

マグネシウムはまた、多くの細胞機能において「オン」または「オフ」のスイッチとして働く、酵素であるチロシン・キナーゼを活性化するのに必要とされ、さらに、インスリン受容体の適切な機能にも必要とされます。

 

インスリン抵抗性を持つ人々はまた、尿でのマグネシウムの排出が増えることを経験しますが、それがさらにマグネシウムレベルを低下させることになります。

このようなマグネシウムの損失は、尿中グルコースの増加に続発するようであり、尿量を増やします。

 

従って、マグネシウムの摂取が不十分だと、低マグネシウムレベル、インスリンとグルコースレベルの上昇、マグネシウムの過剰な排出という悪循環が加速するように見えます。

言い換えれば、体内のマグネシウムが少ないほど、「それをなんとか保つ」ことができ難くなるようなのです。

 

マグネシウムだけが 糖尿病の予防に大切なわけではありません

マグネシウムは、体内のあらゆる器官が使うミネラルです。

特に、心臓、筋肉、腎臓です。原因不明の疲労や脱力感、心拍リズムの異常、あるいは筋肉のけいれんや目のけいれんに苦しむ場合、マグネシウムのレベル低下が原因かもしれません。

さらに、マグネシウムは、次のような機能に不可欠です。

 ・筋肉や神経の活性化

 ・アデノシン3リン酸(ATP)を活性化することによる体内エネルギーの増加

 ・タンパク質、炭水化物、脂質の消化を助ける

 ・RNAやDNAの合成の基礎として機能する

 ・セロトニンのような神経伝達物質の前駆体としての作用

 

Dean博士は、15年以上もマグネシウムについて研究し、いろいろな発表をしています。

彼女の最新の著書マグネシウムの奇跡は、2014年に出版されましたが、それによって、マグネシウム欠乏が引き起こすか原因となる約22の医療分野について知ることができます。

それらはすべて科学的に実証されています。例えば次のような分野です。

 ・不安とパニック発作

 ・喘息

 ・血栓

 ・腸疾患

 ・ぼうこう炎

 ・うつ病

 ・解毒

 ・糖尿病

 ・疲労

 ・心臓疾患

 ・高血圧症

 ・低血糖

 ・不眠症

 ・腎疾患

 ・肝疾患

 ・偏頭痛

 ・筋骨格症状(線維筋痛、けいれん、慢性的な背痛など)

 ・神経の問題

 ・産科および婦人科(PMS、不妊症、子癇前症)

 ・骨粗しょう症 レイノー症候群

 ・虫歯

 

低マグネシウムレベルと関連する5つの因子

 ・炭酸飲料やカフェインの過剰な摂取

 ・閉経

 ・加齢

 (高齢者ほどマグネシウム欠乏になりやすい。なぜなら、加齢により吸収が減少し、吸収を阻害する可能性がある薬を飲んでいる可能性が

  高まるから)

 ・利尿薬、特定の抗生物質(ゲンタマイシンやトブラマイシンなど)、コルチコステロイド(プレドニゾンまたはデルタゾン)、

  制酸薬、インスリンなどの特定の医薬品

 ・身体が持つマグネシウムを吸収する能力を損なう不健全な消化器系(クローン病、リーキーガット(腸管壁浸漏)など)

 

十分なマグネシウムを食事だけから摂取するのは可能でしょうか

海草、ほうれん草やスイスチャードのような緑葉野菜は、マグネシウムの優れたマグネシウム源となります。また、豆類、ナッツ、カボチャやヒマワリ、ゴマのような種子なども同様です。

アボカドもマグネシウムを含んでいます。 

 

野菜ジュースは、食事でそれらを十分に取るための素晴らしいオプションです。

それでも、今日栽培されている食物は、マグネシウムやその他のミネラルが不足しています。

従って、十分なマグネシウムを取ることは、マグネシウムを多く含む食品を食べるという単純な問題ではあり。

 

グリホサートのような除草剤もまた、キレート剤として作用し、今日栽培されているとても多くの食品中のミネラルの摂取および利用を効果的に阻止します。

その結果、真にマグネシウムが豊富な食品を見つけるのがとても難しい可能性があります。

調理や加工がさらにマグネシウムを奪い取ります。

サプリメントを選択する場合は、マグネシウムサプリメントが多種多様なことに注意してください。

なぜなら、マグネシウムは他の物質と結合しなければならないからです。

100%マグネシウムというサプリメントはありません。

 

特定の化合物に使用される物質が、マグネシウムの吸収および生体利用効率に影響を及ぼす可能性があるので、それぞれ健康上の利点がわずかに異なったり、目的がずれたりします。

次に示す表は、いろいろな形態の違いの幾つかをまとめたものです。

スレオニン酸マグネシウムは最良の供給源の1つで、ミトコンドリアを含む細胞膜に浸透して、エネルギーレベルを高めるように思われます。

それはさらに、血液脳関門を貫通し、認知症を治療、予防し、記憶を改善するという素晴らしい機能を発揮するように思われます。

 

サプリメントを取る以外でマグネシウム状態を改善する方法は、エプソム塩浴または足浴を定期的にすることがあります。

エプソム塩は、マグネシウム塩で、皮膚から体内に吸収されます。

マグネシウム油も、局所的使用や吸収に使用できます。

どのようなサプリメントを選ぼうとも、ステアリン酸マグネシウムを含むものは必ず避けてください。

よく使われていますが、潜在的に危険な添加物だからです。

 

マグネシウム・グリシネートは、吸収および生体利用率の最高レベルを提供する傾向があるマグネシウムのキレート化形であり、不足を修正しようとしている人にとって理想的とよく考えられています。

酸化マグネシウムは、キレート化していないマグネシウムで、有機酸や脂肪酸にけつごうしています。60%のマグネシウム含有量があり、大便を柔らかくする特性があります。

塩化マグネシウムまたはマグネシウム乳酸は、12%しかマグネシウムを含みませんが、5倍の含有量がある酸化マグネシウムなど他のマグネシウム形よりも吸収に優れています。

硫酸マグネシウムまたは水酸化マグネシウム(マグネシアミルク)は、下剤としてよく使われます。過剰摂取が容易なことに注意して、指示通りに服用すること。

炭酸マグネシウムは、制酸剤特性を持ち、45%のマグネシウムを含みます。

マグネシウムタウリンは、マグネシウムとタウリンの組合せを含むアミノ酸です。この組合せにより、身体と心を落ち着かせる効果があります。

クエン酸マグネシウムは、クエン酸と組合せたもので、下剤としての特性があり、その面では他より優れています。

マグネシウムトレオンは、新しいタイプのマグネシウムサプリメントで、主としてミトコンドリア膜を通過する優れた能力があるため有望であり、市場では最良のマグネシウムサプリメントかもしれません。

マグネシウムは、最適な健康のために正しいバランスが必要です

 

マグネシウムを摂取するときは必ず、カルシウム、ビタミンD3、ビタミンK2も考慮に入れる必要があります。

なぜなら、これらはすべて互いに相乗的に作用するからです。

マグネシウムでバランスを取らずに過剰のカルシウムを摂取すると、心臓発作や突然死につながることがあります。

カルシウムを取りすぎて、十分なマグネシウムを取らないと、筋肉がけいれんし、それが特に心臓に影響を与える傾向があります。

 

「つまり、マグネシウムが関係する筋肉や神経機能が悪影響を受けるのです。

十分なマグネシウムを取らないと、筋肉がけいれんします。カルシウムが筋肉を収縮させるからです。

バランスを保つと、筋肉はその機能を発揮します。筋肉は弛緩したり、収縮したりして、所定の活動をします。」とDean博士は説明しています。

 

カルシウムとマグネシウムをバランスさせるときに、ビタミンK2やDとのバランスの必要性も考慮すべきです。

これらの4つの栄養素は、互いに助け合いながら複雑なダンスを共に演じるのです。

これらの栄養素のバランスが崩れることは、カルシウムサプリメントが心臓発作や脳卒中のリスクの増加を連想させたり、ビタミンDの毒性を経験する人々がいたりすることを説明しています。

 

2型の糖尿病リスクを下げる別の方法

加工食品、砂糖、特にフルクトース、のあらゆる形態、あらゆる穀物すべてを新鮮な食品で置き換えてください。

過去50年間、従来の糖尿病治療の失敗の主な理由は、欠陥のある食事の勧めにまさに関係しています。フルクトース、穀物、その他の糖を形成するでんぷん質炭水化物は、身体の悪いインスリン反応の大きな原因であり、あらゆる糖や穀物は、たとえ全粒のとか有機のと称される「健康に良い」穀物でも、大幅に削減する必要があります。

インスリン/レプチン抵抗性、糖尿病、高血圧、心臓病、または太りすぎの場合は、インスリン/レプチン抵抗性が解消されるまで、フルクトース摂取合計量を15g /日に制限することをお勧めします。

 

加工食品は、あらゆるthe 主原因の源です。例えば、フルクトース・コーンシロップやその他の糖分、加工穀物を含むものが含まれます。

また、トランス脂酸、人口甘味料、その他の合成添加物も代謝機能不全を悪化させます。

フルクトース以外では、トランス脂肪(飽和脂肪ではない)が、インスリン受容体に妨害して、糖尿病のリスクを高めます。

健康に良い飽和脂肪はそういうことはしません。

糖分と穀物を減らす場合、食事から多くのエネルギー分(炭水化物)を削減していることになるので、それを別のもので代替する必要があります。理想的代替品は次の通りです。

 

高品質のタンパク質、低〜中程度の量。かなりの量のタンパク質を肉類、魚、卵、乳製品、豆類、ナッツから取ることができます。

動物性タンパク質を選ぶときには、遺伝子組み換え飼料や農薬による健康上の問題を避けるため、有機栽培した牧草を与えた、または、牧草地で飼育された肉類、卵、乳製品を選ぶようにしてください。

できるだけ高品質の健康に良い脂肪(飽和かつ一価不飽和脂肪)。

最適な健康のために、たいていの人は毎日、カロリーの50-85パーセント以上を健康に良い脂肪の形で取る必要があります。

良好な供給源としては、ココナッツ、ココナッツミルク、アボガド、バター、ナッツ、動物性脂肪があります。

(高カロリーの脂肪は、量としては少ないことを銘記してください。

 従って、自分のお皿を見たときに、一番大きい部分が野菜となるでしょう。)

定期的かつ集中的な運動研究によれば、体重減を伴わない運動でも、インスリン感受性を高めることが分かっています。

高強度のインターバルトレーニング(HIIT)は、私の勧めるピークフィットネス・プログラムの中心的な要素ですが、それは、わずか4週間でインスリン感受性を24%も改善しました。

オメガ3対オメガ6の割合の改善今日の西洋式食事には、とてもたくさんの加工食品と損傷したオメガ6脂肪が含まれていて、オメガ3脂肪があまりにも少ないものとなっています。

オメガ6脂肪の主な供給源は、トウモロコシ、大豆、キャノーラ、ベニバナ、ピーナッツ、ヒマワリ油である(そのうちの最初の2つは、遺伝子操作の対象になってもいて、問題を複雑にしています)。

オメガ6とオメガ3の最適な割合は、1:1です。しかし、現在の割合は、20:1と50:1の間(オメガ6が多い)に悪化しています。

この偏った割合は健康に深刻な悪影響を与えています。

これを改善するには、植物油の摂取量を減らします(つまり、植物油を使って調理しないことと、加工食品を避けることを意味します)。

そして、クリルオイルなどの動物性オメガ3の摂取量を増やします。

 

年間を通じてビタミンDの最適レベルを維持するビタミンDが糖尿病にとても効果があるという考えを証拠が強く支持しています。

ビタミンDレベルを最適にする理想的な方法は、常に日光を浴びること、または、高品質の日焼けベッドを使うことです。

最終手段として、経口補充を考えます。

定期的にビタミンDを摂取するのですが、ただし、ビタミンDの血中濃度を50-70ng/mlの健康に良い範囲に収めるように確認しながら摂取すべきです。

毎晩高品質で十分な睡眠をする不十分な睡眠は、ストレスと血糖値を上げ、インスリンやレプチン抵抗性を高め、体重を増やします。

健康に良い体重を維持するこれまで提案したように食生活やライフスタイルの変更をすれば、インスリンやレプチン感受性を大幅に改善し、やがて健康的な体重が得られます。

理想的体重を決定することは、いろいろな要因によります。

例えば、体格、年齢、一般的な活動レベル、遺伝的要素などです。

一般的なガイドラインとしてヒップからウエストまでの寸法インデックスチャートが有益かもしれません。

これは、体重の問題があるかどうかを調べるうえで、BMIよりずっと優れています。なぜなら、BMIは、筋肉の強さと、腹腔内脂肪量(内臓の周囲に蓄積する危険な内臓脂肪)の両方を考慮しないからです。

後者は、レプチン感受性とそれに関連する健康問題の強力な指標なのです。

断続的な断食の実行。

慎重に食事と運動のガイドラインに従っているのに、体重や全体的な健康にまだ十分な進歩を遂げていない場合、私は断続的断食を強く推薦します。これは、食料品店や食料品にアクセスすることが常にはできなかった先祖の食生活を効果的に真似るものです。

腸の健康を最適化する。

腸は生きているエコシステムで、良いバクテリアや悪いバクテリアで満ちています。

複数の研究により、太った人々と痩せた人々では異なる腸内バクテリアを持っていることが分かっています。

良いバクテリアを多く持てば、免疫系が強くなり、身体の全体的機能が改善します。幸いなことに、町内フローラを最適化することは比較的容易です。

 

発酵食品(納豆、生の有機チーズ、味噌、培養野菜など)を定期的に食べることで、良いバクテリアを再度身に付けることができます。

  

 



マグネシウム                                                              幸せの扉


マグネシウムが不足すると大変なことに!  不整脈などの呼吸の病の原因に! 

 

マグネシウムが不足すると様々な体調不良を引き起こします。

今年「虚血性心不全」で突如として亡くなられたタレントの前田健さん(松浦亜弥さんのモノマネで一躍人気)が生前かなり長期間にわたって不整脈に悩まされていたことが明らかになっています。

今現在は不整脈とは無縁の生活を送られているような方であっても、食の欧米化が進んだことによって、いつその身が危険にさらされるか知れません。 

 

事実不整脈に苦しむ人が増えています。そうした症状を改善するのがマグネシウムです。マグネシウムはカルシウムに並んで重要な栄養素なのですが、女性が特に不足していますので、是非とも覚えておいてください。

残念ながら現代人の体にはミネラルが不足しています。それもそのはず、毎日の食事には塩分が余りにも多すぎるため、必然的にナトリウムだけを過剰摂取することとなります。 

一方でカルシウムやマグネシウムといったミネラルが不足しているため、体に様々な弊害をもたらします。特にマグネシウムは多様な効果をもたらすだけに欠かすことができません。 

 

マグネシウムはサッカーでいう所の司令塔のような働きがあり、例えば細胞に異常な成分が含まれると、それらを強制的に排出したりすることで、細胞を適正な状態に戻します。 

また、酵素の効果を高めてくれる働きもありますので、どんなに酵素ドリンクや酵素サプリを摂取しても、肝心のマグネシウムが不足していたら、酵素の効果は激減します! 

基本的にマグネシウムが不足すると常にイライラします!。つまり マグネシウムが十分体内に満ち足りた状態であれば、精神的に安定した状態を保つことが容易にできます! 

 

そして、マグネシウムには筋肉や血管の収縮を抑える働きもあるので、筋肉痛にも効きます。マグネシウムが体内に満ち足りていれば、自然と筋肉が緊張状態から解き放たれます。 

マグネシウムは血液の流れを正常化し、血圧を調整する機能もありますので、高血圧など、幅広い成人病の予防や改善にききます。また不整脈を正常化する働きもあります。

 

マグネシウムが不足していたころというのは、心臓が圧迫感をを良く感じ、階段を上る程度の運動で息切れしましたが、マグネシウムを摂取するようになってからは全く正常です。

 



マグネシウムとカルシウム                 トンプソン 真理子


マグネシウムは体内の数多くの栄養を活性化しますが、特にカルシウムと非常に重要な関係を持ちます。

その働きは、相互依存というか持ちつ持たれつの関係であるために、最近では「双子のミネラル」と呼ばれたりもします。

カルシウムが吸収されるためには、マグネシウムとのバランスが取られていなければなりません。

 

カルシウムは今日非常に多くの食品に添加されてどこにでも見つけることが出来ますが、マグネシウムはそうではありません。

この点からしても、体はほぼ常に「バランスが取れていない」状態にあります。

マグネシウムは体から半日毎に消耗されていきますが、カルシウムは体内に蓄積していきます。

カルシウムは、マグネシウムとのバランスを欠いていると、体が正しくそれを活用出来ないため、痛みを伴う症状【動脈硬化や狭窄、胆石、腎臓結石、関節や筋肉の石灰化(リウマチなど)、内臓内のカルシウムの蓄積、筋肉の痛みや攣り、精神の緊張やイライラ】を引き起こすのです。

何でもたくさんありすぎるのは良くありませんが、体内から排出できない過剰なカルシウムは、さまざまな健康問題への主な原因となっている、とする研究がどんどん増えつつあります。

 

ですから、マグネシウムの入っていないカルシウムサプリメントを摂ることは「絶対に」お勧めしませんし、その割合は最低でも1:1であるべきです。 

この比率が、カルシウムが多くなり、マグネシウムが少なくなるにつれて、体はどんどん不健康になります。

 

正しいカルシウムとマグネシウムのバランスは

ほとんどのカル・マグサプリメントは大抵、カルシウム:マグネシウムが2:1の比率で入っています。

カルシウムは骨の健康で大変有名ですが、カルシウムを消化・吸収するビタミンDを活性化するのは実はマグネシウムなのです。

その証拠に、アメリカ人は世界でカルシウムをもっとも摂っていますが、同時に最も骨が脆い国民です。(カルシウム:マグネシウムの割合が6:1!)

 

[双子のミネラルの仕事:(全く正反対!)]

カルシウム

 ・筋肉や神経を緊張させたり興奮させる

 ・強い骨をつくる

 ・便秘にさせる

 ・血液の粘度を高くする

 ・体内に常に蓄積する

 

マグネシウム

 ・筋肉や神経をリラックスさせて落ち着かせる

 ・カルシウムを吸収するビタミンDを活性化させる

 ・便を緩くする

 ・血液を薄める

 ・体内から常に消耗される

 

これらの二つのミネラル間のバランスをとることは、体内ではデリケートな綱渡りのようなもので、すべて摂取量(食べ物、飲み物、薬)と行動(運動、ストレス要因)にかかってきます。

骨ではカルシウム:マグネシウムが2:1であるのに対し、心臓や脳、筋肉では1:2のカルシウム:マグネシウムが見つかっています。

 

サプリメントとなると、タブレットでのミネラルは体に吸収されるのはごくわずかです。研究では、タブレットで摂ったどのミネラルも10%以下しか、体に吸収されていないということでした。

カルシウムが今日数多くの食品に添加されている理由の一つが、この、サプリメントで摂るミネラルの吸収率の悪さなのです。

カルシウム:マグネシウムの理想的なバランスは、1:1です。しかしマグネシウム欠乏の症状がすでに出ている人、食事で乳製品や動物性たんぱく質を多くとっている人、絶え間ないストレスにさらされている人は、1:2のカルシウム:マグネシウムさえ必要です。

 

栄養は複雑な問題ですが、ここに体のバランスをとるカギとなる数を書いておきます(数字は各食品に含まれる比率):

 ・乳製品: カルシウム10に対してマグネシウム1

 ・動物性たんぱく質(肉):カルシウム5に対してマグネシウム1

 ・ほとんどの加工食品はカルシウム強化がされているが、マグネシウムはほとんどないかゼロである

その上、葉物野菜や未精製のナッツ、種などは疲弊した土壌のせいでマグネシウムレベルが下がっていっているため、食事だけにこだわらず時にはサプリメントで補うことも必要。

 

● 健康な細胞は高いマグネシウム値と低いカルシウム値を持つ。

● カルシウムとマグネシウムは体内で反対の性質がある。

   一般的に、体の構造がこわばって柔軟でないほど、より少ないカルシウムとより多いマグネシウムが必要となる。

● カルシウムは筋肉を緊張させ、マグネシウムは筋肉をリラックスさせる。

● 細胞の外側は、細胞の内側よりも10000倍のカルシウムがある。

   だから、細胞膜がちゃんと機能していなかったり、ATPの生産が低いと、細胞は正しい成長や代謝が維持できなくなる。

   細胞がうまく機能しないと、内側のカルシウム値が上がる。(人が死ぬときは大体このような状態になる)

● 細胞のエネルギーの30%ぐらいが、カルシウムを細胞の外にかい出すことに使われる。

● 土や水のマグネシウム値が低くカルシウム値の高い国々は、心臓病罹患率が一番高い。(オーストラリアが一位) 

   それに対して、心臓病の少ない日本ではマグネシウムの一日摂取量が560mgにもなる。

● カルシウムとマグネシウムの比率は、細胞膜と血液―脳関門に不可欠である。

● 体内にマグネシウムが十分にないと、カルシウムは体内の各組織に蓄積し、様々な問題を引き起こしていく。

   リウマチ、心臓病、ガン、皮膚の皺、腎臓結石、骨粗しょう症、歯の問題、骨棘、白内障など

● 適切な用量のマグネシウムを摂れば、カルシウム不足は解消される。

 



マグネシウム欠乏症                         みんな健康


マグネシウム欠乏症は、マグネシウムが血液検査で検出されにくいため、発見が難しい病気です。血液中のマグネシウム含量は、全体の1%に過ぎません。また、大半の医者は、マグネシウム検査を血液検査項目に含めることもあまりないため、私たちがマグネシウム欠乏症なのかどうか、発見することが難しいのです。

 

アメリカ合衆国のような先進工業国では、ほとんどの人がマグネシウムが不足していると言われていますが、それを知っている人はごくわずかです。大切なのは、マグネシウム欠乏症がその他の様々な病気の引き金になる、ということでしょう。

 

マグネシウム欠乏症:知っておくべきこと

マグネシウムは、水、酸素、そして基礎的な栄養素につづいて、人間の体に含まれるもっとも重要なミネラルの一つです。体の発育には必要不可欠で、カルシウム、ナトリウム、カリウムに強く関係しています。マグネシウムは、これらの三つのミネラルのバランスを保つ役割を果たすのです。

 

マグネシウム欠乏症の最も代表的な症状が、喉の渇き、そして毎日大量に水分を取ることです。これは、食事からの栄養が十分に吸収されず、体がそれを水分補給の欲求として表すことから起こります。

 

マグネシウム欠乏症は、睡眠サイクルを不規則にしたり、ストレスレを感じやすくしたり、運動能力を低下させたりします。これは、何より生活の質に大きく影響する問題です。初期の症状はわずかな変化なのでほとんど発見されません。そこから、脚のけいれん、足の痛み、そして運動していないのに筋肉が痛むといった、よりデリケートなレベルへと移行します。症状がさらに悪化すると、しびれやひきつけ、ヒリヒリとした痛みなどが体に現れ、ひどい場合には、冠動脈攣縮、人格の変化や心拍異常を引き起こすことがあります。

 

マグネシウム欠乏症は、あらゆる臓器に影響しますが、特に筋肉に強く影響します。痛みや緊張、けいれんやひきつけが良く起きるのはそのためです。顎関節の異常、頭痛、また胸部圧迫のため深い呼吸ができなくなる、といった症状が起こることもあります。

 

また、筋肉収縮を起こすことから、便秘、月経けいれん、排尿時のけいれん、食べ物を飲み込みにくい、喉の異物感、光恐怖症、鼻が異常に敏感になる、神経系への影響、不眠症、不安感、パニック障害、活発性過度、広場恐怖症、多発性筋炎、ヒリヒリとした痛み、しびれ、感情の起伏といった症状を引き起こします。

 

心臓血管系では、不整脈、動悸、胸の痛み(狭心症)、動脈のけいれん、高血圧、僧帽弁逸脱症がマグネシウム欠乏症により引き起こされます。

 

なぜマグネシウムが大切なのか

人間の体は、ありとあらゆる機能にマグネシウムを必要とします。細胞はマグネシウムのおかげで生きることができるのです。酵素が機能するのに必須で、たんぱく質、糖質、脂肪を合成します。エネルギーの生成にも必要不可欠です。つまり、マグネシウムの不足は体のシステムすべてに影響するのです。マグネシウムを多く含んだ水を飲むと、これを予防することができます。

 

また、興味深いのは、マグネシウムの不足が糖尿病を引き起こす可能性がある、ということです。マグネシウム欠乏症の患者は、血糖のトラブルを引き起こしやすいという研究があがっています。

 

どうやってマグネシウムを毎日の食事にとりいれるか

マグネシウム摂取量の推奨値は、男性が300㎎、女性が280㎎です。妊娠中の女性は350㎎摂取する必要があります。マグネシウムは、主に種実類(アーモンド、カシューナッツ、クルミなど)や、豆類に含まれています。

 

・朝食:低脂肪乳を使った紅茶と、全粒粉パンのトーストを2枚

 

・午前半ば:ナッツ類10個もしくはアーモンド10個

 

・昼食:生のほうれん草1カップ、ツナ(ナチュラルのもの)120mgと玄米ご飯1カップ。デザートに、クルミを砕いて乗せたカスタードプディング(ライト)

 

・おやつ:低脂肪乳とコーンフレーク、りんご1個

 

・夕方:ライスクッキーもしくはオートミールクッキー2枚、レーズン(片手でつかめる程度の量)

 

・夕食:鳥胸肉とチャードプディング、トマトときゅうりのサラダ、デザートに1/2カップのイチゴ

 



マグネシウム                           吉冨 信長


現代人の3大ミネラル不足といえばは、鉄、亜鉛、そしてマグネシウムです。

マグネシウムは海藻類に多く含まれ、他にも大豆、雑穀、お茶などの植物性食品に多く含まれるミネラルです。卵やお肉などにはあまり含まれず、動物性の中で多く含まれるのはしらすなどの小魚や貝類などです。

 

マグネシウムの働きとしてあげられるのは、まずエネルギー産生です。エネルギーを作り出す過程において必要な酵素の多くに、このマグネシウムが必須となります。

次に血圧の調整です。マグネシウム量が生体内で少なくなると、ナトリウムとカリウムの正常なバランスが保持できず、高血圧になる可能性があります。

 

生体はマグネシウム不足の中で、過剰なナトリウムを安定させるために今度は血中のカルシウムを細胞の中に取り込もうとします。これでイオンバランスを保とうとしますが、カルシウムが細胞に入ってくれば血管が収縮し血圧が上がり、さらにLDLコレステロールが細胞の中にたまるようになります。こうして高LDLコレステロール血症をも伏せ持ってしまうのです。

 

マグネシウム不足は他にもインスリン抵抗性による2型糖尿病の発症、低HDLコレステロール血症、などもさまざまな研究や疫学調査で関係性を指摘されています。

さらに、慢性的なマグネシウム不足の場合、不整脈を起こしてしまい、最終的には心疾患のリスクも考えられます。私が気になっているのは、海外の疫学調査において、アトキンスダイエットなどの糖質オフ食を厳格にしている人に心疾患や脳梗塞の発症リスクが高いという発表です。

 

これは糖質オフ食が関係しているというよりも、マグネシウムを多く含んだ植物性食品の摂取量の少なさに相関関係があるのではと推測しています。もちろん他にも要因はあるでしょう。

 

日本人については、大麦や雑穀そして玄米を食べる機会よりも、圧倒的に白米を食べる機会の方が多くなったことや、欧米食が増えたことによって、マグネシウムを摂取する機会が減ったり、排泄量が増えたりということは非常に気になります。

マグネシウムというミネラルはストレスや甘いものの食べ過ぎなどで実に消費・排泄されやすいため、やはり普段の食事に取り入れる意識をした方がいいかもしれません。

 

基本はサプリではなく食事から摂取することが大切です。なぜなら水溶性の状態の方がより吸収効率がよいからです。私の場合はマグネシウムが50mg(/500ml)以上は入ったミネラルウォーター、海藻入りの味噌汁や、ナッツなどで普段とっています。そして、血液検査をすることがあればマグネシウムが正常な範囲内にあるか確認してみるのもいいと思われます(あくまで指標ですが) 。

 


浜御塩の海水にがり 170ml
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沖縄のミネラル海塩 ぬちまーす 250g
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宮城県産 有機JAS(無農薬)玄米 たきたて 3kg 平成27年産 天日乾燥米  EM自然農法米
宮城県産 有機JAS(無農薬)玄米 たきたて 3kg 平成27年産 天日乾燥米 EM自然農法米



マグネシウムの効果と血圧                 Dr. Mercola


3人に1人の人が高血圧と言われています。高血圧を放っておくと心臓病や脳卒中のリスクが高くなります。非常に多くの人に関係する深刻な問題です。症状が全くない場合も多いため非常に危険です。

高血圧と診断された人の85%が、生活習慣を整えれば血圧を正常に戻すことが可能です。そのためにマグネシウム不足を解消するのも方法の一つです。

 

マグネシウムのサプリメントを使うなら、マグネシウムはカルシウムと補い合う関係にあることを知っておいてください。両方一緒に使う必要があります。通常、マグネシウムとカルシウムの割合は2:1がよいと言われています。どなたにも該当する割合です。

上記の研究では、高血圧の人がマグネシウムを12週間服用したところ、収縮期/拡張期ともに血圧が低下しています。

さらに、マグネシウムには他にも健康によい効果があることもわかっています。マグネシウムは体内に4番目に多く含まれるミネラルで、体内に存在する350以上の酵素の機能に関わっています。

 

 ・ATP(アデノシン三リン酸)の産生

 ・身体のエネルギーとなる分子

 ・心筋の活動

 ・骨や歯の正常な形成

 ・血管の拡張

 ・正常な腸の機能を促進

 ・血糖値のコントロール

 

心臓にとってマグネシウムは特に重要です。1930年代からずっと、心臓病にはマグネシウムが処方されます。

大規模な臨床実験7件のレビューでは、心臓発作を起こした患者にマグネシウムを静脈した場合、死亡率が半減したことがわかっています。

LIMIT-2と呼ばれる臨床実験では、心臓発作の初期段階でなるだけ早く、他の薬剤より先にマグネシウムを投与するというプロトコルが試されました。このプロトコルに従った結果、心筋の損傷が大幅に減少し、高血圧や不整脈(心拍の異常)に発展する症例はありませんでした。

 

マグネシウムは心臓に次のような効果をもたらします。

 ・血管を拡張させる

 ・心筋や血管壁のけいれんを防ぐ

 ・けいれんを促すカルシウムの働きを抑制する

 ・血栓を溶解する

 ・損傷箇所を最小限にとどめ不整脈を防ぐ

 ・損傷箇所に発生するフリーラジカルに対し抗酸化作用を示す

 

マグネシウム不足のサイン

大変重要なミネラルなのですが、人口の80%でマグネシウム不足が見られると、自然療法医でThe Miracle of Magnesiumの著者であるCarolyn Dean医師は述べています。

これまでに、体組織内のマグネシウムの量を正確に測定する検査方法は見つかっていません。体内に存在するマグネシウムのうち、血中に存在するのはわずか1%であるため、血液サンプルからマグネシウム濃度を計測しても、あまり有用ではありません。

 

人口の80%の人がマグネシウム不足であることを考えると、マグネシウム不足の症状の有無を確認せず、血液検査のみでマグネシウム量の確認を行う医師は診断を誤るはずです。

このことからも、マグネシウム不足で起こる初期症状に気を付ける必要があります。

 ・食欲不振

 ・めまい、吐き気

 ・疲労、倦怠感

 

マグネシウム不足が進行していくと、次のような症状に発展することがあります。

 ・しびれ感、チクチク感

 ・筋肉の収縮とけいれん

 ・発作

 ・人格変化

 ・不整脈

 ・冠動脈攣縮

 

マグネシウム不足が疑われる場合は、有機結合したマグネシウムを摂るのが一番です。オーガニックの青野菜、葉物野菜に多く含まれています。マグネシウムを豊富に含む食品は他にもあります。

 ・アボカド</