血管が若返れば身体も肌も若返る!
日本ではブルーチーズと言われていますが、実はいろいろな種類があり、青カビチーズという呼び方が正式なようです。
特徴的なのは、やはりチーズ全体に広がる青い「カビ」ですよね。
今青カビチーズが注目されているのにはちゃんとした理由があるのです。
チーズ、特にブルーチーズを食べることが、欧州で最も長寿であるフランス人の健康の秘密である可能性が最近の研究で明らかになりました。
そのため、いろいろな種類があるチーズの中でも、特ににこの青カビチーズ(ブルーチーズ)に実はすごい効果があると、今世界中で研究され注目が集まっています。
ブルーチーズのすごい健康効果
・がん細胞の抑制効果
・抗酸化作用
・ビタミンAを安定させて細胞を活性化させる効果
・動脈硬化の予防効果
など、すぐには信じられないですが、本当なら素敵な効果ばかり!
特に、青カビチーズ(ブルーチーズ)の中でもロックフォールというチーズには、特に高い健康効果が認められているようです。
ロックフォールとは、ゴルゴンゾーラ、スティルトンと並んで世界三大ブルーチーズの一つである、とても歴史が古く有名なチーズです。
ロックフォールの起源は古く、羊飼いが洞窟内に置いておいたチーズに青カビが付着したという伝説があるほど。
そして実際にこの洞窟は存在していて、この洞窟で熟成された青カビチーズしか、「ロックフォール」という名前を名乗れないから驚きです。
ロックフォールは、洞窟の中に存在する青カビの中でも、特に良質なものを選んで作られているので、かなりの手間隙がかかっているそう。
実はブルーチーズには多くの病気の原因と考えられている、全身性の炎症を抑える作用やコレステロール値を下げる作用があることが研究で明らかになってきたのです!
この研究をされたペトロフ氏はこのロックフォールなどの青カビチーズのすごい効果について、「ブルーチーズで発見された抗炎症物質は、抽出されて、心血管疾患の予防の医薬品やアンチエイジングクリームなどの美容製品に、単独でまたは一部として使用されるかもしれない」とも述べています!
少し話はそれますが、『フレンチ・パラドックス』ってきいたことありますか。
フランス人ってあんなにこってりしたフランス料理を食べて、ワインも沢山飲んで、脂肪分が多そうなチーズもいっぱい食べているのに、ヨーロッパ一の長寿の国。
この不思議な現象が「フレンチ・パラドックス」と言われています。
そして最近の研究によりチーズの摂取、特にブルーチーズの摂取が「フレンチパラドックス」の秘密ではないかと考えられるようになってきました!
これは、チーズを食べることにより、リポタンパク質代謝回転、コレステロール値などの血液中の脂質プロフィール、炎症状態への良い効果によって裏付けられたようです。
チーズが熟成する過程のチーズ中心部の複雑な酵素変換は、炎症を低減する物質の形成につながるそうです。
そして、ロックフォールチーズを含むブルーチーズは、ロックフォールチーズ用の青カビのペニシリウム・ロックフォルティと他の菌類によって生産される二次代謝物により、心臓血管の健康に有利に作用するようです。
この中でも、特に心血管疾患の予防に効果的なのが、アンドラスチンA-Dとロクェフォルチン。
過去の研究でも、アンドラスチン類を含んでいるブルーチーズは、人間の健康に様々な影響を及ぼすことが明らかになっているよう!
フレンチ・パラドックスにあやかって、今日からおつまみはブルーチーズで!
ゴルゴンゾーラDOP ピカンテ
ピカンテ(辛口)と言うだけあって、ピリッとくる刺激と塩気が強く感じられますが、しっかりとした青カビの風味、コクがありボディーが感じられます。
料理に使う場合、特にイタリアンを作るのであれば、こちらピカンテをオススメします。
ブルーチーズらしい風味の輪郭がはっきりとしてゴルゴンゾーラの魅力が存分に生かされるからです。
ピザやパスタ、グラタン、リゾット、ソースにドレッシングにと、まさにイタリアの台所を支えるブルーチーズをご賞味下さい。
もともとは名前の由来となった、イタリア北部ロンバルディア州ゴルゴンゾーラ村で作られていた村のチーズでした。
今では、需要にあわせミラノ近郊の町で大規模な工場生産がされるまでに成長し世界中の人を魅了しています。
ゴルゴンゾーラとして一般的に流通しているタイプはドルチェ(甘口)が多いのですが、オリジナルはこちらのピカンテのほうです。
また、ピカンテの生産は全体の1割程度まで落ち込みましたが、ここ数年、古典的なピカンテの人気が復活してきています。